「カラ—ヒーリング」で、心身ともにベストな状態を保つ!

「赤色はやる気を起こさせ、青色は心を落ち着かせる」なんて話、聞いたことがありませんか? 色には隠された力があり、人の心や体調に影響を与えているといいます。その影響力を上手に使いわけ、心身を癒し、気持ちを変えていくことができるという「カラーヒーリング」。それぞれの色が持つ不思議な力を知って、普段の生活や仕事の中に取り入れてみませんか?

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色が持つ不思議な力と、おすすめの取り入れかた

その色を見ているだけで温かく感じたり明るい気分になったり、人は色によってさまざまなイメージを持ちます。その色がもたらすイメージを利用して、精神面にアプローチすることを「カラーヒーリング」といいます。

それぞれの色にはどんなヒーリング効果があるといわれているのでしょうか。代表的な色別にご紹介します。

赤(レッド)

キーワード:エネルギッシュ、生命力、情熱

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赤色は全般的に前向きで積極的、やる気を起こさせる色といわれています。

「今日は頑張るぞ! 」とやる気を出したいとき、または誰かをやる気にさせたいときに、ステーショナリーやカバンなど、身の回りにある小物を赤色にしてみると力が湧いてきます。

また、赤色は暖かみを感じる色でもあるので、インテリアでは、日の当たらない北向きの部屋に取り入れると、体感温度が上がるといわれています。

黄(イエロー)

キーワード:快活、希望、好奇心

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黄色は最も自然光に近く、太陽の光のように明るく希望にあふれ、向上心や幸福感をもたらしてくれる色といわれています。

開放的な気分にさせてくれるので、新しい人脈をつくるときや、交際を広げたいときに取り入れたい色。また、左脳の知的な部分に刺激を与える色といわれているので、知性や理解、判断力を必要とする場面におすすめです。

インテリアでは、照明を昼光色の黄色っぽい色にすると、家のなかが暖かな雰囲気に。トイレのファブリックに使用すると、便通がよくなるといわれています。

橙(オレンジ)

キーワード:陽気、クリエイティブ、親しみ

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「やる気」の赤と「明るく知的」な黄が混ざった、だいだい色は、それぞれの色の力がうまく調和した色。陽気で親しみの湧く色といわれています。

明るく前向きな気持ちで人と接したいとき、人間関係をよくしたいとき、迷いや不安があるときに使うと、前向きになれる色です。
インテリアでは食欲をそそる色でもあるので、ダイニングルームの小物などに取り入れると、料理や食事が楽しくなります。

緑(グリーン)

キーワード:調和、リラックス、安心

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緑色は、心身の疲れを癒し、穏やかでバランスのとれた状態を取り戻す、安らぎ、安心、回復を象徴する、休息の色といわれています。

疲れがたまったときや、心が不安定なときに取り入れると効果的。人工的な緑色より、植物など自然な緑色で演出するのがおすすめです。自然のたくさんある場所へ出かけたり、部屋の中に観葉植物を置くなどすると癒されます。

また、協調性を高めてくれる色でもあるので、リビングルームやバスルームに取り入れると、家族の仲がよくなるといわれ、子供部屋に使うと子供の心が安定するといわれています。

青(ブルー)

キーワード:信頼、冷静、理性

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青色は、興奮した状態を落ち着かせ、冷静で論理的な状態になれる色といわれています。物事を一度、冷静になって考えたいときなどにおすすめの色です。

オフィスにこの色がよく好まれるのは、寒色系の色が時間を短く感じさせ、飽きずに的確な仕事を進めるのに向いている色だからだといいます。

また、青色は体感温度を下げる働きがあるので、夏に涼感を得たいときは、青色のアイテムを部屋のなかにたくさん置くと効果的です。ただし、キッチンに青色を取り入れてしまうと食欲が減退するので、あまりおすすめできません。逆にダイエット中の人は、テーブルクロスを薄い青色にすると、ダイエットの効果が上げられるかもしれません。

桃(ピンク)

キーワード:優しさ、保護、母性

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桃色は、穏やかで満ち足りた幸福感をもたらす色といわれています。女性ホルモンの分泌をよくし、母性本能を呼び起こす働きがあるので、人に優しく接したいときや、若々しさを保ち美しくありたいときにおすすめの色です。

また、愛を伝えたい気持ちが高まる効果もあるといわれているので、恋人同士にはピッタリの色だといえるでしょう。
疲れをやさしく癒してくれる色なので、寝室のファブリックやパジャマを桃色にすると、短時間で穏やかな睡眠をとることができるといわれています。

白(ホワイト)

キーワード:潔白、純粋、浄化

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白色は、純粋、清潔、潔癖さをあらわし、清潔感を好む日本人に好まれています。

白色は一見けがれのない無彩色に見えますが、実はすべての光の色を含んだ色。7色の光を一点に集めると白色にみえるのです。すべてのけがれを取り除く「浄化」をイメージさせる色でもあり、嫌なことを忘れたいとき、精神的に強くなりたいときにおすすめです。
ただし、白色は光を反射する最も明るい色であるため、目にはまぶしく刺激の強い色。

「汚してはいけない」という緊張感も生みだしてしまうので、疲れている人には、オフホワイトやアイボリーで代用するのがおすすめです。

黒(ブラック)

キーワード:品位、遮断、威厳

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黒色は、暗闇や悲しみなどを表現し、外からの刺激を遮断する色であると同時に、静寂で厳か、気品に満ちた神秘的な色といわれています。
そっと静かに落ち着きたいときにはおすすめの色ですが、あまり多く用いると、孤独を好むようになり、気分が高揚しなくなってくるので要注意。

インテリアでは、会議室や応接室のテーブルやソファーを黒色にすると、高級感を演出することができます。しかし狭い場所で多く用いると、圧迫感が強まるのでおすすめできません。ファブリックの模様など、ワンポイントで取り入れるぐらいが丁度いいかもしれません。

色の力にはマイナス面もあることを忘れずに

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前の項目では、色が持つ力の特徴をお話ししましたが、色にはマイナスの力が働くことも知っておきましょう。たとえば黒色のように、力が強く影響しすぎると、孤独になったり、暗い気持ちになったりすることが考えられます。

同じように、赤色は積極性が行きすぎて攻撃的になったり、青色は冷静になりすぎて「冷たい人」と思われてしまったりなど、何事も行きすぎてはプラスがマイナスに転じかねません。常に自分の気持ちが今どんな状態なのか気にかけ、「ちょっと行きすぎてるかな? 」というときには、反対の効力を持つ色をプラスすると、より効果的なカラーヒーリングができると思われます。

ただし、桃(ピンク)色にかぎっては、マイナス面に作用することが少ないので、あまり気にしなくてもよいといわれています。

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【まとめ】美容業界でカラーヒーリングを活かすなら

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さて、色が持つ不思議な力についてお話ししてきましたが、いかがだったでしょうか?

まずは、自分がリフレッシュするために、毎日の生活の中で、楽しみながらカラーヒーリングを取り入れてみるのが良いと思います。服を選ぶように、日々のカラーを選ぶのは楽しい習慣のひとつになるかもしれません。

仕事に活用するなら、今の仕事にプラスαの知識として取り入れてみると面白いでしょう。たとえば、サロンや美容室で働く人なら、インテリアに気を配ってみる、ネイルサロンや、アパレル関連で働く人なら、お客様へのカラー選びやヒーリングカラーの提案など、ワンランク上のサービスが提供できるようになると思います。

「カラーセラピスト」という民間資格もあり、色彩心理学や色についての書籍もたくさんでていますので、興味のある方はぜひ勉強してみてください。

執筆・トウコ<vivace next>

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