美容室へ行く時はピアスを外した方がいいの? ピアッシング後すぐに施術はできる?
ヘアカット・カラー・パーマなど、定期的に美容室に通っている人も多いことでしょう。そのなかには、ピアスをつけている人やこれから穴を開けようと考えている人もいるはず。しかし、美容室にはピアスをつけて行ってもいいのでしょうか。
美容室でのピアスの着用については、店によって対応が分かれる場合もあります。そこで、一般的にはどのような見解になっており、ピアスをしている人はどうすればいいのかについてお伝えしましょう。
また、ピアッシング後の安定していない状態での美容室利用については注意点があります。不安な人や悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んで役立ててください。
美容室へ行く時はピアスを外した方がいいの?
普段からピアスをつける習慣がある人は、美容室へ行く時にピアスをつけない方がよいのかどうか悩んでいるのではないでしょうか。そこで、美容室を訪れる際のピアスの着用について見てみましょう。
大きなピアス・フープピアスなどは外そう
小さなピアスであればそのまま施術ができることもありますが、大きなピアスやフープピアス、熱に弱い材質などの場合は外した方がいいでしょう。なぜ外すべきなのか、理由を以下で解説します。
施術中にコームやハサミが引っかかる
まず、1つ目の理由として、施術の最中にピアスに美容師の手が当たってしまう、またはコームやハサミが引っかかってしまうことがあるためです。
接触や引っ掛かりの程度にもよりますが、ひどい場合はホールが裂けるなど怪我の原因になることもあるので、つけていないほうが安全といえるでしょう。
ピアスを失くしてしまう可能性がある
前項とも関連しますが、施術の時にピアスに手やコームなどが触れることにより、キャッチが外れてピアスが落ちる可能性も。仮に落ちたとしても、見つかればまだいいですが、そのまま紛失してしまうという事態もありえます。
お気に入りのピアスを失くしてしまったらショックなもの。外しておけばよかったと後悔するよりも、先に外しておいた方が不安材料が減ります。
薬剤でピアスが変色・腐食してしまうことも
美容室では薬剤を使用する施術もよく行われますが、施術の際に万が一カラー剤やパーマ剤がピアスにつくと、変色したり腐食を引き起こしたりすることもあります。
そのため、ピアスの汚損を防ぎたいなら、つけない方がベターでしょう。大切なピアスの場合はなおさら注意したい部分です。
ドライヤーの熱などでピアスが変形する可能性も
美容室では、髪を乾かす際などにドライヤーも使われます。金属製のピアスの場合、ドライヤーを当てることによって熱を持ち、熱くなったり低温やけどを起こしたりしてしまう可能性があるので注意しましょう。
また、レジンなどの熱に弱い材質で作られたピアスは、ドライヤーの熱で変形してしまう恐れがあります。いずれの場合も外しておくのがベターです。
美容師さんが「外してください」と言ってくれる
仮に美容室にピアスをつけて行ったとしても、施術が難しい場合は「外してください」と美容師が声かけをしてくれるのが一般的です。店の規則により、ピアスをつけたままでは施術ができないところもあります。
ただし、「ピアスをしている=施術を断られる」というわけではありません。外すように言われたら外せばOKです。どうしても外せない事情があるなど、気になる場合は予約の時に確認しておくと安心でしょう。
ピアッシング後すぐに施術はしてもらえるの?
ピアッシングのあとに美容室に行こうと考える人もいるかもしれません。そこで、ファーストピアスを含め、ピアスの穴を開けたあとすぐに施術はできるのかについてお伝えしていきます。
ピアスの穴を開けたあとすぐに美容室に行ってもいいの?
まず、ピアスの穴を開けてすぐ(当日)や翌日などに美容院へ行くのは避けた方がいいでしょう。
特にファーストピアスの場合は、体質などによってピアッシング後に膿んだり痛みやかゆみが出たりすることがあります。そこで、穴を開けてから1週間~1カ月ほどは期間を空け、状態が落ち着いてから行くのがおすすめです。
カラーやパーマは安定するまで避けた方がいい
ピアッシング後に美容室に行く場合、特にカラーやパーマをするのは、ピアスホールがしっかりできあがって安定してからをおすすめします。なぜ安定するまで避けるべきなのか、以下で理由を解説しましょう。
なお、可能であれば、先にカラーなどの施術を受けてからピアスの穴を開けるという順番がベターです。
薬剤が触れると炎症などの原因になることも
1つ目の理由は、穴が安定する前にパーマ液などの薬剤が穴の周りに触れると、炎症などを引き起こすことがあるためです。完成していないピアスホールはいわば「傷口」なので、薬剤の接触により大きなダメージを受けてしまう恐れがあります。
ピアスが薬剤で変質する可能性がある
2つ目に、前項でも紹介したとおり、美容室で使う薬剤の影響を受けてピアスが変色や腐食を起こすことがあります。ピアッシング後しばらくはピアスを外せないため、影響なく施術を受けることは難しい場合があるでしょう。
イヤーキャップをすれば大丈夫?
どうしてもの場合は、イヤーキャップ(耳カバー)をしてピアスを保護してから施術してもらう方法も。キャップで覆われることによって、耳周りが施術道具の接触や薬剤・シャンプーの刺激などから守られるため安全です。
なお、イヤーキャップを外すタイミングは美容師によって異なります。ピアスのことが気になるなら、美容師にお願いして、施術が終わるまでイヤーキャップを外さないようにしてもらうとより安心でしょう。
美容室へピアスをつけて行くなら?
つづいて、美容室へピアスをつけて行く場合、どういったものならよいのかを提案します。たとえば、小ぶりでキャッチ部分がフラットなもの、キャッチがピアス本体と一体化しているもの、強化ガラスのような変色しにくい材質のものなどがおすすめです。
大切なのは、サイズが小さく施術中に邪魔にならない・ものが引っかかりにくい・紛失や変質の心配がないなどのポイントを押さえてピアスを選ぶこと。
もちろん施術する美容師側も充分な注意を払ってくれますが、それでもトラブルが起きる可能性はないとは言い切れないので、なるべくリスクを減らして施術に臨みましょう。
美容室へ行く時のピアスは小さめがおすすめ!
今回お伝えしてきたように、美容室に行くなら、大きめのピアスやフープピアスはしない方が安心。美容師の手や施術道具が当たって怪我をする・紛失する・ピアスが薬剤で汚れてしまうなどのリスクがあるためです。
また、ピアッシング後すぐの施術は、耳の炎症やピアスの変質などの恐れがあるので、穴が安定するまでは避けた方がいいでしょう。
穴の状態が安定しており、美容室にピアスをつけて行く場合は、小さめで引っかかりにくいものを選ぶことも大切です。自分の体や大切なピアスを守るためでもあるので、きちんと頭に入れて安全に施術を受けましょう。
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