ネイリストの店長の仕事内容は?なる方法・平均年収はいくら?

美容師の中にはネイリストに転職したいと思っている人もいるでしょう。中には、将来的にネイルサロンの店長になりたいという人もいるはずです。ネイルサロンの仕事は美容師として培ったコミュニケーション力や美的センスを活かすことができ、美容師が転職して開業することにも適した仕事といえます。ここでは、ネイルサロンの店長の仕事内容や、店長になるまでの流れ、平均年収などの情報をまとめます。将来ネイルサロンの店長になりたいと思っている人はぜひ参考にしてみてください。

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ネイルサロンの店長の仕事内容

ネイルサロンの店長の仕事内容は多彩です。まずスタッフの管理が特に重要な仕事になります。シフトやスケジュールの管理という基本から始まり、個々のスタッフの育成計画などキャリア全体に対する管理もあります。コミュニケーションを取るために頻繁に声掛けをする、一緒に食事やお茶をするなどのこともあります。プライベートの付き合いを好むスタッフがいれば、休日の趣味の時間を共にすることもあるでしょう。

スタッフ管理と並んで重要な仕事は売上管理です。日々の売上・コストを計算しながら、店舗の業務の中で何が売上に貢献しているか、何が無駄なコストになっているかを見極めます。店長の上にオーナーがいる場合はオーナーにそのデータを報告します。そして、どのように経営計画を改善するか話し合います。

集客も店長の重要な業務です。サロンのサイト・ブログ・SNSなどをできるだけ多く更新し、web上で自サロンが検索上位に出やすくします。検索上位に出れば地域内での集客が有利になるのはもちろん、地域メディアの取材が来ることもあります。特にネイルサロンを利用する女性のお客様は、写真共有SNSを積極的に利用しているケースが多いです。来店したお客様が自分のアカウントでサロンを紹介してくださり、サロンのSNSにリンクを貼ってくれたらそれも集客に繋がります。現代のネイルサロンの集客では、このようにwebの影響力が大きくなっています。今後ネイルサロンの店長の業務でも、webやパソコンに関する仕事は増えていくでしょう。

集客の仕事はweb以外の方法でもします。フリーペーパー・雑誌・チラシなどの紙媒体も重要です。これらのデザインや印刷・配布などの作業も店長が管理します。自らチラシのデザインをすることもあるでしょうし、フリーペーパーや雑誌に送る写真・文章などもほとんどは店長が用意します。特に雑誌などはそもそも掲載してもらうための働きかけが重要ですから、営業力・ブランディング力があることもネイルサロンの店長としてプラスになります。

技術指導も店長の重要な仕事です。ネイルサロンでは技術面でも店長が一番優れていることが多いですから、その技術をスタッフに伝えます。業務の合間や終了後に個別に指導することもありますし、定期的に練習会を開くこともあります。おしゃれなネイルアートだけなら、新人のネイリストでもある程度できることはあるでしょう。しかし、ネイルサロンの仕事では「価格とのバランス」「お客様の生活・仕事に支障が出ないこと」「長期に渡ってお客様の爪を痛めないこと」など、多くのことを考えてネイルアートをしなくてはいけません。このような実用性のあるネイルアートは、実際に現場で経験を積んできた店長が特によく理解しているものです。その経験をスタッフに伝えることが重要です。

サロンのインテリアの管理も店長の仕事です。開業時点の内装はインテリア業者が手がけることが多いですが、サロンによってはオーナー・店長・スタッフ全員で手作りすることもあります。特にネイルサロンは美容院と違って鏡やシャンプー台など大掛かりな備品を導入しなくてもできます。普通のおしゃれな部屋の延長としてデザインできるので、自分たちで内装を手がけるサロンも多くあります。また、開業時は業者に依頼するサロンでもその後のメンテナンスは店長を中心にサロンスタッフで行うことがほとんどです。

インテリアの管理は、観葉植物の世話など現状を維持する内容に加えて、イベントに合わせた飾り付けなどがあります。たとえばクリスマス・ハロウィン・お正月などの飾り付けです。ネイルサロンのスタッフならこうした作業が好きなことが多いので、スタッフにある程度任せている店長は多くいます。

ネイリストが店長になる方法は?

ネイリストが店長になる方法は大別して2つあります。1つ目は、ネイルサロンに長く勤務して徐々に昇進すること。2つ目は、最初から店長候補としてサロンに入ることです。

同じサロンに長く勤務していると、やがてチーフなどの役職に抜擢されます。チーフは通常のネイリストと店長の間のような仕事ですが、チーフとしての仕事ぶりが評価されれば店長に抜擢される可能性が高くなります。同じ店舗内で店長になることもあるでしょうし、グループで新規に出す店舗の店長として抜擢されることもあります。

店長候補としてサロンに入る場合は「店長候補募集」と書かれている求人情報などから応募します。店長候補だけあって条件は厳しく、ネイル検定・ジェルネイル検定などの資格で、ある程度の級を持っていることが要求されます。実務経験の年数も一定以上必要なことがほとんどです。この場合、美容師としての実務経験もある程度考慮される可能性があります。店長候補としてサロンに入ったら、通常のネイリストとしての業務に加え、最初から店長の売上管理・スタッフ管理などの仕事を手伝います。店長の横で業務を覚えて、問題なく経営を任せられると判断されたら、晴れて店長になります。

店長への昇進・採用の可能性を高めるには、ネイル検定・ジェルネイル検定などの資格で高い級を取得しておくといいでしょう。昇進・採用のためだけでなく、実際に検定の上の級を取得することは、ネイリストとしてのスキル向上にもつながります。さらに認定講師の資格まで取得したら、昇進・採用の可能性は大幅に高くなるでしょう。店長が認定講師であれば、自らスクールを開業してスタッフを指導し、資格を持つスタッフを多く輩出できるからです。認定講師の資格があれば、店長になる前から講師としてフリーランスでも活動できるため、その点でも有利になります。

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ネイルサロンの店長の月収・年収はいくら?

ネイルサロンの店長の月収は、大体20万円~40万円とされています。年収でいうなら約240万~480万円です。店長といっても店舗の規模によって収入は大きく変わります。スタッフが多く在籍する人気店の店長なら月収40万円程度もらうことも可能です。逆に店長がほぼ1人で回すような小規模な店舗だと月収20万円程度になることが多いとされます。

店舗によっては歩合制を採用していることもあります。その場合は自分の売上次第で月収50万円などの高額を稼ぐことも可能です。月収で50万円を超えるレベルの店長の場合、多くは独立して自分のサロンを構えます。雇われる店長だったら月収の最高水準は50万円程度と考えてください。

ネイリストは店長になりやすいサロンに転職するのもあり

将来的にネイルサロンの店長になりたいネイリスト・美容師であれば、店長になりやすいネイルサロンに転職するのもいいでしょう。求人情報で「店長候補募集」と書かれているサロンや、店長に昇進するまでのステップが明示されているサロンです。ステップについては抽象的な言葉でなく「ネイル検定1級・実務経験3年以上」など、必要な資格や経験が明記されているサロンほど、昇進しやすいと考えていいでしょう。

美容に関する求人情報を多くチェックしていれば、そのようなネイルサロンも発見しやすくなります。特に店長として結果を出すためには行動力が問われますから、募集が始まってから早く応募した人ほど有利になるサロンもあります。自分が希望する条件にぴったり一致するサロンが求人を出している可能性もあるので、まずは一度求人情報をチェックしてみましょう。

リジョブなど美容転職の求人情報の専門サイトであれば、ネイリストの求人も多く見つかります。店長になりやすいネイルサロンとも出会いやすいでしょう。気軽に求人情報をチェックしたことがネイリスト・美容師としての人生の転機になる可能性もあります。まずは一度、リジョブをチェックしてみましょう。”

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