異なる個性から生まれる力で、高い満足を生む『siika』
学芸大学駅から徒歩1分の好立地にある『siika』。トップサロンで長年経験を積んできた3名でお店を作りあげ、オープンから1年半で美容感度の高い人々に受け入れられ、ファンを増やしています。ハイセンスなサロンであり続けるために、具体的にどんな取り組みをしているのでしょうか？代表の加藤龍矢さんに伺いました。
個の力を活かしたサロン作り
――3名で始められたサロンということですが、現在は何名のスタッフがいらっしゃるのですか？
「現在は僕を含め、7名のスタッフがいます。徐々に増えていますね」
――どのような方がいらっしゃるのですか？
「個性的なメンバーが多いです。元々、僕たち3人もそれぞれ違ったお店で働いてきたこともあり、個性を持って集まっています。そこを僕が代表だからといって一本化してしまうと、個性が死んでしまい、このお店の強みがなくなってしまうと思うんですね。なので今いるスタッフの個性はなるべく活かしていきたいと考えています」
――人材育成はどのようなところに力を入れていますか？
「技術、接客、デザイン、人間性という4つのポイントがあるかなと思っています。技術についてはカリキュラムを作って勉強会をして、技術向上を目指しています。接客の方針でいうと明るく楽しくというところをモットーにしていますね。営業時間中は、あっちでもこっちでも笑い声が起きているような、お客さまとの距離が近いお店だと思います。4つのなかでも重要だと思うのが人間性で、ありがたいことにそこをクリアしたスタッフが集まってくれています」
外部での刺激を通して、全員が成長していくサロン
――他にも力を入れていることはありますか？
「このお店のもうひとつの強みとしては、雑誌の撮影だったり、セミナーをやっていたりと外部の仕事をしているところです。その仕事は大きな刺激となり、撮影をする力や、デザインする力、発信力などを身につけていけるんですね。特にこれからの時代、発信力は絶対に必要な力になってくると思うんです。就職活動をしている美容学生もサロンを知るきっかけはインスタという場合が多いですし、お客さまでもSNSでお店選びをする方が増えてきていますから」
――セミナーというのは？
「サトーが他の2サロンと合同で6名からなる『,et（エト）』というデザインチームを組んでいるんです。そこで、美容師や美容学生向けの外部セミナーや、撮影などを行っています。このチームはサトーが発起人となっていて、次の世代へ向けて技術やセンスなどをつないでいくため、あえて、他のサロンで勤務している3人を中心にチームを作りました。セミナーは今後も定期的に開催される予定で、内容もSNSを使った発信の仕方など新しい時代に対応したものになっています。ひとつのお店の在り方に固執するだけでは限界がありますが、他のサロンメンバーと刺激しあい、情報交換を行っていくことで、どんどんお互いに高め合うことができると思います。この取り組みは、お店にも大きな刺激となっていて、11月には大阪で開催されるヘアショーに『siika』からサトーが出演する予定もあります」
――最後に、今後の目標について教えてください。
「短期的な目標でいえば、早く2店舗目を持ちたいという気持ちで動いています。オープンして1年半で、手ごたえと難しさの両方を感じている日々です。手ごたえで言えば、新規のお客さまの満足度はとても高く、この地にお店をオープンさせたことは間違いではなかったと感じています。学芸大学エリアにはないお店のキャラ、技術力、内装、接客などを感じていただいたうえでの結果だと。2店舗目という目標に向け、今自分たちが一番に取り組むべきは、人を育てることです。今いるアシスタントがスタイリストになり一人前になることが第一条件だと思っているので、そこに力を注いでいきたいですね。結局のところ人を育てることが、お店をよくすることだと思っていますので。店名のsiikaは造語で、『Seeker（＝求道者）』という言葉から、美容の道をこれからも究めていきたいという想いを込めてつけています。その名に恥じないよう、前進していきたいですね」
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Salon Data
siika
住所：〒152-0004 東京都目黒区鷹番3-3-12 STARARKGビル 1F
TEL：03-6452-2310
http://siika.tokyo/index.html
