副業でエステティシャンを考えている人へ｜メリット・デメリットや起こりうるトラブルと対策について解説！
副業でエステティシャンを考えているという人は多いでしょう。しかし、実際どんなメリットがあってデメリットがあるのかは気になるところです。
また、本業との兼ね合いでトラブルに発展することもあります。本記事では、副業でエステティシャンを考えている人に向けて、メリット・デメリットや起こりうるトラブルと対策について解説します。
エステティシャンとは？
エステティシャンと一言で言っても様々な仕事内容があります。例えば、フェイシャルエステティックやボディエステティック、脱毛などです。
また、男女ともに人気の高いリフレクソロジーもあります。いずれの施術を行うにあたっても、お客様に最適な施術を提案するためのカウンセリングが欠かせません。
さらに身体への施術のみならず、お客様の願望を実現することで幸福感を高めることができるため、心理的な施術も必要です。
エステティシャンのやりがいと魅力
エステティシャンは、お客様の理想を叶え、自分の手で満足させられることが魅力です。
エステの施術を受ける方は、美容についてお悩みを抱えている方が多いです。そのため、エステティシャンはお客様のコンプレックスやお悩みを聞き出し、お客様に寄り添って悩みを解決します。
自らの技術向上に伴い、お客様から感謝してもらえる機会が増えるので施術でお客様が綺麗になっていくことを間近で感じることができます。
このようにお客様のコンプレックスやお悩みを一緒に解決していくことはやりがいの1つでしょう。
エステティシャンとして副業で働く場合のメリット・デメリット
近年は副業を始める人が少なくありません。しかし、エステティシャンとして副業をすることにはメリットだけでなく、デメリットもあります。
ここでは、一般的な副業のメリット・デメリットに加え、エステティシャンならではのメリット・デメリットをご紹介します。メリットが大きくなる働き方ができるよう、全体像を把握しておきましょう。
副業でエステティシャンをするメリット
副業でエステティシャンをするメリットには、下記の3つがあります。
１．収入が増える
２．スキルが身につく
３．リスクが少ない
収入が増えるという観点では、働く時間が増えるため、本業に加えて収入が得られるのが副業でエステティシャンをするメリットです。エステティシャンの副業形態は、アルバイトと業務委託があり、時給制と歩合制という点に違いがあります。
スキルが身につくという点においては、実際にお客様に施術を行うことで技術を身に着けられるというメリットも。エステティシャンの仕事では、技術に関する情報が得られ自分自身のスキル向上を見込めます。さらに手に職をつけることが出来れば、いずれは独立することも可能です。
そして、出産や転職など、生活環境が変わる場合にもそのスキルを活用してキャリアを継続しやすくなります。
リスクが少ないという点においていえば、実際に働いてみることでお店の雰囲気や条件を実感しやすいのでエステティシャンがどんな業務なのかが理解できるメリットがあります。
副業でエステティシャンの仕事へ理解を深めることができれば、勤務先を変更することにも踏み切りやすくなります。このように自分自身の働き方の見直しをしたい時のリスクが少ないというメリットもあります。
副業でエステティシャンをするデメリット
副業でエステティシャンをすることには、デメリットもあります。主なデメリットは下記の3つです。
１．スケジュール管理が難しい
２．有休が取れない可能性がある
３．情報漏えいに注意
副業は勤務時間が増えるため、肉体的な疲労が溜まりやすいです。さらに、エステティシャンは施術のみならず、機器の点検から顧客管理、クレーム対応などの能力も求められます。しかし、本業に支障をきたしては本末転倒なのでスケジュール管理には余裕を持っておく必要があります
また、副業先では勤務時間が短いため、雇用保険の条件に達しず有休が取れないことも。くわえて同業や類似の業種で働く場合には、情報漏えいには注意をする必要があります。
もし企業やお客様の情報が漏れてしまった場合には社会人としての信頼を失うだけでなく、本業の会社にも迷惑をかけることになってしまうからです。
このように、副業でエステティシャンをすることにはメリットだけではなくデメリットもあります。
副業でエステティシャンをする際に起こりうるトラブル
本業先でも副業先でも円滑に業務を進め、出来る限りトラブルは避けたいものです。
ここからは副業でエステティシャンをする際に起こりうるトラブルについて説明します。知らず知らずのうちにトラブルに巻き込まれないよう、考えられるトラブルについて確認しておきましょう。
副業申請をせず就業規則に違反してしまう
副業が許可されている会社であっても、副業申請をすることが就業規則になっているケースが多いです。
そのような会社で勤務する場合、副業申請が必要と知らずに副業を始めてしまいトラブルを招くことが少なくありません。申請が必要にも関わらず会社に黙って副業を始めてしまうと、就業規則違反となります。最悪の場合には、懲戒処分を受けるリスクも生じます。
そうしたトラブルを未然に防ぐために、副業を始める前には本業で務めている会社の「副業に関する就業規則」の確認をして対応に漏れがないようにしておきましょう。
本業や副業で知りえた情報の漏えい
本業や副業で知りえた機密情報を別の業務で使用することは情報漏えいに当たってしまいます。副業で知りえた情報を本業で使用することも同様です。
情報漏えいは、本業先または副業先に損失や被害を与える危険性があるため、損害賠償を求められたり、最悪の場合、懲戒解雇・懲戒処分を受ける可能性があります。
そのため、仕事で知りえた情報は外部に漏らさないことを厳守し、本業先・副業先の情報の取り扱いに関する決まりについても確認しておくことが大切です。
本業と副業間の移動時に労災が発生した場合の責任の所在
事前確認を怠ると労災が発生した場合の責任の所在が不明になってしまうとトラブルを招きます。
本業と副業間の移動時に労災が発生した場合の責任の所在について副業を始める前に会社のルールを確認し、副業先への移動時の労災が起きた場合にはどうなるのかを明確にしておくことも大切です。
副業先から本業先への移動も同様なのでそれぞれの会社とルールの確認を行いましょう。
副業でエステティシャンとして働くポイント
副業でエステティシャンを始めるにあたって、押さえておくべきポイントがあります。
副業を始めるにあたっては、本業と副業の両立をしたいものです。そのためには事前の準備や確認が大切です。そこで、副業でエステティシャンとして働くポイントについてご紹介します。
労働時間やスケジュール管理などを徹底し無理のない範囲で行う
労働時間が長くなりすぎて過労になってしまい本業がおろそかになってしまうと本末転倒になってしまいます。そのため、労働時間やスケジュール管理を徹底することが大切です。
副業を始めると収入が増えますが勤務時間も増えます。さらにエステティシャンは体力勝負の仕事でもあるので身体的にも精神的にも負担がかかります。
特に副業を始めたての頃には慣れない仕事が多く、負担になりやすいでしょう。エステティシャンの副業で疲労が蓄積し、副業だけでなく本業にも影響が出てしまえば本末転倒。そうならないためにも、自分のスケジュールに無理がないような調整が求められます。
本業の就業規則で副業の業務内容や勤務条件が合うか確認する
本業で定められている就業規則を事前に確認し、認められている副業の業務内容や勤務条件を確認することが大切。
副業が認められている会社でも、副業の業務内容や勤務条件が定められていることが多いです。本業の就業規則に十分目を通し、希望するサロンの業務内容や勤務条件が合うかどうか確認しましょう。
さらに、事前に希望サロンの業務内容や勤務条件を十分に把握しておくことで、自分の希望と本当にマッチしているかどうかの確認にもなります。
会社へ副業の申請・申告をする
副業を許可している会社でも申請や申告が求められるケースも多いため、事前申告が必要かどうか確認したうえで必要に応じて申請・申告を行った方がよいです。
副業が認められている会社でも、就業規則の中で副業をする際には申請をするように記載されていることが多いです。そのような会社で申請をせずに副業をした場合は就業規則違反となるため、最悪の場合には懲戒処分になるケースもあります。
そのため事前に就業規則に目を通し、会社へ副業の申請・申告の有無の記載がないか確認しましょう。
副業でエステティシャンとして活躍し人生を楽しもう
お客様の喜びを間近で感じることができるエステティシャンはとても魅力的なお仕事です。そのエステティシャンを副業として行うことは、リスクが少なくスキルを身に着けることができることは大きな魅力です。
一方で、副業における就業規則等を知っておかないとトラブルを招く可能性もあります。必要なポイントを押さえて、副業でエステティシャンとして活躍し人生を楽しみましょう。
