ロードバイクで覚えた上手な時間と体の使い方『CIMACOPPI』

仕事も趣味も100パーセント全力投球というCIMACOPPI(チマコッピ)のオーナースタイリストの鈴木崇文(すずきたかふみ)さん。ずっとハマっているのはロードバイク(自転車)で、仕事に共通する部分も多々あるのだとか。彼が自転車から学んだ、“哲学”をうかがいました。

カフェにチョイ乗り程度がロードバイクにドハマりした理由

鈴木さん

――ロードバイクがご趣味とのことですが、何がきっかけだったんですか?
「元々は小径自転車に乗っていたんです。ママチャリで学校帰りに1時間くらいかけて吉祥寺まで行ったりするような地域で育ったもので。あるとき多摩川のサイクリングロードに行き、ヘルメットをかぶってすごいスピードで走る自転車がいて、あれを見た時に『自分がやりたいのはこっちだ』と直感しました。でもその頃はアシスタント時代で、ほかに買わなきゃいけないものとか勉強しなきゃいけないこともいっぱいあったの、でスタイリストになった記念でロードバイクを始めようと思い、思い切って購入しました」

――一番最初に自転車を買ったのはいつくらいのことですか?
「自転車の業界もいろいろ変わっていて、僕が買った頃は“職人が作った自転車が良し”とされていた時代だったので、作った人の魂が感じられる自転車がいいなと思って。僕が今目指してるのもやっぱり美容の職人でしたから。流行や業界の流れがある中で、オーダーメイドでかゆいところに手が届いて、お客さんときちんと向き合えるというのが昔から理想なのですが、その自転車がまさにそういう自転車だったんです。最初に自転車を買ったお店もそういうお店で、いろんなことを考えて頑張って作ってます、っていうブランドだったので、感銘を受けまして」

――本格的なロードバイクとなるとそれなりのお値段ですよね?
「全部で70万円以上だったんですけど、アシスタント時代からコツコツ月に1万円とか2万円とか貯金して、スタイリストになった時にようやく自転車を購入しました。それが10年前です。ここ最近は首をいためてしまって長時間乗れなくなってしまいまいたけど。もちろん仕事優先なので、無理をしてまで趣味に没頭しようとは思いません。だけどやっぱり乗りたいので(笑)、最近は体を作り直そうと、休みの日にスイミングに行って、2時間くらい泳ぎっぱなしです。まずは体を作って、来年くらいには新しい自転車を購入してテンションを上げたいなと思っています」

トレーニングは時間の感覚を養うのにも役立つ

自転車

――自転車から学ぶことも多かったですか?
「今日一日頑張ることが明日に繋がる、そういう気持ちを持てたのは自転車のおかげです。努力の結果、長時間走れるようになるとか、毎日少しずつでも有酸素運動を積み重ねることによって成績が伸びたりとか。結局、日頃の積み重ねが大事なんだということですね。実際、トレイルランニングとかトライアスロンをやってる先輩は僕とは比べものにならないくらい練習してますから」

――努力は裏切らない、と。
「ちゃんとトレーニングををやってる人は要領がいいですしね。自転車仲間には企業の社長さんが多いんですが、みなさん時間の使い方が上手です。実際、アスリートの人って時間を有効に使うのがうまい人が多いんです。僕はまだまだなんですけど、時間の使い方という意味では仕事にも役立っていると思います。自分の体力の限界もわかるようになるから仕事でもペース配分ができたりだとか、集中が切れないっていうのもあります。ツール・ド・フランスでマッサージをしていたプロから教えていただいたマッサージもヘッドスパで生かせているので、それも自転車から学んだことのひとつですね」

   

Salon Data

店内

CIMACOPPI(チマコッピ)

住所;東京都国分寺市南町2-4-7 渋谷ビル1F
TEL;042-325-9007
URL;http://cimacoppi.ciao.jp
店名の由来となった「チマコッピ」とは、イタリア一周レース「ジロ・デ・イタリア」で、その年最も高い標高の峠に捧げられる賞の名前。鈴木さんもより高みを目指してこの名前を付けたのでしょう。こんなところでも趣味が仕事に生きています。

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