アイデザイナーの給料はどれくらい? 働き方での違いと収入をUPさせる4つの方法
アイデザイナーは若い女性が憧れる美容系の職業の一つです。美容師、ネイルデザイナー、アイデザイナーなどメイクに関心のある女子にはピッタリの職業でもあります。
お客様はもちろんのこと、自分自身さえもキレイになるための知識やメイク技を手に入れることができるのです。
そんなアイデザイナーはどれくらいの収入があるのでしょう?こういった美容系の職業は歩合制を取り入れているところが多いのもあって、アルバイトやパート、正社員など働き方でずいぶん収入は違ってきます。
これから、ますます需要が増していくと思われるアイデザイナーの気になる一か月の給料について、更に収入UPにつなげる方法についてご紹介していきます。
アイデザイナーの給料ってどれくらい?
アイラッシュサロンで働くアイデザイナーの方の給料はどのくらいなのでしょう?アイデザイナーの需要ですが、働き方の見直しなどから週休二日制などを取り入れるサロンが増えてきているようです。
美容系の施術技術者は固定客がつくことによって、月給にインセンティブがつくこともあり、そういったことから平均以上の給料になることも期待できます。
また年代や経験値などによっても給料は違ってきます。年代別の平均推定給料と、5つの地域別に見ていきましょう。
年代別推定平均給料
日本の平均給料と比べるとアイデザイナーの給料は多少低くなるのですが、経験を積んでスキルの上がっている30代からは高くなっているようです。
・20代:20万円~40万円
・30代:25万円~50万円
・40代:30万円~60万円
地域別求人結果
東京都内はまつ毛サロンの件数がかなり多く、求人数も膨大になっています。よって時給も他県より高い傾向にあり、サロンによっては時給が1,800円と高額の時給を設定しているサロンもあるようです。相場を見ていきましょう。
・札幌求人:18万円~30万円(アルバイト・パート:時給900円~1,200円)
・東京求人:22万円~35万円(アルバイト・パート:時給1,250円~1,800円)
・大阪求人:20万円~30万円(アルバイト・パート:時給1,000円~1,600円)
・名古屋求人:19万円~30万円( アルバイト・パート:時給1,000円~1,500円)
・福岡求人:16~30万円(アルバイト・パート:時給900円~1,300円)
正社員以外にも アイデザイナーの給料は働き方でも違う
アイデザイナーの給料は美容系の美容師やネイリストに比べると、若干高く設定されています。お客様の一回施術の単価が高いことが理由の一つになっているようです。
サロンで正社員として働く場合、アルバイトとして働く場合、独立した場合など働き方で給料、収入は違ってきます。どのような差が出てくるのか見ていきましょう。
1.契約社員
正社員の他に契約社員として働く場合もありますが、給料形態は正社員と同じ月給形態をとっているサロンが多いようですね。
ですが、ボーナス面で社員との差が出てしまう場合があるので、そのサロンで長く働こうという意思があるときは契約社員よりは正社員を希望するほうが手当てを含めると待遇が良いかもしれませんね。
逆にいろんなサロンでアイデザイナーとして試してみたいという考えを持っている方であれば、契約社員の登録で期間限定でいくつかのサロンで働いてみるのもありですね。
2.業務委託
業務委託はサロンのスタッフとして働くわけではなく、個人事業主として契約をするので基本的には完全歩合制になります。
最低保証月給を設定しているサロンもあるので、業務委託初めてのうちはそういったお店を選ぶと安心かもしれませんね。
アイデザイナーの中には、業務委託で月収30万円以上、繁忙期になると50万円以上も稼ぐ業務委託アイデザイナーもいるようです。そういった点で業務委託は、自分の実力を試すいい機会にもなります。
3.アルバイト・パート
アルバイトやパートの場合は時給になるので、何時間働いたかで変わってきますが、平均的なアイデザイナーの時給は1,000~1,500円程度です。
福利厚生や社会保険の加入もなく、働いた分だけの完全歩合制になってしまうので、アルバイトやパートで稼ぐアイデザイナーは主婦の方や、夜間過程のスクールに通う方におススメです。
未経験OKの求人などもありますが、美容師免許は必須の資格なので、美容師免許の取得をしてからのスタートになるので気を付けましょう。
アイデザイナーが収入UPを目指せる4つの方法
アイデザイナーは美容業界の中でも給料が高い方ではありません。サロンの中で個人指名などで顧客がついたりすると月給に歩合給がプラスされていくケースが多いようです。
そこでアイデザイナーが収入を上げるための4つの方法を見ていきたいと思います。
1.スキルを磨いてキャリアアップ
アイデザイナーは全ての方が美容師免許を保有していますが、アイデザイナーの技術的な資格を保有している方はまだまだ多くはない状況です。
キャリアアップすることで自身の自信にもつながりますし、アイデザイナーとしても道も幅広くなっていくでしょう。
アイデザイナー民間資格の技能検定試験
スキルアップのために取得しておくと良いアイデザイナー技能検定試験をご紹介します。
日本まつ毛エクステンション認定機構(JECA)
【まつ毛エクステンション衛生管理士認定試験】「安全技術師」「認定機構1・2・3級」「認定講師」の認定試験があります。
日本まつげエクステンション協会(JLA)
【アイデザイナー技能検定試験】「認定講師」「トップデザイナー」「アイデザイナー」の認定試験があります。
日本アイリスト協会(JEA)
【まつ毛エクステンション技能検定試験】「ベーシック」「スタンダード」「プロフェッショナル」の認定試験があります。
日本まつげエクステ協会(NEA)
【プロアイリスト検定】「3級プロアイリスト」「2級プロアイリスト」「1級プロアイリスト」「プロアイリスト認定講師」の認定試験があります。
日本ウィングエクステンション協会
【レベルチェックテスト】「レベルチェックテスト3級」「レベルチェックテスト2級」「レベルチェックテスト1級」の認定試験があります。
国際アイラッシュ協会(IEA)
【まつ毛エクステ技能検定試験】「2級技能試験」「1級技能試験」の認定試験があります。
2.もっと待遇の良いサロンに移る
今のサロンで満足できていない方は、ほかのサロンでアイデザイナーとして経験を積んでみるのも一つですね。
今はアイラッシュサロンが増えていますし、美容室と併用してあるサロンもあります。福利厚生や給料形態などの面でも幅広く探せる状況にあると言えるでしょう。
さまざまなサロンで経験を積んでキャリアアップに励みましょう。
3.講師資格を取得して講師になる
NEA日本まつげエクステ協会が主催する「プロアイリスト認定講師」の資格を取得することで、サロン内での教育担当、スクールでの講師として働くことができます。
試験はプロアイリスト1級取得者のみ受験資格があり、論文試験・実技試験・面接試験・筆記試験で審査されます。面接試験については非公開です。
試験内容
【論文試験】
試験期間内30日以内、もしくは試験日の3日前のいずれか早い日までに3,000文字程度で提出します。
【実技試験】
1級試験と同じ課題で、試験の時間が30分間になります。
【筆記試験】
認定講師規則、試験管規則、当協会に関する事項から出題で穴埋め問題になります。
4.独立して自分のサロンを開く
アイデザイナーの収入は、月給に歩合給をプラスするシステムが多いようです。キャリアアップしていくことで固定客を増やし収入アップにつなげることが可能なのですが、雇用されている限り収入を上げることに限界があります。
さらに収入を上げたい場合は、アイデザイナーとして独立する方法になります。まつ毛エクステの施術をするために必要な大きな機材はなく、衛生管理用品やグルー、テープ、リームーバーなどの消耗品で、あとはお客様を迎えるための施術用ベッドや鏡や椅子などで、独立するためにかかる費用はだいたい100万円~200万円程が一般的のようです。
美容室の開業などより初期費用が少なく始めることが可能です。早い人では、サロンで1年ほどの勤務経験で独立する方もいます。
アイデザイナーは専門職|キャリアアップで高収入も目指せる仕事!
アイデザイナーという職業が、まつ毛に関する施術をする貴重な専門職だということが伝わりましたでしょうか?
いくつかの民間団体が主催している民間資格であるアイデザイナーの技術資格を取得していくことで、キャリアップをはかり、収入をあげていくことが可能な職業です。
まつ毛エクステ業界はまだ歴史が浅く、確率していない部分が多いために不透明なことも多いと思います。そういった部分も含めて、これからどんどん成長していく業界なので将来性もある素敵なお仕事です。
最終形態として独立開業もありますし、独立をして人を雇うまでの成長を遂げた時には、かなりの高収入が期待できます。そのための努力ははかりきれませんが、アイデザイナーのプロとして高収入を目指してみてはいかがでしょうか。