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ヘルスケア 2021-06-29

ライブレッスンは、インストラクターにも嬉しいことが多い【もっと知りたい「ヘルスケア」のお仕事 Vol.33 「SOELU」YACCOさん #1】

ヘルスケア業界のさまざまな職業にフォーカスして、その道で働くプロにお仕事の魅力や経験談を語っていただく『もっと知りたい「ヘルスケア」のお仕事』。

今回は、多種多様なライブレッスンが魅力のオンラインヨガ・フィットネス「SOELU」で、ヨガインストラクターを務めているYACCOさんにインタビュー。全3回でお届けします。

女優からヨガインストラクターに転身し、丁寧で穏やかな指導が人気を集めているYACCOさん。人気のレッスン枠では、90名近くの生徒さんが集まるそう。

前編では、YACCOさんがヨガインストラクターになったきっかけや、「SOELU」で働き出した理由など、YACCOさんの働き方について教えていただきます。

お話を伺ったのは…

「SOELU」
ヨガインストラクター YACCOさん

大学卒業後、舞台作品を中心に女優として活動。その後、趣味として始めたヨガの魅力に惹かれ、インストラクターに転身。2019年にはアジア最大級のヨガイベント「YOGAFEST」にてクラスを担当するなど、現在も活動の幅を広げている。
日常生活が困難になるほどホルモンバランスを崩した経験があることから、ムーンサイクルヨガやヨガニードラなど、心と体を癒す方法を積極的に学び、自身の練習を通して心地良いヨガのクラス作りを目指している。
Instagram:@yacco_yoga

副業として始めた「SOELU」で社員インストラクターに

業務委託契約のインストラクターが多いなか、
「SOELU」で社員インストラクターとして働くYACCOさん

―まずYACCOさんがヨガインストラクターになった経緯を教えてください。

前職は女優をしていたんですが、人と競うことの多い仕事なので、自分に自信が持てなくなることがよくありました。何か気持ちが上向きになる趣味を作りたいなと思って、ヨガを始めたんです。5年ほど前ですね。

ヨガには「キレイな人がしている」というイメージがあったので、最初はミーハーな気持ちからでした。でもヨガの魅力に、どんどん惹かれていきましたね。それでインストラクターになる資格を取ることにしたんです。

最初は、資格の勉強をしながらアルバイトをしていました。アルバイトもヨガスタジオの受付など、ヨガに触れられる場所で勉強をしていきましたね。

―「SOELU」でインストラクターを始めたきっかけは?

2019年から業務委託のインストラクターとして「SOELU」に参加しました。現在は、もともと持っていたスタジオレッスンも平行しながら、「SOELU」の社員として運営にも関わっています。

それまではフリーランスのインストラクターとして、外部のスタジオでクラスを担当していたんですが、いろんなところに行かなくちゃいけないのが大変で。移動時間もかかりますし、外食も増えて、なかなかお金も貯まらないんですよね。それに、通常のスタジオはレッスン時間が決まっていて、他の先生の枠があかないとレッスンを持てないんです。

それで、ヨガに携われるような副業をしようと思ったときに、「SOELU」を知りました。自宅からオンラインでできて、枠があくのを待たずに、朝5時~24時の自分の好きな時間帯にレッスンが持てる。それならやってみようという感じで。

「自宅でできる」はインストラクターにとってもメリット大

「フリーランス時代は、時間もお金もかかって、
心に余裕がありませんでした」

―「SOELU」でヨガインストラクターをするメリットは?

一番は、拘束時間の少なさです。スタジオで1時間のレッスンをするとなると、30分前に入って準備しなきゃいけない、そのためには1時間前に家を出る必要がある、それには早く起きなきゃ…という感じで、結局のところ3時間くらいとられることになるんです。

でもオンラインなら自宅でできますから、その分連続でレッスンが持てたり、ゆったりした気持ちでレッスンに入れますよね。自分の時間が有効活用できているなと感じます。

あとは、ライブレッスンだと、自分の生活とも連動するので、私自身の生活リズムを整えるのにも役立っていると思います。朝早い時間帯にレッスンをしたら、気持ちが前向きになったり、夜寝る前のレッスンなら、そのまま自分も寝つきが良くなったりとか。

―昨年のコロナ禍で、生徒さんも増えたのでは?

そうですね。それまでは、お子さんがいたりして外に出られない主婦の方がメインでしたが、コロナ禍以降は客層もどんどん変わってきています。もちろん生徒さんの数も一気に増えました。

コロナの影響で、スタジオのレッスンってすごく減っていますよね。私も、以前から続けていたスタジオが閉まってしまったり、オンライン配信に切り替わったりしました。それまでは、オンラインでレッスンをしていると言うと、それだけでひとつ差別化になっていましたが、今はもう当たり前ですよね。

コロナ禍になる前に、「SOELU」でオンラインレッスンを始められたことは、ラッキーだったなと思います。

社員として、全体のレッスン品質を高め、より良い配信を行う方法を模索中

インストラクターとしてレッスンを持ちながら、
社員として「SOELU」を支えている

―では、現在の働き方を教えてください。

現在は完全リモートなので、自宅でライブレッスンと、社員としての業務を行っています。レッスン時間は曜日ごとに違います。月曜日は夜の時間帯、水曜日は朝から昼過ぎまで、木曜と土曜は午前中、金曜日は夕方の時間帯。火曜と日曜はお休みです。

私は初期から参加しているので、けっこう自由な時間でレッスンに入らせてもらえています。「SOELU」は、土日や朝早い時間帯、夜遅い時間帯など、ふだんスタジオではできない時間にレッスンを持てるのが魅力。おうち時間を充実させたい、隙間時間に働きたいという方にも向いていると思いますよ。

社員業務としては、他のインストラクターの先生方のレッスンの品質チェックや、配信スタジオを作るための施策など。社員インストラクターとして、「SOELU」やレッスンをより良くするために、インストラクター目線からいろいろ意見を言う仕事が多いです。

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女優からヨガインストラクターに転身し、現在では「SOELU」で一二を争うインストラクターとなったYACCOさん。オンラインのライブレッスンは、インストラクターにとっても魅力的な働き方だなと感じました。次回は、YACCOさんが、ヨガインストラクターのお仕事に感じる魅力や、これから同じ道を目指す人たちへのアドバイスをお届けします。

▽#2はこちら▽
「誰に何を伝えたいのか」そこから自分らしいヨガを見つける【もっと知りたい「ヘルスケア」のお仕事 Vol.33「SOELU」YACCOさん #2】>>

取材・文/山本二季
撮影/米玉利朋子(G.P.FLAG)

Information

SOELU

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