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特集・コラム 2021-12-16

看護助手の面接でよく聞かれる質問とは? 押さえておきたいポイントを解説

「看護助手になりたい」と、いざ転職や就職活動をはじめたのはいいけれど、面接の準備はどうしたらいいのかと不安に思っている方もいるでしょう。看護助手を目指すにあたって、人柄や適正をみる機会である面接は大事な場です。誰もが重要な面接の場を万全の体制で挑みたいと考えますよね。

今回は、看護助手の面接を万全の状態で挑むため、面接時の質問内容や話し方のポイント、身だしなみなどについて解説していきます。

看護助手の面接ではどんなことを聞かれるの?

看護助手を希望するにあたって、入職時の面接は重要な場となります。面接では、人柄や看護助手としての適正、倫理観などを判断される可能性が高いためです。面接時の受け答えは、スムーズにできるよう準備する必要があるでしょう。

では、面接でどんなことを聞かれるのでしょうか。ここでは面接のとき、どんなことを聞かれるのかについてご紹介します。

1. どうして看護助手になろうと思ったのか

まずは志望動機をしっかり言えるようにまとめましょう。採用担当者にこの人にうちで働いてもらいたいという気持ちになってもらうことがポイントです。志望動機は将来看護師になりたいや人の役に立ちたい、以前看護助手をした経験があるなど、さまざまな理由があるはずですので自身の言葉でまとめておきましょう。

また「以前入院した際に看護助手の方の優しさに支えられた」など、具体的にエピソードがあれば、より好印象を与えることができます。

2. 土日・年末年始に勤務できるか

総合病院や施設などの多くは土日、祝日、年末年始に稼働しています。そのため、土日や祝日、年末年始に勤務できるかは、即戦力になるかという大きな判断材料です。もしも全部は働けないという場合は、はじめにそのことを伝えましょう。

看護助手が必要とされる現場は人手不足であることが多いため、土日や年末年始に出勤できるのであれば、採用される可能性は高いといえます。

3. 体力はあるか

看護助手は1日中施設内を動き回る、体力を使う仕事です。介護業務も多く、体力面で力およばず、早々に退職してしまう人も少なくありません。そのため、体力に自信があるか問われる可能性もあるでしょう。

ジムに通っている、毎日ランニングをしているなど、体力作りのためにしている具体的なエピソードを盛り込むと、説得力が上がります。

4. どうしてこのクリニック・施設を選んだのか

「家から近い」「求人条件がいい」といったストレートな伝え方をしてしまうと、悪印象を与えてしまう場合があります。「施設の雰囲気がいい」「自宅から通勤しやすく、体力が温存できる」など、好意的な理由を考えておきましょう。

医療現場ではよく質問される項目です。この病院にしかない魅力を伝えられるよう、準備しておきましょう。また、クリニックや施設の理念や特徴について調べ、それに沿った理由を考えておくのもおすすめです。

5. 介護業務をおこなう意欲があるか

総合病院や施設などの看護助手の仕事には、入浴や排泄の介助など、介護業務があります。介護業務を抵抗なくおこなえるかは、採用するにあたり重要な判断材料になる大切な要素です。

そのため、介護を仕事にするという覚悟は持っているということをしっかりとアピールできるようにしましょう。

自己PRも忘れずに! 押さえておきたいポイントを解説

面接ではどんなことを聞かれるのかについて解説しましたが、話す内容以外にも押さえておきたいポイントがあります。つづいては、話をする際のポイントや自己PRについて解説していきます。

1. 受け答えはハキハキと

看護助手は、患者と直接コミュニケーションをとることがよくあります。患者との信頼関係を作るためにも、コミュニケーション力の高さは重要です。はじめから完璧でなくても構いません。しかし、その土台を持ち合わせているかは重要なポイントです。

採用担当者は面接の際に、コミュニケーションが円滑に進むかどうかをみています。面接の際の受け答えのポイントとして、以下のことに気をつけましょう。

・受け答えは、ハキハキとおこなう
・返答が遅い、ボソボソ話すことがないように注意する

また、看護助手は看護師の指示をもとに作業をおこないます。看護師は忙しく動き回っていることが多いため、ゆっくり指示をする時間はありません。

看護助手は看護師の指示を瞬時で理解し、はきはきとした受け答えをする必要があります。この点は、採用担当者が面接の際に目を光らせている部分でもあるため、受け答えについてはとくに注意しましょう。

2. 自己PRも忘れずに|資格や仕事への適性など

面接の際には聞かれたことだけではなく、自己PRとして所持資格や看護助手への適性、やる気などをアピールしましょう。

看護助手は資格はいりませんが、民間資格が存在します。代表的なものは、メディカルケアワーカー(1級、2級)と看護助手実務能力認定試験のふたつです。ともに実務未経験でも取得が可能な資格になります。取得しているのであればアピールポイントになるので、しっかり伝えましょう。

また、看護助手としての適性についてもアピールすることが大切です。看護助手の業務は、看護師のサポートや介護業務、事務作業など、多岐にわたります。適性をアピールするには、これらの業務内容について、事前に理解しておくことが大切です。

上述したとおり、看護助手にはコミュニケーション力や介護業務を抵抗なくできることが求められます。またチームと連携できる能力、責任感なども必要です。自身が得意としているものがあれば、しっかりとアピールしましょう。

面接に行く前に! 身だしなみをチェックしよう

身だしなみや服装は、面接において重要な点です。身だしなみは社会人としての常識や第一印象を問われる部分。気を抜かず、ふさわしい格好で面接に挑みましょう。ここでは、身だしなみの押さえておくべきポイントをご紹介します。

1. 服装はスーツかオフィスカジュアル

服装は無難なスーツかオフィスカジュアルがおすすめです。オフィスカジュアルがわからない場合は、正装であるスーツで行くほうがいいでしょう。

スーツでもオフィスカジュアルな服装でも、派手にならないこと、露出が多くならないことに注意してください。色でいえば、モノトーンや淡いカラーのものは、清潔感が出るためおすすめです。

2. 清潔感は必須! メイクやネイルをチェック

看護助手は医療機関での勤務になるため、清潔感は必須です。濃いメイクや長い爪は厳禁。着用していくスーツや服の汚れやシワ、シミなどにも注意しましょう。

3. 髪型も清潔感重視|明るすぎる色はNG

前髪が目にかかる、髪色が明るすぎるなどもNGです。面接時には落ち着いた色味にして、表情のみえる髪型を心がけましょう。

面接本番に向けて練習してみよう!

看護助手の面接では、志望動機や土日祝などの出勤、体力面や介護業務などについて問われる可能性が高くなっています。自己PRも含め、自身の言葉でまとめておきましょう。

また、看護師のサポートをする職種である看護助手の面接では、受け答えをはっきりとすることが重要視されます。面接では、受け答えがスムーズにできるよう練習しておきましょう。

絶対受かる確証はありませんが、準備しておくことに越したことはありません。自身の能力を最大限にアピールできるよう、万全な体制で挑みたいですね。

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