検定・試験に必要なネイルの道具とは?|ネイル道具が購入できるオンラインショップ4選
ネイルをするにはたくさんの道具が必要です。ファイルやニッパー、プッシャーのようなツールから、ベースコート・トップコートやカラーネイルなど。さらに検定で必要な道具となれば、トレーやアームクッションなど数十種類ものネイル用品をそろえる必要があります。
ネイル用品は実にたくさんあり、価格帯もさまざまです。そのため、何の知識もなく購入すると、かなりの金額になってしまうことも。そこで今回は、ネイルの検定に必要なネイル道具と、選び方のポイント、おすすめのオンラインショップをご紹介します。
検定や試験に必要なネイルの道具とは?
まずはネイルの検定試験に必要な道具をひととおり確認しておきましょう。ここでは、ネイルに関するいくつかの検定試験ごとに、その概要とそれぞれ必要な道具を紹介していきます。
JNEC|ネイリスト技能検定
公益財団法人日本ネイリスト検定試験センターが世界的に通用するネイリストの育成を見すえて主催する「ネイリスト技能検定」。サロンの採用条件として指定されることも多い、知名度が高い資格です。
1~3級があり、1級がもっとも上位資格となります。上の級を目指すにはひとつ下の資格取得が条件です。そこで、ここでは3級の検定試験に必要な道具を紹介します。
ネイリスト技能検定3級
JNECのネイリスト技能検定3級で必要な道具をご紹介します。テーブルセッティングの際は、自身が使いやすく邪魔にならない位置に置きましょう。また、必ず品名を記載しなければならないものには、品名ラベルを見やすい位置に貼ることも忘れずにしなければなりません。
道具用トレー | ネイル道具を置くトレーです。 |
タオルガーゼ用トレー | タオルやガーゼを置くためのトレーです。 |
フィンガーボール | ネイルケアのときに使います。 |
タオル(大・小各1枚)/ガーゼ | 消毒やモデルが手を拭く際に使用します。 |
キューティクルリムーバー/キューティクルクリーム | ネイルケア時に使用します。※要品名ラベル |
ポリッシュリムーバー/エタノール | ポリッシュのオフや消毒時に使用します。※要品名ラベル |
コットン・コットン容器 | ポリッシュのオフなどに使用します。※コットンは要品名ラベル |
メタルプッシャー | ネイルケア時に使用します。 |
ウェットステリライザー | プッシャーやニッパーを立てておくときに使います。※要品名ラベル |
ダスト用ブラシ/ケア用ネイルブラシ | ネイルを削ったときの粉を払います。 |
エメリーボード | 爪の長さを調節するときに使用します。 |
液体ソープ | 指先の洗浄に使用します。※要品名ラベル |
キューティクルニッパー | 甘皮処理の時に使用します。 |
ベースコート/トップコート/赤ポリッシュ | ネイルに塗布して使用します。※要品名ラベル |
水入れ | ネイルの施術で使います。 |
ゴミ袋 | ゴミが出た際に使用します。 |
タイマー | 施術時間を測る際に使用します。 |
キッチンペーパー | 筆の処置に使用します。 |
アームクッション | 腕を置くために使用します。 |
絵の具/絵の具用水入れ/パレット/筆 | アート時に使います。 |
JNA|JNAジェルネイル技能検定試験
ネイルに関する正しい知識と安全な技術を確立させるために立ち上げられたNPO法人日本ネイリスト協会が主催する「ジェルネイル技能検定試験」。名称に「ジェルネイル」とあるように、ジェルネイルに特化した資格です。
初級・中級・上級の3段階で、初級から順番に受験しなければなりません。ただし、JNAネイリスト技能検定国際試験3級か、もしくはJNECネイリスト技能検定の3級以上を取得している場合、初級における実技試験の第1課題を免除されます。
JNAジェルネイル技能検定初級試験
JNAジェルネイル技能検定初級試験に必要な道具をご紹介します。当然ですが、JNECネイリスト技能検定3級とは持ち物が異なるので、混同しないよう注意しましょう。
また、第1課題では、ストーンプッシャーやセラミックプッシャー、シャー三―バッファなどいくつかの使用禁止用具があるので、事前に確認しておくことが大切です。
フェイスタオル2枚 | 手を拭く際に使用します。 |
アームクッション | 腕を置くために使用します。 |
UVライト | ジェルネイルの硬化に使用します。 |
タイマー | 施術時間を測る際に使用します。 |
延長コード | 必要に応じてUVライトに使用します。 |
ペーパータオル | タオルの上に敷きます。 |
キッチンペーパー | 筆の処置などに使用します。 |
トレイ | ネイル道具を置く時に使用します。 |
クレンザー | 未硬化ジェルを拭き取る際に使用します。 |
エタノール | 消毒時に使用します。 |
ファイル立て | ファイルを立てておく時に使用します。 |
ファイル/エメリーボード | 爪の長さを調節するときに使用します。 |
筆立て | 筆を立てておく時に使用します。 |
ダスト用ネイルブラシ/ダスト用ブラシ | ネイルの粉やダストを払います。 |
コットン類 | ネイルケアなどに使用します。 |
ウエットステリライザー | ネイル道具を立てておく時に使用します。 |
メタルプッシャー/ウッドスティック/キューティクルニッパー | ネイルケアに使用します。 |
スパチュラ | ジェルを取る時に使用します。 |
ベースコート/トップコート/カラーポリッシュ(赤) | ネイルカラーに使用します。 |
ポリッシュリムーバー | ポリッシュのオフに使用します。 |
ネイルプレップ | ジェルやポリッシュの密着をよくするために使用します。 |
プレプライマー | ジェルネイルに使用します。 |
ベースジェル/トップジェル/カラージェル(アート用) | ジェルネイルに使用します。 |
ゴミ袋 | ゴミが出た時に入れます。 |
どうやって揃える? ネイル道具の選び方
検定試験の内容によっても、必要な道具に違いがあることがわかりました。これからネイルの勉強をはじめたいという方にとっては、どうやって選んだらいいか、どこまで揃える必要があるかなどがわからず不安になってしまうかもしれません。
そこで、はじめて準備をする方に向けて、ネイルの道具を選ぶポイントについて紹介していきます。
1. スクールのおすすめセットを購入する
ネイルスクールでは、受講するコースによって必要なネイル用品をセットで販売しているところが多いです。
持ち込み可としているスクールも増えているようですが、希望すればほとんどのスクールで用意してもらうことができます。希望金額に合わせて内容を変更できる良心的なネイルスクールもあり、経験豊富な講師が選定したプロ仕様の道具がひととおり揃うので、悩む必要がないのがメリットです。
スクールに通う予定がある人は、スクール側におすすめしてもらったセットを購入するのが無難でしょう。
2. 検定用のセットを購入する
検定用としてセット販売されている商材を選ぶのもおすすめです。特にはじめて自分で揃える場合、買ったはいいものの検定で使えない道具だったという失敗を防ぐためにも「検定用」として販売されているものから選んでみましょう。
検定用としてセット販売されているネイルキットであれば、練習で使い慣れた道具を検定試験にそのまま使用することができ、無駄がありません。
3. 価格だけで選ばない
特にインターネットで道具を購入する場合は、品質などがわからないため、価格だけで判断するのはリスクがあります。安価なものは魅力的ですが、すぐに使えなくなってしまうこともあるので注意しましょう。
また、セルフネイルが普及してきて100均で揃う道具もありますが、ネイリストを目指す人の道具は専門店で購入したほうがいいでしょう。
特に検定試験に向けて道具を揃える場合、検定に使えるレベルのものである必要があります。安さにつられて、低品質のものを選ばないように注意が必要です。
4. レビューをチェック
道具の使い勝手などは商品情報だけでは判断するのが難しいこともあります。実際に使用した人の感想がわかるので、レビューを参考にするのがおすすめです。
5. 先輩ネイリストに聞いてみる
すでにサロンで働いている方は、先輩ネイリストに聞いてみるのがもっとも確実でしょう。ネイリストとして練習を重ねてきた経験から、ある程度お気に入りの道具やおすすめのショップを知っている可能性が高いです。
サロンで働いていなくても、アドバイスを求めやすい知り合いのネイリストや行きつけのサロンの担当者などにたずねてみるのもいいでしょう。
ネイル道具が購入できるオンラインショップ4選
ここからはネイル道具をオンラインで購入できるショップを紹介していきます。前述のネイル道具を選ぶポイントをふまえて、ピッタリの道具を揃えましょう。
1. TAT
プロ向けのネイル商材を取り扱うショップ『TAT』。このショップでは、ジェルネイル検定向けのセット販売があり、初級セット・中級セット・上級セットとそれぞれの級ごとの検定用ソフトジェルを購入できます。
初級セットの内容は、カラージェル・ネイルプレップ・ジェルクリーナー。また、ジェル検定セットBというファイルなどがセットになったものもあります。
2. ビューティガレージ
ネイル商材だけでなく理美容室・エステなどサロン向けの商品を豊富に取り扱う『ビューティガレージ』。プロ御用達のショップで、取り扱い商材も幅広いのが特徴です。
検定用のセットは販売していませんが、試験の勉強に使えるテキストやテクニックが学べるDVD、検定用の品名ラベル・モデルハンドなどが揃います。もちろん、自分で目利きができるなら、個別に選定して必要なネイル商材だけを買うことも可能です。
3. 美セラ
『美セラ』も、プロ向けのサロン向け商材が揃うショップです。ネイル道具だけでなく、ネイルテーブルやチェアなども取り扱っています。
このショップでは、JNECネイリスト技能検定3級のネイルキットが販売されています。キットの内容はベースコート・トップコート・検定カラー・ポリッシュリムーバーからウッドスティック(細・並)やエメリーボード、さらにはステンレストレーやファイル立て、アート用筆などで、ほぼすべての道具が揃うため、初心者におすすめです。
4. セブンビューティー
美容専門の総合メーカー『セブンビューティー』は、ネイルの道具だけでなく、店販用の商材や開業向けの什器などの取り扱いも豊富です。
検定用のセットはありませんが、検定に使えるツールのほか、トレーニングハンド・つけ替え用プライマリーフィンガー・トレーニングフットなど、練習に役立つ道具が手頃な価格で購入できます。
自分に合った道具を揃えて検定合格を目指そう!
検定で使えるネイルの道具をそろえる際は、迷ってしまうことも多いかもしれません。そのようなときには、検定用キットやスクールのおすすめを購入する、プロに聞いてみるなど、自分に合った方法を選ぶといいでしょう。
また、まずは初心者向けの道具を買いそろえたり、オンラインショップを利用してみるのもいいかもしれません。
ネイル用品は使いやすさも重要ですが、これからネイリストの資格を目指す方にとっては、検定で使える道具を揃えることが大切です。ネイリストを目指すなら、使いやすさだけでなく、安全性も重視して道具を選びましょう。