ブローとは？プロが教える『ブローテクニック』

日々仕事をしていると、ついついルーティンワークになりがち。でも、人気のサロンやショップでは何気ないことにも工夫を凝らしているもの。お客さまに喜んでいただける、ちょっとしたメソッドやテクニックをレクチャーしていただきました。

プロが伝授する自宅で使えるブローテク！

あまり知られていないけど、ヘアスタイルをセットするうえで、ブローは最も重要なプロセス。髪にボリュームを作ったり、タイトに抑えたりするのはすべてここで決まると言っても過言ではない。そこで、ブローの正しいやり方をAlushe銀座の豊里修次さんから教えてもらいました。目からウロコのテクばかり。みなさん、さっそく実践してください！

アウトバストリートメントを中間～毛先に塗布

ブローをする前に、髪質をチェックすることが大切です。髪質によって、ブローの仕方も変わります。

「ブローする前にアウトバストリートメントを必ずつけてください。このアイテムは髪を落ち着かせる効果があるだけでなく、ドライヤーの熱から髪を保護してダメージをおさえてくれるんです。量は2プッシュぐらいが理想です。しっかり手に伸ばしたら、中間～毛先のみになじませましょう。根元にはつけないようにしてくださいね。根元につけると頭皮の脂分と合わさって、ベタついてしまうんですよ」

後ろから前に向かって乾かせば根元がタイトに！

ドライヤー使いと、手グシの使い方がポイントです。

「最初は後ろから前に向かってドライします。そうすることで根元がタイトになるので、余計なボリュームを抑えることができるんですよ。その際は、手グシを使うことをオススメします。ドライヤーの風で髪がバラバラに飛ぶのを防いでくれるのはもちろんのこと、方向性をつけることができるので、さらにまとまり感が良くなります」

ブラシで伸ばしながらドライヤーの熱を当てる

毛先の特徴に合わせて、ドライヤーの当て方に変化をつけましょう。

「ロールブラシを髪に絡ませて、優しく毛先のほうへと移動させながらドライヤーを当てます。髪にテンションがかかることで、頑固なクセでも伸びてくれるんですよ。ブラシは内巻きに使うのが鉄則。そうすると、毛先がハネずに収まってくれるので、なめらかさが出ます。また、髪がまっすぐに伸びることで、光がきれいに反射するようになるため、ツヤ感もアップします！」

前髪を持ち上げながらドライヤーで〝かき上げバング″をメイク

毛の流れをしっかりと見たうえで、ドライヤーを当てましょう。

「今は中村アンさんのような、前髪をかき上げたようなスタイルがトレンド。その形を作るにはブローで前髪を立ち上げることが必要です。スタイリング剤でやろうと思っても、うまくいかないので気をつけてくださいね。ブラシで髪を持ち上げながら、その部分にドライヤーの風を当てて、毛流れの方向性を作ってください」

ブロー後にスプレーを振って髪にツヤをプラス

ツヤ出しのスプレーも、いろいろな成分があるので、髪質に合わせて使い分けましょう。

「ブローが終わったからといって、それで終了ではありません。最後にツヤ出しスプレーを全体に振って、髪に光沢を出しましょう。ブローでクセを伸ばした時点である程度ツヤは出ますけど、もの足りなさは残ります。スプレーを使用することで美髪感に磨きがかかって、リッチな雰囲気が出ますよ。ゴワつきやすい髪質の人やダメージが気になる人なら、しっとりタイプのスプレーを使用することがオススメします。トリートメント成分が髪を落ち着かせてくれますよ」

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