キューティクルニッパーの役割を再確認!|ネイリストを目指す人が最初の一本を買うならおすすめは?
ジェルネイルやネイルアートを美しく仕上げるためには、土台となるネイルケアがとても重要になり、そのネイルケアに欠かせないのがキューティクルニッパーです。
キューティクルニッパーがあれば甘皮の処理をきれいに仕上げられるだけでなく、無理に引っ張ってささくれができてしまったり、ささくれからバイ菌が入り化膿してしまったりするリスクを防ぐこともできます。
この記事では、キューティクルニッパーの重要性を再認識するために、キューティクルニッパーの役割をご説明します。さらに、これからプロネイリストを目指す人におすすめしたいキューティクルニッパーをご紹介します。
キューティクルニッパーの役割|甘皮のケア
キューティクルニッパーは甘皮のケアに使うネイル用品です。甘皮は爪の根元にある薄い皮膚の部分で爪と同様に伸びます。
伸びた甘皮をそのままにしておくと見た目が悪くなるだけでなく、マニキュアやジェルネイルが塗れる面積が狭くなって塗りづらくなります。さらに、ジェルネイルがリフトを起こりやすくなる、ネイルトリートメントをしても栄養分がしっかりと浸透しないなどのデメリットが生じます。そのため甘皮も定期的なケアが必要なのです。
甘皮のケアをする方法は綿棒やプッシャーを使ったり、ハサミでカットしたりする方法もありますが、ネイリストはキューティクルニッパーを使うのが一般的です。キューティクルニッパーであれば、爪に合わせて刃が3mm~4mmほどに作られているので甘皮をカットする細かい作業もスムーズにおこなえます。
ネイリストを目指す人が最初の一本を買うならおすすめの商品は?
キューティクルニッパーは数千円から数万円のものまであるので、特に最初の1本はどれくらいの価格のものを購入すればよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。
プロネイリスト用のニッパーは価格が高いものが多いですが、価格が安くても刃の切れ味が悪いと甘皮が上手く切れないどころか、皮膚を傷つけてケガをする可能性もあるので、価格だけにこだわらず機能性の高い高品質のものを選ぶことをおすすめします。
ここでは、初めて仕事用のキューティクルニッパーを購入する人のために、キューティクルニッパーを選ぶときのポイントとエントリーモデルとしておすすめの商品をいくつかピックアップしてご紹介いたします。
自分に合ったニッパーを選ぶには?
キューティクルニッパーは種類が多く、商品によって使われている素材や形状、刃の厚さなどが異なります。手の形にあった使いやすいキューティクルニッパーを見つけるためには、それぞれの特徴を理解して自分に合ったものを見極めることが大切です。
ここでは、ニッパーを選ぶときにどこをチェックしたらよいか具体的にご紹介いたします。
スプリングの好みは?
キューティクルニッパーに採用されているスプリングには、シングルスプリングとダブルスプリングの2種類があります。それぞれのスプリングの特徴は次のとおりです。
・シングルスプリング
一本のスプリングでグリップを機能させるため、ダブルスプリングに比べ厚みがあります。支点が中心にないと力が均一にかからず一方の刃だけすり減ることがあるので、品質が高くしっかりと設計されたニッパーを選ぶことが重要です。
・ダブルスプリング
バネが2本なので安定感があります。握ったときに反発力があるので、人によっては開閉がかたく感じることがあり、あまり強く握るとバネが緩むので注意が必要です。
開閉のしやすさと細かい作業のしやすさでシングルスプリングが好まれる傾向にあります。ただし、最終的には握りやすさや使いやすさで選んでみてください。
刃の厚さ
刃の厚さは薄いほうがよく切れるので細かい作業がしやすく仕上がりもきれいになるので、プロネイリストはできるだけ薄い刃のキューティクルニッパーを選ぶのがおすすめです。
しかし、キューティクルニッパーに慣れないとうまく操作できず甘皮を深く切ってしまう可能性もあるので、初心者の方は自分のスキルに見合った厚みのものを選んでください。
値段
キューティクルニッパーの価格帯は広く、なかにはチタンコーティングが施され5万円くらいする商品もあります。最初からあまり高いものは買えない方も多いかと思いますが、安さを重視しても使い勝手がよくなければ買い替えなくてはならなくなるので、やはり機能性を重視して選ぶことが大切です。
最初の一本におすすめのキューティクルニッパーはコレ!
最初の一本はプロネイリスト御用達の有名メーカーが販売するエントリーモデルのキューティクルニッパーがおすすめです。ここでは、高い技術を有する国内屈指のメーカーが販売している高品質で比較的価格が安いキューティクルニッパーをご紹介いたします。
ナカソネ|キューティクルニッパー Jr. (4.5mm)
Nakasoneは新潟に工場を構え、徹底した品質管理のもとキューティクルニッパーを製造販売しているメーカーです。Nakasoneの商品は厳選した鋼材を使って熟練の職人の手作業で作り上げています。
キューティクルニッパー Jr.は、シルバーと同じ形状で使われている素材も一緒ですが、ひとりの職人が作るシルバーを複数の職人で生産することで価格が安くなっています。コストパフォーマンスがよいので、ネイリストを目指して勉強している学生や初めて購入するキューティクルニッパーを探している人にぴったりです。
価格:20,000円
サイズ:刃先4.5mm±、全長110mm
光|ニッパー New(4mm)
「光」は多くのプロネイリストが選ばれているブランドで、販売しているキューティクルニッパーのすべては職人が丁寧に手作業で仕上げています。熟練職人が磨き上げたニッパーの2本の刃は美しい曲線を描き、独特な切れ味が特徴的です。焼き入れ硬度を高めにしているため、強度と鋭い切れ味が長持ちします。
ニッパー Newは初めて使う人用に開発されたモデルで、多くの人が使いやすいように刃先の角度を設定し、手になじむ形状で握ったときの安定感があります。「光」では職人の手作業による研磨調整サービスがあるので、研磨を依頼すれば買ったと同様の鋭い切れ味になるので長く使うことができます。
価格:16,000円
サイズ:刃先4mm±、 全長110mm
出典元:株式会社ヒカリ Newニッパー
内海|キューティクルニッパー C653(3mm)
「内海」は大阪府に本社と工場がある理容・美容シザーメーカーです。海外でもビジネスを展開していて、英国デンロイ社(デンマンブランド)とデンマンブランドシザー生産契約し、米国カリフォルニア州にウツミアメリカを設立しています。
「内海」のキューティクルニッパーは高品質で切れ味がよく、握りやすいのが特徴です。中でもキューティクルニッパー C653は、小さめに作られているので小さな手の女性におすすめのモデルです。材質はステンレス合金鋼でダブルスプリングを採用しているので、握ったときに反発力がありしっかりとした使い心地です。
Eシリーズのキューティクルニッパーより鋭い刃先で切れ味がよいので、学生からプロネイリストまで使えるニッパーです。
サイズ:刃長3mm±、全長100mm±
キューティクルニッパーはネイルケアに欠かせないもの!
甘皮ケアはジェルネイルの仕上がりにも影響するため、ネイリストには必須ともいえる技術です。その甘皮のケアにはキューティクルニッパーが必要です。キューティクルニッパーを選ぶポイントはいくつかありますが、シングルスプリングで刃が薄いものが使いやすいでしょう。
キューティクルニッパーは価格と共に性能も比例してよくなりますが、慣れないうちに高級のキューティクルニッパーを購入しても使いこなせないこともあるので、まずはエントリーモデルを購入し技術を磨きながらさらに徐々に買い替えていくのも一つの方法です。初めてのキューティクルニッパーをお探しの方は、この記事を参考に自分の手にあった1本を探してみてください。