加圧インストラクターとはどんな仕事? 必要な知識と需要についてお伝えします

「加圧トレーニング®」は、日本人によって発明されたトレーニング法です。発明者である佐藤義昭先生は、若いころ、ボディビルに興味を持ち、日々トレーニングに励んでいたといいます。

長時間の正座によってふくらはぎがしびれてしまったとき、しびれをなくすためにふくらはぎをもみほぐしていたそうです。

その足の状態が、筋トレで追い込んだときと同じような状態にあることに気付きます。これを筋トレにも活かせると考え、あえて血流を制限しトレーニングをするという発想が生まれました。

試行錯誤を繰り返し、50年以上の時間をかけ安全な方法を確立し、現在のトレーニングができたのです。

そうして世に送り出された加圧トレーニングは、数あるトレーニング法のひとつとして認知されたことを皮切りに、今では多岐にわたる分野で応用されるようになっています。

身体へのあくなき探求心から生み出された加圧トレーニングですが、今回はその技術を用いて施術する「加圧インストラクター」のお仕事について考えてみましょう。

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加圧インストラクターとはどんな仕事?

加圧インストラクター_モアリジョブ
加圧トレーニングは、適切に血流を制限して行なうトレーニングです。ジムや病院、美容エステなどでも取り入れられ、世間での認知度もすっかり高まった加圧トレーニングですが、実はとても専門性のある仕事です。

血流の制限は専用の加圧器具を使って、個人に合わせた適切な圧を、腕や足の付け根に加えて行います。その後、トレーニングを始めます。

トレーニングをする際は適切な部位と圧をかけなければ、効果を感じられないどころか、お客様の身体を壊してしまうことにも繋がってしまう可能性もあります。

お客様は100人いれば100通り身体の状態は違うので、お客様に合わせてサポートをしていく必要があります。

そのためには、加圧トレーニングの知識はもちろん、食事や健康、医療などの知識だけでなく、コミュニケーション能力も必要な職業となります。

加圧インストラクターになるのに資格は必要?

加圧インストラクター_モアリジョブ
人それぞれで異なる、「適切な圧」を見極めなくてはならないのが、加圧インストラクターの基本ですが、施術を行なうには資格などはいるのでしょうか?

加圧トレーナーになるには資格が必要になる

加圧トレーニングは、「KAATSU JAPAN株式会社」が特許を取得したトレーニング法であるため、誰でも自由に加圧インストラクターを名乗ることは許されていません。

トレーニングの方法だけでなく、用いる器具に至るまで、数多くの登録特許や商標を有しているので、加圧インストラクターになるためには、「KAATSU JAPAN」が認定する加圧トレーニング指導資格を取得する必要があります。

資格を取得するためには、専門のスクールに通い、トレーナーを養成する「加圧スペシャルインストラクター」のもとで所定の養成講習を受講することが必要になります。

加圧インストラクター

「加圧インストラクター」は、加圧トレーニング指導の基本的な資格となります。取り扱い資格を認められた器具を用いて、指導や施術を行います。

また、取り扱い資格を得た器具の販売もできます。ただし、資格者専用の業務用器具である「加圧マスター」などは、一般の方への販売はできません。

加圧スペシャルインストラクター

加圧トレーニング指導の上級資格が「加圧スペシャルインストラクター」です。資格取得を目指す人に対して、取り扱い資格を得た器具で実技講習が行えます。

また、講師として有資格者向けの勉強会に参加することもできます。

KAATSUサイクルインストラクター

加圧トレーニングの進化版「KAATSUサイクル」の指導ができる基本的な資格です。用いられる器具は「KAATSU CYCLE」のみで、その器具を用いて指導を行います。

以上が加圧トレーニングの指導資格となります。ジムトレーナーとは違って、施術に使用する器具にも認定制度があることが、この資格の特徴です。

どの器具を用いて施術するのかという点も理解して、資格取得に向けて勉強するようにしましょう。

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加圧インストラクターになるのに必要になる知識

加圧インストラクター_モアリジョブ
加圧インストラクターになるには資格が必要ですが、具体的にはどんな知識が必要になるのでしょうか?

加圧トレーニングに関する方法

どれだけの圧力をかけるのかは、お客様によって異なってくるため、見極めて適正な施術を行なうための知識が欠かせません。

圧力を自在に調節できるようになるためには、専用ベルトの扱い方にも知っておく必要があります。

加圧トレーニングは、先にも述べましたが専用のベルトを用いて、腕や足の付け根に一定の圧力をかけて血流を制限し、トレーニングする方法です。

血流を制限することで、一般的なトレーニングと比べて軽い負荷で効果を上げることができます。

人の身体に関する知識

お客様にトレーニングを指導する立場ですから、身体に関する知識を欠いては、適切な指導ができません。

特定の部位に負荷をかけることで、身体にどのような効果をもたらすのかといった、筋肉や血行に関する基礎知識も必要になってきます。

自らも日ごろからトレーニングを実践し研究して、経験を積むことでステップアップへと繋がるでしょう。

加圧インストラクターの需要はどれぐらいあるの?

加圧インストラクター_モアリジョブ
加圧トレーニングは、軽い負荷で大きな効果を期待できるため、「気軽に身体を鍛えたい」という方にも人気を集めています。

美容業界やマッサージ業界でも注目を浴びており、今後の需要はどんどん大きくなっていくでしょう。

また、トレーニング以外にも、激しい運動が難しい患者や高齢者の方にもよいと医療の現場でも取り入れられています。

超高齢社会のなかで、介護予防や予防医療としても、まさにうってつけの運動・トレーニング法なので、トレーナーとして、活躍する現場もジムだけはなく、さまざまな現場で働くことができ、幅広い業種でも求められている職種といえるのではないでしょうか。

健康意識の増加から加圧インストラクターの需要は増加してきます

50年以上かけて生み出された加圧トレーニングは、その実践法や使用する器具で、数多くの特許を取得してます。

スキルとして身に付けるためには、所定の養成講習を受講する必要があることを覚えておきましょう。

また、同時に美肌効果やボディケアといった美容の分野でもその効果が認められていることから、女性からも好評のトレーニング法といえます。

健康ブームの高まりも受けて、加圧インストラクターの需要は今後ますます増加していくことでしょう。あなたも加圧インストラクターを目指してみませんか。

監修:KAATSU JAPAN(http://www.kaatsu.com/

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