まつエクのカールにはどんな物がある?まぶたやなりたいイメージ別におすすめのカールについても紹介
まつエク(まつ毛エクステンション)とは、自分のまつ毛に人工まつ毛を装着する施術のこと。施術するまつ毛のカールの種類や長さ、色や量などを組み合わせて理想の目元を作り出せます。
とくにカールは印象を大きく左右する要素です。ここでは、まつエクにおけるカールの種類、まぶたに合ったカールの選び方、カールを長持ちさせるコツなどをご紹介します。
まつ毛の印象を変えるまつエクのカールとは
イメージどおりのまつエクに仕上げるためには、まつ毛の長さ・太さ・本数などに注目しがちですが、カールも実は重要な項目です。同じ毛質や色、太さでも、カールによって目元の印象が大きく変わります。本数が少なくてもカールを変えてみると、ぱっちりしたイメージに仕上がることも。
カールはサロンやメーカーによって違いがあるうえに、種類も豊富です。そのためお客様のイメージに合うカールを選ぶのに迷うかもしれません。まずは代表的な4種類のカールについて知っておきましょう。
代表的なカールの種類
まつエクにおける代表的なカールの種類は次の4つです。
・Jカール
・Cカール
・SCカール
・Dカール
一般的に「J→C→SC→D」の順にカールが強くなりますが、実際にはメーカーやサロンによって差があるので注意しましょう。ここではそれぞれのカールの特徴について詳しく説明します。
Jカール
アルファベットの「J」のような形状で、毛先に向かって緩やかにカーブするカールです。同じ長さでも、ほかのカールよりまつ毛が長く見えるのが特徴です。
ビューラーを使わないすっぴんのような仕上がりで、ナチュラルメイクによく合います。うつむいたときにも美しく映えるまつエクに仕上げたいなら、Jカールで長めのまつエクにするのがおすすめです。
ほかのカールと比較すると華やかさには欠けますが、毛質や長さ、色を工夫することで、セクシーさやはかなさなど、さまざまな雰囲気をつくれます。
Cカール
アルファベットの「C」のように、全体的に丸くカーブしているカールです。軽くビューラーをあてたような仕上がりになり、年齢や顔立ちに関わらず似合います。
Cカールのくるりとカーブしたまつ毛は、可愛らしく華やかな目元をつくり、強すぎないシルエットに仕上がるため、どんなメイクにも合いやすいのがメリット。出勤時のシックなメイクや、お出かけ時の華やかなメイクはもちろん、ナチュラルメイクやすっぴんのときも違和感がありません。
SCカール
Cカールよりも強いカーブがかかり、ビューラーをしっかりと使ったようなカールです。なお、似たタイプに「CCカール」があり、メーカーやサロンによっては「SC=CC」、あるいはカールの強さで区別して「SC<CC」と位置づけている場合があります。
しっかりとカーブして、どの角度から見ても華やかな目元を強調するため、ブライダルやパーティ、イベントなど、特別な日のメイクに向いています。豪華な印象が強いので、ナチュラルメイクには少し違和感があるかもしれません。
Dカール
アルファベットの「D」のような半円を描き、力強く上を向いたカーブが特徴のカールです。SCカール以上に強い目元を印象づけ、つけまつ毛のようなボリュームを出すことできます。地まつ毛ごと上に押し上げるので、逆さまつ毛に悩んでいる方にもおすすめです。
一方で、接着面が少ないため取れやすく、向きが変わってしまうことがあり、取り扱いが難しいカールでもあります。お客様がDカールを希望したときは、注意点を伝えつつ、位置や長さなどをしっかり相談しましょう。
まぶたに合わせてカールを選ぼう
同じまつエクを施術しても、まぶたの種類によって見え方が変わってしまいます。目元の美しさを最大限に引き出すためには、まぶたの種類に合った本数やカールなどを見極めなければなりません。ここではそれぞれのまぶたの特徴と、おすすめのカールをご紹介します。
一重
一重の方は、まつ毛の根元が皮膚に埋もれて見えにくいという特徴があります。
そのためまつ毛の根本からではなく、先端がしっかりカールするカーブがおすすめ。まぶたが厚めな一重にはカールが緩やかなJカール、比較的薄めな一重にはCカールがよいでしょう。SCなどの強めなカールだと不自然に見えたり、まぶたにあたって不快に感じたりすることがあります。
また、同じカールでも、長さ、太さ、本数の組み合わせによって、キュートやクールなどイメージを変えることも可能です。
二重
二重の方はまぶたが薄くスッキリとしているため、どんなタイプのカールでも似合うでしょう。基本的にまつエクの毛先が二重の線にかかるくらいの長さやカールを選べば失敗がありません。
SCカールやDカールを選べば、目力を強調して華やかさを演出できます。ナチュラルな雰囲気を出したい場合は、緩やかなカーブのJカールやCカールがおすすめです。
奥二重
奥二重の方は、二重の部分はまぶたが薄くスッキリしているので、強いカールも似合います。
たとえば、ベースはCカールで、部分的にSCカールやDカール、Jカールなどを併用してアクセントをつけるようなまつエクがおすすめ。ビューラーでしっかり上げたような目元に仕上がります。
ただし、まぶたに厚い部分もあるため、カールが強すぎると皮膚にあたってしまうかもしれません。お客様のまぶたの厚さを考慮したうえで、カールの種類や長さを決めましょう。
印象別カールのデザイン
お客様が希望するまつエクの仕上がりイメージとして多いのが、「ナチュラル」「キュート」「セクシー」の3つです。イメージによって、使うカールの種類やつける場所が変わりますので、ここではそれぞれのイメージにおすすめなカールのデザインをご紹介します。
ナチュラル
自然な雰囲気で印象的な目元を作りたい方に向けたナチュラルデザインでは、緩やかなカーブのJカールやCカールを使いましょう。目尻や目頭は短めにして、中央の黒目部分にのみ長いまつエクを使うと、自然な印象ながらビューラーでまつ毛を上げたようなパッチリとした目元に仕上がります。
注意点は、地まつ毛のカーブと近いカールを選ぶこと。JカールやCカールであっても、カーブの大きさがかけ離れているとナチュラル感が薄れてしまいます。
キュート
キュートな印象の目元を作りたい場合は、クルンとしたカーブのCカールやSCカールがおすすめです。まぶたの中央を長くするなどして変化をつけると、瞳をより大きく見せられます。まつエクの太さを調整すれば、目立たせすぎないナチュラルなキュート感を出すことも可能です。
SCカールのようなカーブの強いものを使う場合は、お客様の地まつ毛の角度やまぶたの厚さなどを考慮して、最適なものを選ぶ必要があります。施術前にお客様とよく相談して決めましょう。
セクシー
大人っぽくセクシーな目元を作りたい場合は、SCカールやDカールに注目しがちですが、きつさを出さないようにJカールやCカールで仕上げるのがおすすめです。
セクシーさを出すときのポイントは、JカールやCカールを使って、まぶたの場所ごとにカール強さや長さの違う複数の種類のまつエクを使い分けること。
目頭から黒目の上までにCカールを、目尻にJカールを配置すると、切れ長でセクシーな印象になります。また、全体的に長めのまつエクを選択すると、伏目がちでミステリアスな雰囲気にもなるでしょう。
まつエクのカールを長持ちさせるコツ
せっかく選んだまつエクやカールがすぐに取れてしまっては、お客様もがっかりしてしまうでしょう。ここでは、まつエクのカールを長持ちさせる3つのコツをご紹介します。お客様へぜひお伝えしてみてください。
まつ毛美容液
まつエクを長持ちさせるには、土台である地まつ毛の健康が重要です。地まつ毛が切れたり抜けたりすれば、まつエクも取れてしまいます。まつ毛美容液でケアすると潤いを与えられるため、乾燥によるダメージの軽減が可能です。まつエクをより長持ちさせられます。
まつ毛美容液でのお手入れ方法は、朝晩の洗顔後に清潔なまつ毛に塗布するだけです。美容液の形状は、まつ毛全体をコーティングするにはブラシタイプが、土台からケアするには筆タイプがおすすめですが、使いやすいものを選びましょう。
クレンジング
まつエクを長持ちさせるためには、オイルフリーのまつエク専用クレンジングを使うのがおすすめです。まつエクの接着剤は油分に弱く、油分を含むクレンジング剤を使うとまつエクが取れることがあります。
また、クリームタイプやジェルタイプのクレンジングであっても、油分が含まれる場合があるため、購入前に成分をチェックしましょう。
コーム
施術後にまつ毛が新しく生えてくると、カールのバランスが崩れてしまうことがあります。そのような場合は、まつエク専用のコームでカールを整えるとまつエクをより長持ちできるでしょう。まつエクの絡まりを防ぐ効果もあります。
また洗顔後やお風呂上がりには塗れたまま放置せず、専用コームで整えながら冷風ドライヤーで乾かしましょう。しっかり乾かすと変な癖がつきにくくなり、カールを長持ちさせられます。
なりたいイメージに合わせてカールを選ぼう
まつエクのイメージを左右するカールには、Jカール、Cカール、SCカール、Dカールなどの種類があります。ナチュラルに仕上げるならJやC、キュートならCやSCがおすすめ。JとCを組み合わせると、セクシーに仕上がります。
お客様のイメージに合ったカールを選んで、すてきなデザインをしていきましょう。