ビューティーアドバイザーの正社員として働くには？ 勤務先によって仕事内容は違うの？｜求人情報で需要をチェック！
ビューティーアドバイザー（美容部員）とは、百貨店やドラッグストアなどでお客様にメイクをしたり、さまざまな相談や悩みに対してアドバイスしたりしながら、化粧品を販売する仕事です。美に関する知識と技術を幅広く有し、相手をよりきれいにできるため、ビューティーアドバイザーになりたいという方も少なくありません。
しかし、実際にビューティーアドバイザーの求人はどれくらいあるのでしょか。そして正社員として働けるのでしょうか。ここでは、ビューティーアドバイザーの仕事内容や求人情報での需要などを、詳しくご紹介します。
ビューティーアドバイザー（美容部員）の正社員として働くにはどうすればいいの？
ビューティーアドバイザーの仕事をしたいと考える方の中には、職場の環境や生活を安定させるためにも正社員で働きたい方も多いのではないでしょうか。ビューティーアドバイザーの正社員として働くにはどのような方法があるのかをみてみましょう。
1. 正社員を募集している企業や店舗に応募する
一番の近道は、ビューティーアドバイザーの正社員としての採用を募集している企業や店舗に応募することです。しかしビューティーアドバイザーの正社員の求人は、全体の約2割といわれています。契約社員や派遣社員、アルバイトやパートといった、正社員以外での求人が多いのです。
これは、美容部員はまずは採用して適性を見たいという企業側の考えがあるためです。スタッフは全員契約社員からスタートするという化粧品メーカーもあるほどです。
2. 正社員登用制度のある企業や店舗にアルバイトやパートで勤務する
長く働いてほしいと考える企業や店舗側としては、正社員として採用したいものの、すぐに離職されるのも困ります。そこでまずはアルバイトやパートとして採用し、ある程度の期間勤務した後に正社員として登用する「正社員登用制度」を取り入れている企業や店舗も多く見られます。
正社員登用制度があるアルバイトやパートとしてスタートし、経験や実績を積めば正社員への道が開けるのです。正社員としての応募に加えて、正社員登用制度のある求人にも応募してみると、選択肢も増えるでしょう。
正社員になるまでにはどれくらい掛かるの？ 時給はどれくらい？
アルバイトや契約社員などの雇用形態で働き始めてから、正社員になるまでの期間は、採用されたブランドやメーカーによって異なります。短いところだと半年ほどですが、3年かかるところもあります。正社員になれるかどうかは実力や実績によって判断されることが多いようです。
アルバイトやパートでの採用の場合、時給は990～1,700円の間が多いようです。1～6カ月程度の試用期間を経て、技術や能力によって時給が変動するケースも見られます
勤務先によって仕事内容は違うの？｜百貨店やドラッグストア
ビューティーアドバイザーの仕事は、勤務先によって仕事内容が異なります。勤務先とそれぞれの仕事内容をご紹介します。
ビューティーアドバイザーの仕事内容｜化粧品の販売・接客
ビューティーアドバイザーが働いている職場といえば、百貨店をイメージする方も多いではないでしょうか。
百貨店のカウンターにいるビューティーアドバイザーは、就職したブランドやメーカーの商品のみを扱います。カウンセリングやメイクサービスなどの接客をしながら、商品を販売するのが仕事内容です。メーカーの商品知識と、お客様の話をしっかり聞くことや丁寧な対応が必要とされます。
他には、化粧品専門店という職場もあります。化粧品専門店はさまざまなブランドの化粧品が幅広く並んでおり、ビューティーアドバイザーはひとつのブランドだけでなく国内のさまざまなメーカーの化粧品を扱います。
ビューティーアドバイザーの仕事は、接客はもちろんのこと、店頭の商品配置やポップの作成など店舗の雰囲気作りにも関わります。
そして、近年増えてきているのがコスメセレクトショップです。さまざまなブランドの化粧品を取り扱うのですが、化粧品専門店との違いは、百貨店で販売されるよう高級ブランドの商品の取り扱いもあることです。
カウンセリングをしっかり受けて購入したいと考えるお客様から、自分なりにゆっくり選びたいお客様まで来店されるので、それぞれ対応する必要があります。
ドラッグストアの場合は店舗スタッフとして裏方作業がある場合も
ドラッグストアの場合は、ビューティーアドバイザーとしての仕事のほかに、店舗スタッフとしての裏方作業もあります。ドラッグストアのビューティーアドバイザーはどのような仕事をしているのでしょうか。
ドラッグストアは化粧品だけでなく、地元の薬局として、薬・日用品・食料品・飲料なども取り扱っています。そのため、化粧品コーナーにいるビューティーアドバイザーは化粧品以外のことについて質問される場合もあります。ある程度店内のレイアウトを把握しておき、何をどこで販売しているのかくらいの受け答えはできるようにしておきましょう。
ドラッグストアで働くビューティーアドバイザーは、化粧品に関する接客だけでなく、レジ業務や品出し・検品などといった店舗の裏方仕事を担当することもあります。さまざまな作業に臨機応変に対応できることが大切です。
ドラッグストアを訪れるお客様層は多岐に渡ります。女性だけでなく男性のお客様も来店しますし、年齢層も幅広くなります。リピート率を増やすためにも、さまざまなお客様に対応できるような接客が大切です。
なお、一元客が多い都市型のドラッグストアと、地元のお客様が中心の地域密着型では求められる接客が異なります。都市型ではスピーディーな対応が求められることが多く、地域密着型では一人のお客様にじっくりと接客することが可能です。
転職したいけど正社員の需要はある？ 求人情報の調査レポートを紹介！
ビューティーアドバイザーは正社員の需要があるのでしょうか。ここでは、ビューティーアドバイザーの正社員募集状況について、美容に特化した求人サイトの情報を元にご紹介します。
ビューティーアドバイザーの正社員は需要アリ！
結果から言うと、ビューティーアドバイザーの正社員の需要はあります。ここでは東京・神奈川・千葉に分けて、調査結果をご紹介します。
・東京
美容に関するさまざまなショップのある東京都では、ビューティーアドバイザーの正社員の求人にもさまざまなものがあります。海外のエステブランドやセレクトショップのスタッフの求人や、エステサロンやネイルスクールの求人なども出ています。なお、勤務地は新宿・渋谷・恵比寿など都内が多いようです。
・神奈川
神奈川県ではエステサロンからの求人が多く見られ、系列の数店舗から同時に求人が出されることもよくあります。百貨店やセレクトショップなどでの、ビューティーアドバイザーの正社員の需要もあります。
・千葉
千葉県では、セレクトショップのビューティーアドバイザーの求人があります。ほかにも国内のコスメブランドなどの求人があり、研修の充実した未経験からでも応募できる募集もあります。百貨店やショッピングモールからの求人も多いため、メーカーやブランドを選んで働くことも可能です。
ドラッグストアからの需要はあるの？
ドラッグストアからのビューティーアドバイザーの需要もあります。ドラッグストアでは化粧品だけでなく、健康食品や薬の販売もおこなっているので、化粧品だけを取り扱っているショップとは違った側面からお客様に美容を提案できます。
全国展開しているドラッグストアは百貨店や化粧品専門店などよりも店舗数が多いため、より多くの求人を見つけられるでしょう。
給与はどれくらいもらえるの？ 年収はどれくらい？
ビューティーアドバイザーの正社員の需要があることを解説しましたが、給与や年収はどのくらいなのでしょうか。ここでは東京・神奈川・千葉に分けてご紹介します。
・東京
東京都のビューティーアドバイザーの正社員の給与は勤務先によって異なりますが、20～35万円が多くみられます。勤務地が東京以外の求人ではこれより少し低めになるようです。
・神奈川
神奈川県のビューティーアドバイザーの正社員の給与は、やはり勤務先によって大きく違いますが、18.8～50万円となっています。エステサロンの求人では、東京より高めの給与となる場合が多いようです。
・千葉
千葉県のビューティーアドバイザーの正社員の給与は、17.5～40万円となっています。やはり美容サロンなどは初期の給与が高い傾向にあります。
ビューティーアドバイザーの正社員の年収は、月給や賞与に加え、売上に応じたインセンティブ（報奨金）がもらえることもあり、売上に貢献すれば年収が上がる可能性もあります。平均年収の相場は568万円のようです。
自分に合った方法を選んでビューティーアドバイザーの正社員を目指そう！
ビューティーアドバイザーの正社員として働くには、コスメブランドや百貨店などの正社員の募集に応募する方法や、正社員登用制度のある求人に応募する方法などがあります。
勤務先には、百貨店のほかに、化粧品専門店やセレクトショップ、ドラッグストアなどがあり、仕事内容や給与は勤務先によって大きく異なります。
自分に合った働き方や職場を見つけて、ビューティーアドバイザーの正社員を目指してみてくださいね。
出典元：
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