エステティシャンとして働けるのは何歳?年齢が上がっても現役でいるメリットや注意点を紹介!
人を美しくする専門家のエステティシャン。キラキラ輝くような働く姿に憧れる女性も多いのではないでしょうか?
エステティシャンと聞くと若い人が働いている姿がイメージがありますが、エステティシャンに年齢制限はあるのでしょうか?
本記事では、エステティシャンとしていくつまで働くことができるのか詳しく紹介します。
エステティシャンの年齢制限
エステティシャンに年齢制限はありません。サロンなどで働いているエステティシャンを見ると若い人が多いですが、年齢を重ねても働くことは可能です。
無理な姿勢になりやすかったり、立ちっぱなしであったりする業務内容のため、年齢的にだんだんと厳しく感じてきてしまうこともあるかもしれません。しかし、年齢が高くなっても現役のエステティシャンとして活躍している人はいます。
40歳までのボーダーライン
エステティシャンの求人をみた時、「40歳」という年齢制限を目にします。
これは、体力的な理由や客層的な理由が挙げられます。長時間の施術には体力を使うため、1日稼働することが難しくなる場合もあるからです。また、お客様の施術したあとに疲れた様子を見せてしまっては、お客様も心配になるでしょう。
さらに、お店にくるお客様の年齢層に合わないなどの理由もあげられます。
年齢を重ねてエステティシャンを続けるメリット
前述したように、一部で40歳というボーダーラインはありますが、年齢を重ねてからもエステティシャンとして働くメリットはたくさんあります。ここでは、メリットをふたつ紹介します。
エステティシャンとして積んできた経験を活かせる
一つめのメリットは、今まで経験した中で得た、豊富な知識や技術を活かすことができることです。これは、若い人にはない強みとも言えます。
技術面だけでなく、今までの現場での経験からのヒアリングやコミュニケーション技術も高いレベルになっているため、お客様に寄り添うことにも役立ちます。
また、経験から自信もつき、お客様への対応も落ち着いてできるのではないでしょうか。
お客様からの信頼を得られる
来店されるお客様の中には、ベテランのエステティシャンを好む方もいます。前述でも記載しましたが、長年の経験からの高い技術や、余裕にともなう凛とした美しさからくるものではないでしょうか。
お客様のどんな悩みでも一緒に解決してくれそうな人、といった印象を受ける人も多いようです。
年齢を重ねて働くことへの注意点
反対に、年齢を重ねて働き続けることの注意点について考えてみましょう。
たとえば、長時間の施術や無理な姿勢などから心配される体力的な問題や、日々進歩するエステ業界の技術や器具の使い方など、覚えることが多いことといった理由があげられます。
今までの知識や経験は大切で、お客様の信頼を得る大きな強みではありますが、それだけですべてをカバーすることは厳しいでしょう。
具体的な内容について、以下でそれぞれ説明していきます。
体力的な問題
エステティシャンの仕事内容は、お客様への施術です。ボディケアやフェイスケアなどのメニューがありますが、そのほとんどが立ちっぱなしであったり、前かがみであったりと、腰や足などに負担がかかります。そのうえ、施術にかかる時間も、30分以上必要なものがほとんどです。休憩などの時間も、決まっていません。
体力的に厳しくなるのであれば、フェイシャルを専門的にする、事務業務を増やすなどの対策をしていかなければなりません。
覚えることが多い
肌や身体などの美容についての知識はもちろん、新しく進化するエステ機器の使い方、使っている化粧水・乳液・化粧品・アロマオイルなど、エステティシャンの仕事は覚えることが多いです。
記憶することが年齢とともに苦手になってしまっている場合、新しいことを覚えきれずミスをする可能性には注意が必要です。
年齢を重ねても働くには?
加齢による体力的な問題や記憶力の問題などを気にせずに、年齢を重ねてもエステ業界で働くことはできます。
たとえば、現場(お客様に施術をする)以外の仕事に変えるという方法です。
店長などの責任者になる、独立をする、エステティシャンを目指す人たちの講師になるなど、現場以外の働き方もたくさんあります。それぞれ説明していきます。
キャリアアップ
大手のエステサロンチェーン店などで役職を目指すという道があります。体力的に長時間の施術が難しいがエステティシャンの仕事は続けたい、という人にはおすすめです。
店舗の経営状況などを把握したり、従業員のシフトや教育など、業務の責任は大きくなりますが、今までの経験を活かして働くことができます。
独立
独立して自分のサロンを開業することもできます。エステをするスペースは、施術するベッドが設置でき、カウンセリングなどをするスペースがあればよいため、広いスペースを必要とせずに始めることができます。
また自宅を利用して開業をすれば、家事との両立ができたり、自分で働く時間を決められたりするなどのメリットもあります。
その一方で、家事との両立はできるがトイレなどのプライベートな空間に第三者が入ることや、経営能力がなければ閉店もやむをえないなどのデメリットもあります。
講師
エステの講師といってもさまざまで、勤務していたサロンで後輩の指導をする・美容学校の講師などがあります。どの講師を目指すかによって必要な資格や要件は変わってきます。
たとえば、AEA認定講師は、申請条件として満25歳以上の人でAEAインターナショナルエステティシャン資格を保有し、次にあげるいずれかを満たす人になります。
・担当する分野において講師経験が3年以上
・担当する分野においての実務経験が5年以上
どの講師を目指すか決めたら、必要な資格や要件などをきちんと確認しましょう。
引用元
一般社団法人 日本エステティック協会:認定講師・登録試験官について
何歳からでも目指すことはできる
エステティシャンは公的な資格が必要というわけではなく、働きながら民間資格を取得することができるため、何歳からでも目指すことができます。
求人などで目にする40歳というボーダーラインを超えたとしても、目指すことは可能です。
未経験でも他業種の経験を活かせることがある
エステティシャンの仕事の内容は、お客様の施術だけではありません。カルテなどを作成する事務作業、掃除などの裏方作業、給与や経費などのお金の管理などがあります。
今まで社会人として培ってきた経験が発揮できる場面もたくさんあるはずです。
学ぶことで経験をカバーできる
未経験であったとしても焦る必要はありません。エステティシャンとして実務経験を積みながら、美容に関するテクニックや知識を高めていきましょう。
また、資格を取得しておくこともおすすめです。年齢を重ねた人こそにある落ち着いた雰囲気と資格を手にすることによって、お客様からの信頼も得やすくなります。
学ぶことを諦めなければ、未経験でもエステティシャンとして活躍できるはずです。
エステティシャンに年齢は関係ない
エステティシャンと聞くと若い人のイメージですが、培ってきた経験や知識は、お客様の信頼を得ることができる重要なスキルです。
年齢が高いからと諦めずに、年齢をカバーできる魅力を存分に発揮してお客様の美をサポートしていきましょう。