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特集・コラム 2022-05-03

保育士の自己PRの書き方は? 作成する流れとポイントを解説|自己PR例文を紹介

履歴書を書くときに必須となる自己PRに、どんなことを書けばいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。

今回は、自己RPの書き方についてくわしくご紹介します。あわせて自己PRの書き方例もあわせてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

どんな風に書けばいいの? 保育士の自己PRの書き方とは

そもそも自己PRとは、就職を希望する職場に向けて自分をアピールするために書くべき内容のひとつです。まずは、自己PRの必要性や書き方をくわしくご紹介します。

「自己PR」とは?|自分の強みやスキルをアピール

自己PRとは自分についてなどを書き記し、自分についてアピールができる書類のことです。自己PRを書くことで、自分のこれまでの保育経験に加え、保育園で活かせる自分の良さと能力をアピールできます。

どうして自己PRが必要なの?|採用を決定する重要な要素のひとつ

なぜ自己PRが必要になるのかというと、保育園が求人を出すと、ほとんどの場合、求職者から多くの書類が届きます。

そのなかでもすべての保育士と面接をするわけではなく、採用担当が自分の保育園で活躍してくれそうな保育士と面接をします。

ここを判断するために必要な書類となるのが自己PRです。履歴書などとあわせて採用を決定するための重要な要素となります。

志望動機とはどこが違うの?

自己PRと混同されやすい書類に志望動機があります。志望動機はこの保育園でなぜ働きたいのか、この保育園で働いたらなにをしたいのかなど、志望することを書きましょう。

一方で、自己PRは自分について紹介するものです。保育士としての自分だけでなく、自分はどういう人間なのか、自分の長所短所など、自分のパーソナルな部分をアピールしなければなりません。

保育士が志望動機で伝えるべき4つのこととは|履歴書にはどう書く? 例文を紹介

自分らしい自己PRを作るには? 作成の流れとポイント

自分らしい自己PRを作るためには、どうすればよいのでしょうか。ここでは、自分らしい自己PRの作り方と、作るときにおさえておきたいポイントをご紹介します。

1. 自己分析をしてみよう|長所や得意スキルを具体的にピックアップ

自己PRを書くならば、まずは自分自身について理解している必要があります。まずは自分の長所や保育に活かせる強みなどがあるかどうか、自己分析をしてみましょう。

たとえば、協調性がある、コミュニケーションに長けているところがあるなどの長所があるなど、得意なスキルを具体的にピックアップすることが大切です。

2. ほかの人にも聞いてみよう|周囲の印象も取り入れよう

自己分析がむずかしい、あるいは自己分析をしたけれどもう少し自分を知りたいというときは、友人や家族に自分のことを聞いてみましょう。これを他己分析とも呼びます。

他己分析をすることで、自分でも知らなかった自分の強みや弱み、そして自分の性格を把握できるはずです。

3. 志望する保育園についてしっかり調べる

自己分析や他己分析をして自分のことがわかったら、志望する保育園についてしっかりと調べてみましょう。保育園の理念や考え方が自分の価値観と合っていれば、そこをフォーカスしつつ自己PRの書類をスムーズに書き進められます。

もしも、自分と保育園の価値観がマッチしていなければ修正ができるので、ミスマッチを防げるはずです。

4. 文章にしてみよう|エピソードを盛り込みすぎないよう注意

ここまで終えたら、いよいよ文章化してみましょう。今まで書いてきた単語、あるいは短文をひとつの文章として仕上げていきます。

いくら自己分析や他己分析がうまくできて、保育園との共通点を見出したとしても、文章として伝えられなければ意味がありません。エピソードだらけの文章も、独りよがり感がでてしまいますので、これまでの内容を短く、そしてわかりやすくまとめましょう。

5. 面接用にも準備しておこう|履歴書のものと統一感を

書類をすべて準備できたら、あわせて面接のための自己PRも準備しておきましょう。自己PRの内容は面接でも聞かれますし、なかには自己PRを書類としては作成せずに面接でのみ聞くところもあります。面接で聞かれても、しっかり答えられるように準備しておくことが大切です。

また、履歴書のものと統一感を出すことはもちろん、あまりにも長くなりすぎないように気をつけることも忘れないようにしましょう。

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【長所別・状況別】自己PR例文を紹介

自己PRの作り方はわかったけれど、いざ書こうとすると筆が止まってしまう方もいるでしょう。ここでは、自己PRの例文を強みとなる長所別や状況別にご紹介します。

【長所別】自己PR例文|性格の長所・得意スキル

まずは性格の特性や長所、自分の得意スキルを活かした自己PRの例文をご紹介します。例文ですので、この文を活用しつつ内容を自分に当てはめて自己PRを書いてみましょう。

例文1. 協調性をアピール

私の長所は協調性がある点です。中学生、高校生のときにはバレーボール部に所属していました。チームの仲間と話し合い、協力しながらチームの絆を強くしていき、目標であった県大会出場を決めました。

この経験から貴園で働いた際にも同僚や先輩保育士の意見を聞き、自分の意見を伝えながら子どもたちに還元できる保育環境を作っていきたいと考えています。

例文2. 責任感をアピール

私の長所は責任感があるという点です。小学校5年生から中学校3年生まで学級委員長を務め、高校では吹奏楽部の部長を務めました。すべて他者からの推薦でしたが、この理由は責任感があるということでした。無自覚ではありましたが、与えられた仕事を最後までおこなうことや友人の相談に真摯に対応した点がこのように評価されたのではないかと考えています。

貴園でも与えられた仕事は責任を持って遂行し、保護者や子供たちに寄り添いながら学生時代と同様に周りからも責任感があると信頼される保育士になりたいと考えています。

例文3. 得意なスキルをアピール

私は幼稚園の頃に先生が弾いていたピアノにあこがれ、年中から高校1年生までピアノを習っていました。

ときには辞めたいと思うこともありましたが、こつこつと練習を積み重ねた結果、初見の曲でも楽譜を少し見れば弾けるようになりました。

趣味としてピアノで童謡を弾き続けてきたこともあり、童謡の演奏には自信があります。この特技を活かし、保育士として子どもたちを楽しませられる演奏をしていきたいと考えています。

【状況別】自己PR例文|新卒・転職・ブランク

新卒・転職・ブランクなどの状況では、どのように書くとよいのでしょうか。つづいては、状況別に自己PRを書くときのポイントをご紹介します。

新卒未経験で応募する場合

私は、自分が保育園に通っていたときにお世話になった先生にあこがれて保育の道を目指しました。学生時代は勉強など大変なこともありましたが、保育園の先生になりたいという気持ちを強くもって、ここまでまいりました。子どもも大好きで、週末には甥や姪の世話を姉から頼まれ、子どもたちからも好かれていると自負しています。

大好きな子どもたちとたくさん触れあえる保育士という仕事に就けることを今から楽しみにしております。これまで学んできたことを活かして貴園に貢献していければと考えております。

同業種から転職する場合

以前は大規模園で働いておりました。大規模園にも大規模園のよさがありますし、そちらで働いておりました3年間で多くのことを学んだのです。

ただ自分の今後のキャリアを見直したときに、貴園のような小規模の園でより、子どもたちと深い交流をしていきたいという思いが沸いてきました。大規模園ではできなかった保育を貴園で学んでいければと思い、希望しました。

ブランクがある場合|再就職

保育士として働きはじめてから1年後に妊娠がわかり退職し、以後10年間は育児に奮闘してまいりました。

保育士としての経験は大変浅いですが、10年間我が子を育児してきたという経験は貴園でも活かしていけるものと考えております。我が子の育児経験を活かしつつ、貴園で保育士としてまた1から学ばせていただきたいと考え、転職を希望しました。

まずは自己分析! 自分に合った自己PRを準備しよう

自分のパーソナルな部分をアピールするためには、自己PRを作成することが非常に重要です。自己PRを作成するためには、まず自分で自分を知らなければなりません。

自己分析や他己分析を重ねて自分のアピールポイントを明確にしていきましょう。そのうえで、自分の強みや特性、状況にあわせて自分に合った自己PRを準備してみてはいかがでしょうか。

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