いつも心がけて! “笑い方”で変わる接客が上手くいく方法

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笑い方でわかる性格

大きな声で笑うと素直な性格、声を出さないで笑う人は観察力が鋭く、口元を隠して笑う人は秘密主義者、など笑い方を見れば、育った環境や性格などがわかると言われますが、なぜ笑い方に違いが出るのでしょう?

アメリカでとても面白い実験がありました。
ある男性が「これからとびっきりの美女である妻を紹介するよ」と言い、出てきた妻が美女ではない場合、国別でどういう反応をするのかというものです。

アメリカでは当たり前のジョークなので、アメリカ人は明るく楽しく笑います。
イタリア人はすぐに顔をほころばせて笑いました。
イギリス人は冗談の意味を聞き直して、理解してから笑います。
フランス人は形だけという感じで最高の笑顔をします。
ドイツ人はまず一拍考えます。ジョークかどうか質問をし納得してから笑いました。
そして日本人は意味不明でもとりあえず笑っていました。

お国柄が笑い方に現れているというのを実証するというもので、日本の社交辞令の文化は笑い方に現れている、という結果です。

お客さまが言ったことの意味が分からないとき、意味を聞き直しますか?とりあえず笑っていませんか?

笑い方に情報処理能力が現れている

2-min

笑い方の違いは脳の信号によるのです。
神経の伝達が早い人ほど顔の表情が変わるスピード、笑いの発現時間は、その人の情報処理能力、感覚表現力の表れです。

幸せホルモン「セロトニン」という名前を聞いたことはあると思います。
セロトニンは心身の安定や心の安らぎを生み出す伝達物質で、感情を作り出すもとです。
セロトニンが正常に働いているときは、笑いの表現も豊かになります。
逆に充分に笑いきれない、笑いが起きづらいときは、セロトニンが不足している時が多いのです。
「今日は気分が沈むな」「イライラするな」と思ったら、無理にでも笑うと脳が刺激されセロトニンの分泌が促されます。

感情によって脳はどんなふうに働くか、MRIで見た学者がいます。
「嬉しい」「楽しい」感情のときは脳はピンクに色づくほど熱を持ち活発働きます。「ムカムカ」「イライラ」したときは冷たくなり脳は動きません。「悲しい」ときも脳は動きますが、幸せなときの動きかたにはおよびませんでした。

「幸せ」を感じている人ほど脳は活発になり愉快な笑いができ、「不愉快そう」な人は脳が止まっているため笑いは起きづらくなります。

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客さまに楽しんでもらうには法則がある

3-min

お客さんに楽しんでもらい、リピートしてもらいたい。でもどうしても「接客が苦手」「トークが続かない」という人もいると思います。
お客さんに「楽しかった」と思ってもらうには法則があります。それは一緒に笑うこと。
笑った記憶は心の中の「楽しかった」シリーズに保管され、心に焼きつきます。「楽しかった」シリーズの記憶は取り出されやすいのでリピートの動機につなげることができます。
ではどうやれば一緒に笑えるのか。まず自分から笑うこと。形だけの笑いでもいいのです。無理に笑い声を出し、体を動かして笑ってみましょう。
人の脳には相手の感情を読み取るミラーニューロンというものがあり、これが働くとつられ笑いが起こります。

人間の心理で、3回繰り返すとその気になるものです。自ら楽しそうに笑って見て、最初は反応が薄くても3回繰り返せばきっとお客さんも笑い始めるはず。

無理に面白いことを言うのではない、コミュニケーションの中でなんとなく笑ってしまう。そういう自然な、とてもゆったりとした笑いができるのが理想です。

美容家はエンターテイナーでもあります。何人のお客さんを笑わせたかよりも、自分が何回笑ったかを目標にしてみると効果が出ますよ。
自分自身が楽しんでいると人が寄ってきます。
偉そうに見せる、かっこよく見せる、おしゃれに見せるよりも、楽しい雰囲気を持つことが顧客獲得の近道です。

笑いの美容効果

4-min

自然な微笑みを作るのには顔面筋を使います。たくさん笑う人の方が年を取っても顔が弛まず引き締まったままのことが多いです。
また、笑うことで酸素が大量に肺に流れ、新鮮な血液が脳へどんどん送られます。すると細胞へ栄養供給が増え、集中力や記憶力がアップします。
とくに、横隔膜を上下させ腹筋を動かした方が、セロトニンが高まりやすくなります。

さらに笑いによる効能は医学でも研究されており、ガンの治療で実践されています。がん細胞を撃退するナチュラルキラー細胞を活性化させ自然治癒力を高めると、免疫学で注目されています。

今回は、「笑う」の奥の心理にスポットを当てて
こちらから「好き」「楽しい」を作り出すことが笑いを起こすポイント
こちらが相手に好意を示せば、相手も同じように好意を示すという法則を、心理学では「好意の返報性」と呼びます。

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