出産までに考えておくべきこととは? 予期せぬ妊娠 #1
出産は女性にとって、人生の一大事です。美容業界で働く女性にとっても、それは変わりません。むしろ、妊娠や出産とキャリアは切っても切れない関係にあるため、タイミングや予定を考える必要もあるでしょう。
でも、思いがけず妊娠してしまったときは? 予期せぬ妊娠がわかったときに、考えるべきことを整理してみましょう。
職場への報告
予期せぬ妊娠で最も困るのが職場への報告です。妊娠するつもりがなかったので自分も心構えができていないし、職場の上司や同僚にとっては青天の霹靂です。
特に上司には、なるべく早めに報告しなければなりません。これから妊娠期間を過ごし、出産するのであれば、仕事の割り振りやシフト調整が必要となってくるからです。
サロンで働くみなさんは、体力的にも大変な仕事が多いので妊婦にはできない業務もあるでしょう。意識的にではないにしても、上司や同僚に迷惑をかけてしまうことになります。
このとき、迷惑をかける相手には自分が申し訳なく思っていることをきちんと伝え、感謝の気持ちも伝えましょう。そうすることで、出産後、職場復帰する際もスムーズにいくし、職場の雰囲気も良くなります。
しかし、妊娠・出産は女性ならほとんどの人に起こりうることでもあり、妊婦にも働く権利があります。職場に迷惑をかけることを、必要以上に考えすぎて卑屈になることはありません。
医療保険を確認しよう
医療が発達している現在、元気な赤ちゃんを出産するのは当然と思いがちですが、出産にはまだまだ危険がつきものです。なにが起こるが分かりません
民間の医療保険に加入しているのなら、妊娠や出産におけるトラブルに対応できる保障がついているかどうか、確認しておきましょう。
また、健康保険や国民健康保険に入っていると、出産育児一時金や産休に伴う出産手当が支給されます。出産前に詳細を自治体に問い合わせ、申請を行っておくのを忘れないようにしましょう。
歯科検診を受ける
妊娠中の女性は、唾液の分泌量が少なくなることから虫歯のリスクが高くなります。また、つわりにより歯磨きがしにくくなることも、その原因の1つとされます。
このため、妊娠中に歯科検診に行って、口内トラブルを予防することが大切です。これは、自分のためでもあり、生まれてくる赤ちゃんのためでもあります。
虫歯菌は感染するので、生まれてくる赤ちゃんまで口内トラブルに巻き込んでしまう可能性があるからです。
赤ちゃんのための準備をする
生まれてくる赤ちゃんは、とにかく一秒たりとも待ってくれません。自分本位で泣きわめき、気まぐれに笑ったり天使のように眠ったりして、ママを癒してくれます。
それだけに愛おしいのですが、待ったなしの赤ちゃんのために、出産前にすべての準備を整えておかなければなりません。出産後は気軽に買いに走ることもできないので、必要なものはあらかじめ買いそろえて、万全の体制で出産に備えましょう。
出産後にはできないことをやっておく
出産すると、その後子供が成長し、ある程度手が離れるまでの何年かは、日々忙しく過ごさざるをえなくなります。
のんびりできる最後のチャンスが妊娠中です。
予期せぬ妊娠ならなおさら、出産すると自分の時間が持てなくなるという心構えを持ち、残りのゆっくり過ごせる時間を満喫しておくのもいいかもしれません。
配偶者と旅行に行くのもいいし、自分の趣味を思いっきり楽しむのもいいでしょう。出産後は女友達と時間を合わせて会うこともなかなかできなくなってしまうので、友達とゆっくり過ごすことも、妊娠中をおいてはできません。
生まれてくる赤ちゃんは、ママの時間を丸ごと独り占めにしてしまうので、妊娠中に使える自分の時間はたっぷり自分のために使って、後悔しないようにしましょう。
予期せぬ妊娠は様々なトラブルを引き起こすこともあるかもしれませんが、やはり妊娠は喜ばしいことです。健やかな赤ちゃんを、無事出産されることをお祈り申し上げます。
文/sapuri