一日の始まりはジュースだけ!『朝は食べない』簡単ダイエット
ダイエットをしようと考えた時、まず考えるのは食生活の改善ではないでしょうか。けれども「健康的で、ストレスを感じずに効果を出す方法に出会えない」というお悩みもありがちです。ここでは、多くの人が誤解しがちな食事の基本と、簡単ダイエットのポイントをお教えします。
朝ご飯は食べなくてOKの理由
ダイエットで大切なのは、根本的な体の問題を解決すること。「今まで体内に溜まった余分なものや毒素をシッカリ出していくこと」です。そのためには、朝、何を胃腸の中に入れるかということが重要な意味を持っています。体内に溜まった物を出すためには、排泄機能を高めていくことが大切です。人は夜、寝ている間は断食のような状態になります。夕食を食べてから朝ご飯を食べるまでの時間は、ちょっとした断食をしているようなもの。そして、寝ている間は水も飲めません。英語では朝食を「Breakfast」言いますが、これは「fast」(断食)を「break」(やめる)という意味です。
朝は吐く息が臭いと感じたり、尿の色が濃い、目やになどが出る…日によって、個人によって差はありますが、朝起きた時に自然に起きる現象は、体の排泄機能が高まることによって起きていること。断食によって排泄機能が高まった結果なのです。つまり、人の体は本来、目覚めてから数時間=午前中は「排泄の時間」となっています。朝ご飯をしっかりと食べてしまうと、生理機能は排泄ではなく消化に向かってしまいます。これでは、排泄が促されず、余分なものや毒素が体の中に停滞してしまうことになります。なかなか健康的に痩せられない体になってしまうのです。
朝食の必要な要素はジュースでカバー
けれども、やはり何も食べないというのは体に良くない気がしてしまいますよね。それに、まずは食べないと動けない、なんとなく元気が出ない、という方もいるかと思います。ダイエットのためとはいえ、我慢するというのはとても辛いこと。そこで、必要なものを体に採り入れながら、消化器に負担をかけないので、排泄の邪魔をしないジュースでカバーすることをオススメします。
実は「お腹がすいた」という感覚は、実際に胃が空っぽになったから感じるわけではなく、血糖値が関係しています。体内に糖分が不足して血糖値が下がると、イライラや不安、震え、動悸などの低血糖発作を起こす場合があります。そうならないために体が空腹感を感じるようにできていると考えられます。つまり、朝食のポイントは「糖分を摂る」ということです。この糖分を必要な量、消化器に負担をかけないように補えば、空腹感も起こりません。
推奨しているのが、にんじんとりんごのジュースです。まず、にんじんに含まれるリチウムには利尿作用が、β-カロテインは体に有害な活性酵素を取り除く働きがあり、排泄機能の手助けをしてくれます。また、りんごは豊富なビタミンやブドウ糖、果糖、オリゴ糖、食物繊維、ポリフェノールなどを含み、必要な栄養をチャージしてくれるのです。
朝食以外の食べ方は自由
夕ご飯を食べてから寝て起きるまでの時間は、消化器を休ませる時間、そして朝起きてから午前中の時間は排泄の時間です。ですから、この間の間食などはもちろんNGです。だいたい、夕ご飯から翌日の昼ご飯までは16時間と見るとよいでしょう。「それではちょっと夜寝る前にお腹がすいてしまいそう」と思うかもしれませんが、このダイエット方法で嬉しいのは「夕ご飯は好きに食べてよい」ということ。もちろん程度というものがありますが、それほど気にせず、友達や恋人、家族と楽しく、美味しいものを食べてよい時間です。この時間を持つことで、ストレスを少なくダイエットができるでしょう。
また、昼も同様にそれほど気にせず食べてよいのですが、もしさらなる効果を期待するなら軽めにするのがベターです。「朝ジュースだけだとランチが待ち遠しくてどか食いしてしまうのでは?」と思うかもしれませんが、意外にジュースは満足度が高く、自然におそばやうどんなどの消化に良い物を選べるようになります。何よりもまず「好きな物を食べても大丈夫」という前提があることでストレスがないので、自然と食べる量をセーブできるのかもしれません。
文/sapuri
Information
参考文献
村木 昭文「ジューシーガール★ダイエット」