介護美容師・福祉美容師を目指す人におすすめの講習と資格を紹介!|講習を受講する3つのメリットとは?

介護美容師や福祉美容師は、美容師免許を活かして、介護や福祉に関する仕事をする職業です。介護を必要とする高齢者の方や障害のある方などに、美容に関する施術をするために自宅や施設などを訪問します。

これからの時代に需要が高まると考えられている介護美容師や福祉美容師を目指す方は、少なくないでしょう。ここでは、介護美容師や福祉美容師を目指す方におすすめの講習と資格のことはもちろん、講習を受講する3つのメリットについてご紹介します。

介護美容師・福祉美容師を目指す人におすすめの講習と資格を紹介!

介護美容師や福祉美容師として活躍するためには、まず美容師免許が必要です。しかし、介護美容師に関しては、介護に関する資格が必ずしも必要というわけではありません。福祉美容師に関しては、福祉に関する資格を持っている美容師の方が福祉美容師と呼ばれているのです。ここでは、介護美容師や福祉美容師を目指す方におすすめの講座をご紹介します。

日本訪問福祉理美容協会|訪問福祉理美容師

日本訪問福祉理美容協会の訪問福祉理美容師は、国家資格である理容師や美容師の免許を持っている方が訪問理美容の仕事をするための資格です。訪問理美容師の資格を取得すると、介護を必要とする高齢者の方や、障害を持っていて車椅子で生活されている方など、美容室で施術を受けられない方のために、施設や自宅を訪問して美容に関する施術をおこなえます。

どんな講習を受けるの? 受講条件はある?

日本訪問福祉理美容協会の訪問福祉理美容師の講座の受講条件は、美容師または理容師の国家資格を取得していることです。厚生労働省の指定する美容師、理容師の養成施設を卒業した方、卒業見込みで美容師、理容師の国家試験の受験資格をえられる見込みの方も受講できます。

その講習内容としては、まず訪問施設でのマナーやコミュニケーション・福祉・介護・医療など、訪問美容の基礎知識について学ぶことになるのです。そして、高齢者のお客様に対する接客や施術の方法、道具の準備や取り扱いなどの訪問美容の準備について学びます。さらに、お客様の移動やベッド上でのカットやカラー、パーマの方法などについても学ぶという流れです。

大阪、兵庫、東京、仙台、横浜、札幌、名古屋など、全国各地の会場で開催されるので、日程や場所の詳細は、日本訪問福祉理美容協会のホームページでご確認ください。

出典元:日本訪問理美容推進協会
https://jvpa.club/
https://jvbwa.or.jp/qualification/

日本訪問理美容推進協会|ヘアメイクセラピスト(訪問福祉理美容師)

日本訪問理美容推進協会のヘアメイクセラピスト(訪問福祉理美容師)の養成講座は、医療従事者監修による講座です。訪問理美容に関する基礎的な技術や知識を、1日の講座で身につけられます。

受講後は訪問理美容師として働けるよう、メールやLINEで無料サポートするほか、有料で損害保険や材料仕入れのコストダウンといったサポートもしてくれるのが特徴です。

どんな講習を受けるの? 受講条件はある?

日本訪問理美容推進協会のヘアメイクセラピスト(訪問福祉理美容師)の講座を受けるための受講資格は、理容師または美容師免許を取得している方です。その講習内容は、介助知識や技術を取得するための内容ですが、まずテキストで事前学習をしたうえで、学科と実技の研修が1日でおこなわれます。

対象となるお客様の状態に合わせて訪問理美容をおこなうため、現場に合わせた道具の選定や寝たきりの方へのカット技術、ベッド上でのシャンプー技術などを身につけることが可能です。東京、兵庫、埼玉、静岡、沖縄、大阪、宮城、栃木、北海道など、全国各地で開催されるので、詳細は日本訪問理美容推進協会のホームページでご確認ください。

出典元:日本訪問理美容推進協会

NPO全国介護理美容福祉協会|「福祉理美容師」養成コース

NPO全国介護理美容福祉協会の「福祉理美容師」養成コースは、4日間の講座となります。講座を受講すると、理容師や美容師の免許を活かして、美容福祉をおこなえるようになり、福祉や介護に関する知識や技術を身につけることが可能です。

どんな講習を受けるの? 受講条件はある?

NPO全国介護理美容福祉協会の「福祉理美容師」養成コースは、受講条件は理容師または美容師の国家資格を取得している方が条件です。4日間の講習を受けることになりますが、A日程、B日程、C日程、D日程に分けられ、各自の都合に合わせてそれぞれ受けることができます。A、B、C、Dのいずれか1つの日程のみを受けられる体験コースありますが、この場合、資格取得の認定は受けられません。

4つのコースすべてを4日間受けた理容師や美容師の方のみ、「福祉美容師」「福祉理容師」の資格を取得できるものです。この講習では、寝たきりのお客様に対するシャンプーやカットなどの美容に関する施術の方法や訪問美容でおこなう体位変換、ベッドからの起き上がりなどの介助技術、訪問理美容に関する知識などについて学びます。

出典元:NPO全国介護理美容福祉協会

日本理美容福祉協会|福祉理美容士

日本理美容福祉協会の福祉理美容士の養成講座は、外出できない高齢者のお客様や障害をお持ちのお客様に対して、自宅や施設などに訪問して理美容の施術を安全におこなえる人材を育成するための講座です。

どんな講習を受けるの? 受講条件はある?

日本理美容福祉協会の福祉理美容士の受講条件は、理容師または美容師の国家資格を取得している方です。その講習内容は自宅学習にくわえて2日間の実技講習で、介助の基礎知識や訪問理美容技術のノウハウを身につけます。

講習を受講したあとは修了証が発行され、任意で福祉理美容士資格認定カード(有料)の発行も可能です。センターは、北海道、宮城、岩手、東京、神奈川、愛知、大阪、富山、福岡、熊本など、全国各地にあります。詳細は日本理美容福祉協会のホームページでご確認ください。

出典元:日本理美容福祉協会

ナゼおすすめなの? 講習を受講する3つのメリット

ヘアメイクセラピストや福祉理美容士などの講習を受講するのは、なぜおすすめなのでしょうか。講習を受講するメリットについて解説します。

1. サービス提供に必要な介護の知識や技術が学べる

講習を受講するメリットとしては、介護の知識や技術が学べることがあげられます。現場でおこなう具体的な介助方法の詳しい知識を身につけることが可能です。

車椅子や寝たきりのお客様への施術が学べる

車椅子のお客様や寝たきりのお客様に対して、寝たままシャンプーやカットをおこなえる方法、準備から仕上げまでのプロセスなどを学ぶことが可能です。美容師の仕事を、車椅子や寝たきりの美容室への来店が難しいお客様に対して、施術がおこなえます。

2. 高齢者や障碍のあるお客様とのコミュニケーションを学べる

高齢者のお客様や障碍(しょうがい)をお持ちのお客様との、コミュニケーション技術を身につけられるため、接客する際にどのような配慮が必要なのか学べるのです。

配慮が必要な状態や部位を把握できる

高齢者のお客様や障碍をお持ちのお客様に対して、配慮が必要な状態や部位について、適切に把握できるようになります。このことは、介護美容師や福祉美容師として働く際の大きなメリットです。

3. 仕事の幅が増やせる|スキルアップ・キャリアアップ

講習を受けて資格を取得することで仕事の幅が広がるので、将来的に仕事面でのスキルアップやキャリアアップにつながります。この資格は就職や転職にも役立ち、介護美容師や福祉美容師として独立・開業することも夢ではないでしょう。

美容師・理容師の活躍の場はサロン以外にも|自分に合った講習を選んで受講しよう!

今後は、高齢化社会がより進行すると考えられるので、介護美容師や福祉美容師の需要はますます高まってくるでしょう。美容師や理容師の活躍の場は、美容室などのサロン以外にもどんどん増えています。これらのことを考慮したうえで、自分に合った講習を選んで受講してみてくださいね。

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