お客さまの“なりたい”を実現させるカウンセリング術を学ぶ! たかの友梨美容専門学校#6

ほかにはないここだけの授業、モチベーションテクニック。
お客さまの“なりたい”を実現させるカウンセリング術を学ぶ! たかの友梨美容専門学校#6

おしゃれな人たちで賑わう原宿のメインストリームから、少し離れた閑静な場所にあるたかの友梨美容専門学校。美容師科とエステティックセラピスト科からなり、就職率は100%。業界のみならず一般にも有名な講師陣がズラリと揃い、授業体制はバッチリだ! しかも少数クラスだから細かいところまでしっかりと教えてもらうことができる。

そんなたかの友梨美容専門学校を全6回に分けて徹底リポート。最終回は、お客さまの気持ちを引き出すためのテクニック授業を紹介します。お客さまは遠慮したり、緊張したりで思っていることをなかなか口に出してくれません。そのときどのようにアプローチすれば本音を聞き出すことができるのか。心理学を駆使したこの授業は、たかの友梨美容専門学校が業界に先駆けて取り入れているオリジナルのカリキュラムです。

学生たちのリアルをお届け!たかの友梨美容専門学校
モチベーションテクニックを担当する中野ジェームズ修一先生

――モチベーションテクニックとはどのような授業内容なのでしょうか?

「フィットネスの現場においてお客さまをやる気にさせ、運動を継続的に行わせるための技術がモチベーションテクニックです。たとえば運動に関していうと、一朝一夕でトレーニングの効果が出るわけではなく、また、その人が運動をやっていてイヤだなと思ってやり続けていても効果は出にくいものです。どうやったら楽しく、継続的に運動ができるのか。それを見つけてあげるのが重要で、そこには技術が必要なんです。どういうことかというと、徹底的に相手のニーズを聞くこと。運動でしたら、『なぜここのスポーツクラブに来たんですか?』『なぜ運動をしたいんですか?』『こちらへ来て何をしたいですか?』というのを徹底的に聞くことで、相手のニーズを知り、こちら側がそのニーズを叶えるための手段を提供してあげるんです。そういった理論を美容の接客に応用して、学生のみなさんに講義をしています」

――ニーズを聞くことについて、もう少し詳しくお聞かせください。

「トレーニングでよくあるのが、きついことはしたくないという要望です。それこそがニーズであって、ならば、きついトレーニングとはどの程度のことを指しているのか。どういうトレーニングだったらきついと思わず、楽しくできるのか。それは聞かないと分からないんですね。そこを聞かないでトレーナーたちが自分の知識や技術を押しつける場になっていてはいけないんです。なので、まずは聞きましょうと。どういうふうに聞けばいいかを、心理学という学問を使って学問として学んでいきます。私は『一般社団法人モチベーションアカデミー』という団体の代表をしておりまして、お客さまの要望に応えられるトレーナー育成が本業なんです」

――スポーツと美容には関連性があるわけですか?

「美容に限らず、あらゆるジャンルに使えるテクニックなんです。美容ですと、自分自身の技術を高めることはとても重要ですが、今、この瞬間にお客さまがその技術を望んでいるかとなると、実はそうではないシチュエーションのほうが多いわけです。つまり、あなたが技術を持っているのは当たり前なんだけど、私はそこまでは求めないと。じゃあ、何を求めているのかというと、相手に聞かないと分からないですよね。人のニーズを聞くためには、具体的にはどうすればいいのか。その技術を、授業を通して教えています」

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――モチベーションというと、学生のやる気を持続させるためのものだと思っていました。

「セルフモチベーションという、そういう内容も講義しています。先ほどまでの話は、対お客さま相手にニーズを引き出す技術でしたが、自分のモチベーションを上げる技術もまたあって、それも同時に伝えています。今後、実際に働く現場に入ったときに、ちゃんと仕事ができるのだろうかという不安を抱くこともあると思います。そういった気持ちを解消するために、どういう心構えでいればいいのかというのには、やはり技術が必要なんですね。つまり、モチベーションのコントロールというのは、相手に対しても自分自身に対しても使えるものなのです」

――モチベーションテクニックをたかの友梨美容専門学校で教えるようになったのは、いつごろからですか?

「この学校が正式に専門学校になったのが4年前。その前の1年生スクールだったエステティックアカデミー時代から教えています。たかの友梨本社の店長会でも定期的に講義しています」

――この授業は2年間行われるのですか?

「美容師、エステティックセラピスト科ともに1年生の時間割に組み込まれています。2年生になると、美容師科は美容師国家試験対策の授業が増えるのでなくなりますが、エステティックセラピスト科は2年生時も行っています。授業は月に1回となります」

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――授業に対する学生さんたちの反応はどうですか?

「就職してみないと気づかないこともあるので、授業中は『あれ~?』とした顔で聞いている子もいるんですけど、就職したあとに『この授業が役に立っています』という声は多く聞こえてきます。専門学校になってから卒業生を送り出したのはまだ2年なんですが、短期間でもすでにそういう声が届いております」

身につけた技術を自己満足とせず、適材適所で発揮できるようにするためにあるモチベーションテクニック。お客さまから信頼される技術者になるには必要な資質です。こういうことを早い段階から学ぶことで、現場に入ってからの成長スピードは格段にはやくなるでしょう。

6回に分けて、たかの友梨美容専門学校をご紹介してきました。開校してまだ4年とはいえ、エステティックアカデミー時代のカリキュラムを踏襲した学習内容は高度であり、とても実践的。卒業後に使える授業があるのもここならでは。学生たちはやる気に満ちあふれ、先生方も情熱を持って彼らを支えています。ここで育った若者がどんどん活躍して、美容業界を引っ張っていくようになるのもそう遠いことではないでしょう。

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