ヘルスケア&介護・看護・リハビリ業界の応援メディア
特集・コラム 2023-06-26

【保育士試験対策】2023年最新版過去問&テキスト本9選|おすすめの合格対策講座を紹介

保育士の資格を取得するにあたって、問題集やテキスト選びに迷っている方も多いのではないでしょうか。

また、どのように勉強したらよいのか分からなかったり、効率的な勉強方法を模索している人もいるかもしれませんね。

今回は保育士試験の概要とあわせて、おすすめの過去問題集やテキスト本や対策講座を紹介します。

目次
  1. 保育士試験の概要
  2. 筆記試験対策に! おすすめ過去問&テキスト本9選
  3. 資格取得を強力にサポート! おすすめの通信講座を紹介
  4. 通信講座を受講するメリット・デメリットは?
  5. 過去の問題集やテキスト、通信講座を活用し合格を目指そう

保育士試験の概要

保育士国家試験は年に2回、前期と後期で実施されています。試験には筆記試験と実技試験があり、筆記試験に合格した人のみ実技試験を受けることが可能です。筆記試験と実技試験の両方に合格することで、保育士資格を取得できます。

令和5年の試験をもとに、保育士試験の概要をおさえておきましょう。

【令和5年】保育士試験の概要

筆記試験の科目は全9科目、2日に分けて実施されます。実技試験の試験時間は公表されていません。令和5年前期の保育士国家試験の日程は下記のとおりです。

過去問は全国保育士養成協議会のHPで無料ダウンロードできる

試験勉強にかかせないのは、過去の出題傾向を知り、その傾向に慣れることです。また、何度も過去問を繰り返すことで、自分の苦手とする分野も知ることができます。

保育士国家試験の令和4年度後期と令和5年度前期分の問題と解答は、全国保育士養成協議会のホームページから無料でダウンロードできます。
全国保育士養成協議会:過去の試験問題

過去問の書籍を購入するメリットとは?|解説と分析が役立つ

国家試験過去問題は書籍でも多く見かけるかと思います。過去問題集の書籍を購入するメリットとしては、過去数年間の問題と解答のみではなく、なぜその解答なのかを詳しく解説してある点です。

また、書籍によっては国家試験の日程や受験申し込み方法などの最新情報や、過去の出題傾向の分析や難易度なども統計として出されています。その統計をもとに予想問題や練習問題なども含まれていることがあるため、試験準備にとても役立つでしょう。

保育士資格を活かせる求人情報は、こちらから確認できます。
リジョブケア:保育士の求人・転職・募集

筆記試験対策に! おすすめ過去問&テキスト本9選

「参考書を買おうと思っているけれど、たくさん種類があって何がよい本なのかわからない」と悩む方もいるかもしれません。書店に行くと、保育士国家試験に関する本だけでも数十種類以上あります。自分にあった参考書選びは、効率的な試験勉強を進めるうえでとても重要です。

ここからは、保育士試験対策におすすめの過去問や参考書をご紹介します。

成美堂出版『1回で受かる!保育士過去問題集 ’23年版』

この問題集は、2020年後期から2022年前期までの過去4回分の過去問題を収録しており、法改正にも対応している最新版です。本番と同じようにマークシート方式で解くことができます。

別冊に要点をおさえた詳しい解説が載っているので、分からないところをしっかりと理解することができるでしょう。過去問題と解説のみというシンプルな問題集で、繰り返し過去問題を解きたいという人にぴったりです。

成美堂出版:1回で受かる!保育士過去問題集 ’23年版

翔泳社『福祉教科書 保育士 完全合格テキスト 2023年版』上・下巻

こちらは、上・下巻二部構成のテキストです。すべての試験科目を網羅することができます。用語の解説や、過去に出題されたキーワードに対するポイントなどが分かりやすく掲載されているのが特徴です。暗記するときに役立つ赤シート付き。

一節終わるごとに掲載されている一問一答は、学習したことを振り返りやすく、インプットとアウトプットの両方ができます。

翔泳社:福祉教科書 保育士 完全合格テキスト 上 2023年版
翔泳社:福祉教科書 保育士 完全合格テキスト 下 2023年版

翔泳社『福祉教科書 保育士 完全合格問題集 2023年版』

こちらの問題集は過去10年分の試験を分析し、頻出傾向にある問題を厳選して500問以上掲載しています。過去問題をもとにした問題を解くことで、予備知識を習得したり本試験への対応力を身につけたりすることができます。

ほかにも解説や関連のある内容が載っているほか、前項で紹介した『福祉教科書 保育士完全合格テキスト2023年版』上・下巻とあわせて使うことで、学習効率がアップするでしょう。

翔泳社:福祉教科書 保育士 完全合格問題集 2023年版

中央法規『わかる!受かる!保育士試験合格テキスト2023』|2024年版は6月発売予定

このテキストは頻出するテーマに重きをおき、すべての科目を効率的に学習することができます。図表やイラストを用いて分かりやすく解説しているほか、試験問題で問われる内容をマルバツ問題で確認できるなど、重要項目や基礎を一つずつ習得できる構成です。

2024年版は、2023年6月に発行予定となっています。

中央法規出版:わかる!受かる!保育士試験合格テキスト2023

中央法規『できる!受かる!保育士試験合格問題集2023』|2024年版は7月発売予定

この問題集は過去問題のなかから、頻出傾向にある問題が300問以上集約されているほか、さくさく解けるマルバツ問題が600問以上掲載されています。

前項で紹介した『わかる!受かる!保育士試験合格テキスト2023』と併用しやすいよう、対象となるテキストのページが載っており、分かりやすくて便利です。

2024年版は2023年7月に発行予定です。

中央法規出版:できる!受かる!保育士試験合格問題集2023

自由国民社『2023年版 ユーキャンの保育士 速習テキスト』上・下巻

こちらは、初心者でも読みやすいように作られたテキストです。補足説明が充実しているほか、インプットしやすいよう図表やグラフなどが多数用いられています。ポイントをまとめた別冊は本体から取り外し可能で、外出先や移動時間にも勉強できるため便利です。

また、すべての試験科目を網羅できる上・下巻の二部構成で、科目冒頭には頻出する項目がまとめられています。

自由国民社:2023年版 ユーキャンの保育士 速習テキスト(上)
自由国民社:2023年版 ユーキャンの保育士 速習テキスト(下)

自由国民社『2023年版 ユーキャンの保育士 過去&予想問題集』

資格試験対策に強い、ユーキャンならではの分析ノウハウが活かされた問題集。過去6年分の過去問題から厳選した205問と、模擬試験2回分(320問)が掲載されています。

ていねいな解説がついているほか、関連する補足事項や出題傾向などの情報も充実しているのが特徴です。

各問題は難易度もわかるようになっていて、本試験のレベルを実感しながら解くことができます。

自由国民社:2023年版 ユーキャンの保育士 過去&予想問題集

KADOKAWA『この1冊で合格! 桜子先生の保育士 必修テキスト 2024年前期・2023年後期試験版』上・下巻

こちらは長年講師実績のある著者執筆の、要点をすべておさえたテキストです。上・下巻で試験の全科目を網羅できます。

著者の講義を対面で受けているような、わかりやすい解説やコメントが豊富に掲載されており、初心者でも理解しやすく作られているのが特徴です。

また、科目ごとの一問一答も豊富であるため、ひとつひとつの知識をしっかりと定着させることができるでしょう。

KADOKAWA:この 1冊で合格! 桜子先生の保育士 必修テキスト 上 2024年前期・2023年後期試験版
KADOKAWA:この 1冊で合格! 桜子先生の保育士 必修テキスト 下 2024年前期・2023年後期試験版

ナツメ社『2023年版 サクッとわかる!保育士合格テキスト&問題集』上・下巻

こちらの著者も長年、保育士対策講座の講師を務めており、すべての科目の要点や勉強のコツがわかりやすくまとめられている二部構成のテキストとなっています。

おさえておくべきポイントが巻末に集約されているほか、最近の出題傾向をもとにした模擬試験が掲載されており、テキストと問題集の両方をカバーできる参考書です。

お試ししたい人は、出版社のサイトからサンプルがダウンロードできるのでチェックしてみてくださいね。

ナツメ社:2023年版 サクッとわかる!保育士合格テキスト&問題集 上巻
ナツメ社:2023年版 サクッとわかる!保育士合格テキスト&問題集 下巻

資格取得を強力にサポート! おすすめの通信講座を紹介

お気に入りの参考書や問題集は見つかりましたか? 「よい問題集や参考書があっても自分のペースで勉強するのが苦手でモチベーションが保てない」という方も安心してください。

ここからは、効率的に合格に導いてくれる通信講座をご紹介します。

おすすめの通信講座5選を紹介!

保育士国家試験対策におすすめの通信講座の保育コースをいくつか紹介していきましょう。

費用はもちろん、テキストの内容や添削回数、質問可能回数、サポート可能期間なども確認し、実際に受講した人の意見なども参考にして選択することが大切です。気になる講座がある場合には、資料などを取り寄せて情報を集めましょう。

ユーキャン|保育士講座

資格試験対策講座を多数展開しているユーキャンの保育士講座では、筆記・実技両方の試験対策ができます。

テキストは科目ごとに1冊ずつ、副教材として福祉系と実践系の2冊を用意。添削課題が10回分あり、理解度を確認できます。1日3回までメールで質問できるため、分からないことがあったときでも安心です。

ほかにも、実技試験対策本や実技試験対策CD・楽譜、過去問題集などが届きます。サポート期間は12カ月間で、費用はテキスト代などすべて含めて5万9,000円(税込)です。

ユーキャン:保育士講座

ヒューマンアカデミー|保育士完全合格講座

ヒューマンアカデミーの講座では、テキスト、DVDやDCに収録した講義、そしてeラーニングを活用して合格に導く構成になっています。これにより、通勤時間や短い空き時間を活用した学習が可能です。

また、通信教育を続ける自信がない方や仲間とモチベーションを維持したいという方には、セミナーを受講する機会もあります。受講生の試験合格率は平均の約3倍という実績も。受講費用はDVD教材などすべて含めて5万9,000円(税込)で、期間は12カ月間のサポートになっています。

ヒューマンアカデミー 通信教育・通信講座たのまな:保育士完全合格講座

フォーサイト|保育士通信講座

フォーサイトの通信講座では、フルカラーで豊富なイラストと図表が特徴的な独自テキストを活用します。

また、収録された講義やeラーニングに加えて、担当講師による「eライブスタディ」で、直接講師とコミュニケーションがとれるのが大きな魅力のひとつです。さらに筆記試験講座だけではなく、実技試験対策講座も開講しています。

メールでの質問は受講講座によって異なりますが、最大15回まで。

バリューセットと単科講座とで価格に違いがありますが、筆記試験対策に特化した「バリューセット1」は2万6,800円(税込)、実技試験対策に特化した「バリューセット2」は2万9,800円(税込)。単科講座の筆記試験対策は1科目1万800円(税込)、実技試験対策は1万5,800円(税込)です。

フォートサイト:保育士通信講座

東京リーガルマインド|保育士合格講座

東京リーガルマインドでは、保育士国家試験の全科目の講座と、受講したい科目を選択して受講できる講座があります。そのため国家試験受験経験があり、次回受験時に免除になる科目がある場合には、必要な科目のみを選択し費用を抑えられます。

また、同じ講座を受講している受講生同士で質問や相談をしあえる「教えてメイト」機能を使用でき、通信教育を受けながら、仲間と一緒に目標を目指せるようになっています。

DVD教材を使用して全科目を選択して受講する場合には5万5,000円(税込)、科目を選択して受講する場合には1科目につき7,700円(税込)です。

Web講座を活用して講義を受ける場合には、費用は安くなりますが、期限を過ぎると視聴できなくなります。時間が確保できない状況の場合には、DVD講座がおすすめです。こちらは申し込み前に、お試しWeb受講ができるので、興味がある方は見てみてはいかがでしょうか。

LEC東京リーガルマインド:保育士合格講座

キャリカレ|保育士受験対策講座

キャリカレの対策講座では、テキストの内容を試験に出る部分のみに絞り、6カ月という短時間での試験合格を目指すカリキュラムです。実技試験にも対応できるよう、本試験に向けた練習方法や本番での注意点などを解説しています。

この講座の特徴は、無料の質問が無限にできること、また3年間の長期学習サポートが追加料金なく受けられる点です。長時間の学習時間が確保できない主婦や社会人にとっては、自分のペースでゆっくり学習を進められるため、負担も少なくなるでしょう。費用は4万1,900円(税込)でWeb申込みの場合は1万円割引され、3万1,900円(税込)で受講可能です。す。

また、試験20日前までにすべての添削問題を提出し添削問題の平均得点率が70%以上だった人が、保育士試験に不合格した場合は全額返金される制度もあります。

通信教育・講座 キャリカレ:保育士受験対策講座

通信講座を受講するメリット・デメリットは?

ここからは、通信講座を受講するメリット・デメリットについて紹介します。

通信講座のメリット2つ|効率・時間

通信講座は試験対策に適したテキストをもとに、最適なカリキュラムで効率的に学べるというメリットがあります。課題の添削をしてもらったり、質問に答えてもらえたりすることで、適切な対策が取りやすいでしょう。

また、好きな時間に勉強できるというメリットも。移動時間や隙間時間を活用できるため、ペースによっては短時間で知識を習得できるかもしれません。

通信講座のデメリット2つ|スキル・モチベーションの維持

筆記試験対策に比べて、実技試験に万全な対策ができる通信講座は少なく、必要なスキルを習得しにくいというデメリットがあります。実技試験のスキルは問題を解くことで身につくものではないため、通信講座だけでは不安が残るかもしれません。

また、学習に対するモチベーションの維持が大変だと感じる人も。自己管理を徹底する必要があるため、デメリットともいえるでしょう。

過去の問題集やテキスト、通信講座を活用し合格を目指そう

保育士試験に合格するためには、過去問題集やテキストが欠かせません。また、出題傾向や法改正などの最新情報を把握する必要があります。

通信講座は適切なカリキュラムで学習できるうえに、課題添削や質問に対する回答をもらえるため、苦手な分野を克服しやすくなります。

先ほど紹介した問題集やテキスト、通信講座などをうまく活用し、合格を目指してみてはいかがでしょうか。

引用元
ユーキャン:保育士講座
ヒューマンアカデミー 通信教育・通信講座たのまな:保育士完全合格講座
フォートサイト:保育士通信講座
LEC東京リーガルマインド:保育士合格講座
通信教育・講座 キャリカレ:保育士受験対策講座
一般社団法人 全国保育士養成協議会:令和5年試験案内
一般社団法人 全国保育士養成協議会:過去の試験問題

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事

近くの保育士求人をリジョブケアで探す

株式会社リジョブでは、介護・看護・リハビリ業界に特化した「リジョブケア」も運営しております。
転職をご検討中の場合は、以下の地域からぜひ求人をお探しください。

関東
関西
東海
北海道
東北
甲信越・北陸
中国・四国
九州・沖縄