介護福祉士の資格取得をするためにはさまざまなルートが存在します。しかし、どのルートをたどったとしても、最終的には国家試験で筆記試験や実技試験をクリアする必要があります。
既に介護職として仕事をしている人の場合には、実務を3年以上経験することによって、国家試験の受験資格を得ることができます。また2017年からは、実務経験に加えて、実務者研修を受講している必要があるので注意が必要です。
また、福祉系の高校を卒業してから国家試験を受験するルートもあります。このルートでは高校で福祉に関する勉強をすることができるので、実際の試験の際に苦労することは無いでしょう。
最後に、養成施設を卒業してから国家試験を受験するコースもあります。どのコースを選んでも、国家試験を受験することは最終的に必要となるため、受験勉強は必須となります。また、実務経験がある人は経験に基づいて勉強できますし、他のルートを選んだとしても学校でしっかりと受験勉強はできるので心配する必要はありません。
介護福祉士の資格は、介護職に就く時に絶対的に必要な資格ではありませんが、それでも資格を取得する人は後を絶ちません。その理由の一つのうちに、介護福祉士が介護資格の中で唯一の国家資格であることが挙げられます。
一度でも介護福祉士の資格を取得すれば、登録を行うことによって国に認められた介護福祉士になることができます。
また、資格取得によって給与や待遇面で得をすることがあります。施設や事業所によって、そのアップ率は変わりますが、大体数千円~1万円の資格手当が付与されます。中には、1万5,000円の資格手当が付与されることもあるそうです。国の政策として、介護福祉士が多く在籍している施設には加算を受けることができるので、給与面での待遇が良くなることもあります。
介護福祉士の資格を持っていることによって、仕事の幅が増えることもあります。できる仕事の幅が増えれば、管理職になる可能性も増えるので、介護福祉士の資格を取得するのも良いでしょう。
介護福祉士の資格を取得することによって、資格手当が付与される職場が多くあります。もちろん、事業所や施設の規模によって資格手当の額は変わりますが、平均で1ヶ月約1万円の資格手当が出るという場合もあります。
1か月分だけで考えると少なく感じてしまうかもしれませんが、年間に換算すると12万円の年収アップになりますから、決して少ない額とは言えないでしょう。また、手当が出る職場がある一方で、手当が全く付かない、もしくは手当てが出ても数千円という施設もありますので、事前に確認は必要になるでしょう。
また、賞与が出るような職場の場合には、介護福祉士の資格は賞与への評価にも影響します。そのため、介護福祉士資格を取得しておいた方が良いでしょう。施設によっては、資格を取得することによって、仕事の幅が増えるのにも関わらず、給与へは全く反映されないということもありますので、働き始める前に確認しておくことをおすすめします。
2017/07/14
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