収入よりも将来性を大切に。2度の転職でたどり着いた理想の働き方「sand S Ginza」阪田綸太郎さん

ショートカットを得意として、都内や横浜、大阪に店舗を展開するサロン「sand」。その銀座店「sand S Ginza」にて、現在スタイリストとして活躍するのが阪田綸太郎さんです。

阪田さんは、新卒で入社した銀座のサロンから、都内の業務委託サロン、現在の「sand」とこれまでに2回の転職を経験しています。1度目は収入面、2度目は将来性に不安を感じたことが理由と伺いました。

2度目の転職活動では、Instagramのハッシュタグ機能を使って自分が求める条件に合ったサロンを探したという阪田さん。1から技術を学びたいと考えていたため、技術力が高く、カリキュラムが充実している「sand」はぴったりだと感じて興味を持ったそうです。その後、サロン見学でスタッフのキラキラした雰囲気と手厚い対応に信頼を感じて、応募を決意したといいます。

今回、お話を伺ったのは…
「sand S Ginza」スタイリスト
阪田綸太郎さん

埼玉県出身。都内のサロン2店舗を経て、2021年「sand」に入社。技術を1から学び直したいという思いから、再びアシスタントとして働き始め、熱心にカリキュラムに取り組む。2度目のスタイリストデビュー後、似合わせカットを武器に多くのお客様の理想を叶えており、Instagramのフォロワーが1.6万人と人気。

インスタグラム:@rintaro1036

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収入が2倍近くになるも将来性を求めて再転職を決意!

2度目の転職をしたのは、将来目標を持ったときに実現しやすい環境に身を置きたかったからと話す阪田さん

――まず、阪田さんが美容師を目指そうと思った理由は何ですか?

クリエイティブな仕事に就きたかったからです。高校時代からバンドマンになるのが夢で進路も音楽の専門学校に入りたいと考えていましたが、親に「手に職をつけてほしい」と反対されてしまって。ただ自分がスーツを着て働いている姿が想像できなかったので、同じクリエイティブジャンルから仕事を探したんです。そして、自分がファッションやスタイルに興味があり、運が良ければバンドマンとも仕事ができるので美容師を目指そうと決めました。

――現在3社目ということですが、これまではどういったキャリアを積まれてきたのですか?

美容学校卒業後、銀座のサロンに就職しました。そこでアシスタントを経て、ジュニアスタイリストになり3年目のタイミングで、都内の業務委託サロン(会社が集客した客をスタイリストに振り分けて施術を行う)に転職しました。しかし、その環境が自分の肌に合わなかったため8ヶ月ほどで再び転職をして、「sand」に入社しています。

───最初の転職はどういった理由で決めたのでしょうか?

収入を上げたいと思ったからです。新卒入社からジュニアスタイリストになるまでの間で、労力と収入が釣り合っていないと思っていました。そこで、業務委託サロンであれば今よりも収入を上げられると聞いて、転職を考えるようになったんです。実際に転職してみたら収入も2倍近くになったので、そのときは満足していました。

───しかし8ヶ月ほどで再び転職されていますね。

はい。収入面は改善されたのですが、将来性がないと感じたんです。業務委託サロンは会社が集客したお客様を振り分けてもらって施術を行う仕組みなので、指示に従ってただ仕事をこなすような感じでした。他のスタイリストやお客様とのつながりがあまりないため将来、独立したいなど目標ができた際に実現が難しいと思い、転職を決めたんです。

技術を学び直したい。カリスマ美容師との出会いをきっかけに応募

「sand S Ginza」は銀座に店を構えており、リラックスを追求したアットホームな空間が特徴

――「sand」に転職を決めた理由は何ですか?

業務委託サロンで働いていた期間、美容師としての自信がなくなっていたので、またアシスタントとして1から技術を学びたいと考えていました。そこで、学び直すのであれば技術が高く、カリキュラムも充実しているサロンに就職したいと思い、探したところ「sand」がぴったりだと思い応募を決めたんです。また当時SNSでの人気もつけたいと考えていたので、SNSの運用やノウハウを身につけられることも「sand」を選んだ理由のひとつになっています。

――入社したいサロンのイメージが明確ですね。サロン探しはどのような方法で?

Instagramのハッシュタグ機能を使って探しました。「#ショート」「#ボブ」などと検索するとそのジャンルを打ち出しているサロン、スタイリストの投稿がたくさん出てきます。それらをひと通りみていくなかで「sand銀座」で働く小金丸さんという方に惹かれて、「sand」を詳しく調べ、サロン見学に行きました

───具体的に小金丸さんのどんなところに惹かれたのでしょうか。

まず技術力の高さですね。スタイルの投稿を見たときにクオリティに驚いてしまって。小金丸さんは現在マネージャーを務めているのですが、この方のいるサロンであれば高い技術を得られると思いました

もうひとつ魅力だったのが、自社以外の美容師とコミュニケーションをとっているところです。ある日、「sand」以外のサロンの方と連絡をとっているストーリーズを見かけて、サロン内にとどまらずさまざまな人とつながりを持っていることが分かりました。そのコミュニケーションのとり方が自分の理想だったんです。

───技術の高さやカリキュラムの充実度でいえば大手サロンが挙がりますが、そういった場所を選ばなかったのはなぜですか?

確かに充実しているとは思います。でも実際に大手サロンで働く友人に話を聞いてみると、組織が大きい分、目標に取り組む前にやることが多かったり、融通が利きにくかったりと難しい面もあるようです。僕はある程度自由度を持って仕事や目標に取り組みたかったので大手サロンではなく、発展途上で勢いのあった「sand」を選びました

信用できるかをサロン見学でチェック

サロン見学の際、立場の違う3人に質問ができたことが、信頼につながったと阪田さん

――実際にサロン見学をしてみて感じたことは何ですか。

入店してすぐ、たくさんのスタッフに笑顔で「こんにちは!」と挨拶されたんです。前サロンはスタッフが集団ではなく個人でお客様とやりとりしているような雰囲気があったので、サロンが一体となって接客しているキラキラした雰囲気が新鮮ですごく惹かれましたね。

あとは、質問に答えてくれるスタッフを、店長、スタイリスト、アシスタントと立場の違う3人を用意してくれたんです。一応募者である僕に手厚く対応する姿勢と、どの立場に聞いても心配がないとどっしりと構えている感じが信頼できると思いました。

――主にどんな質問をしましたか?

技術をアシスタントから学び直したいと考えての転職だったので、カリキュラムの内容やアシスタントの仕事については詳しく聞きました。何時に出社して、帰宅しているかなど、細かく丁寧に答えてくれたので、働くイメージを事前に把握できて安心しましたね。


阪田さんが転職で理想のサロンに出合うことができた3つのポイント

1.収入よりも将来性を求めて、転職を決めた

2.Instagramのハッシュタグ機能を使ってサロンを探した

3.サロン見学ではスタッフの雰囲気と応募者への対応をチェックした

後編では阪田さんが実際に受けた採用試験の様子や意識したことについて伺います。過去3度の就活を経験している阪田さん。はじめは採用試験のために入念な準備をしていたそうですが、時間をかけた分だけ緊張してしまい、上手く受け答えができないことに気づいてからは、自然体で受験するために準備は最低限に控えるようにしたといいます。後編もお楽しみに!

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Salon Data

sand S Ginza
住所:東京都中央区銀座2-11-5 陽光銀座セントラルビル3F
電話:03-6264-3311
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