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介護・看護・リハビリ 2020-05-10

グループホーム入社後に実施される研修について

介護業界は未経験で入社すれば、ほとんどの施設で新人研修が実施されます。それはグループホームも例外ではありません。しかしながら未経験からグループホームで働くことが決まった場合、研修内容が分からなければ不安ですよね。そこで今回はグループホームに入社するとどのような研修が実施されるのか、その内容についてお伝えします。

グループホームは未経験者でも入社できる可能性がある

医療・介護業界は資格社会なので、資格や経験がなければ就職するのは難しいという印象を持っている人は少なくありません。当然環境が良く、雇用条件が良い施設の場合は、競争率が高くなる分、資格や実務経験が必須となっている場合があります。しかしながらグループホームの場合は、他の有料老人ホームや特別養護老人ホームに比較すると、未経験でも採用している場合が多いのです。

もしあなたが未経験で、介護業界に就職したいと考えている場合は、まずは未経験者でも採用している施設を探しましょう。規模の小さな事業所の場合、マンパワー不足から、充実した研修は用意されてない場合がありますが、それとは対照的に会社の規模が大きくなれば、充実した研修が実施されている場合が多いのです。

またグループホームへの就職であれば、接客業もしくは営業職など、人と接する職業を経験していれば、その経験を評価してもらえる場合もあります。なので未経験者であったとしても、介護業界で働いてみたいという熱意があれば、就職できる可能性はあるのです。

新人研修で実施される内容とは

未経験でグループホームに入社した場合は、大抵の場合、新人研修が実施されます。それは一体、どのような内容なのでしょうか。まずは所属している施設の特徴や理念、介護方針などが周知されます。そして勤務シフトや基本的な介助方法についての注意事項などが説明される場合が多いといえるでしょう。また施設によっては、介護職員初任者研修を受けるように指示される場合があります。介護職員初任者研修を受ければ、基本的な介護の考え方と介助技術を習得できます。

しかしながらこれはほとんどの施設でいえることですが、研修で実施される内容と、実際に現場で行う業務は全く同じではありません。これは人と接するグループホームの仕事では仕方のないことですが、一人ひとりの入居者に個性があるので、どうしても機械的には業務をこなせないのです。だから初めてグループホームで働く場合は、イレギュラーな対応が発生して当然だという心構えを持つことも大切なのです。

介護職員初任者研修は入社前に受講すべきか

入社後の研修として、介護職員初任者研修を受講させてもらえる場合もありますが、そのケースはそこまで多くありません。だから少しでも早く仕事に慣れたいと思うのであれば、就職する前に介護職員初任者研修は受講しておくべきでしょう。

なぜなら採用にあたり、介護職員初任者研修の受講を必須していないグループホームであったとしても、介護職員初任者研修を修了していることは評価されやすいからです。それに介護職員初任者研修を修了していれば、入浴介助などの専門的な対応についても、注意点やポイントを教えてもらうことができます。

グループホームや介護の現場では、体の使い方を理解していなければ、腰を壊してしまう場合も少なくありません。ですので自主的に介護職員初任者研修を受けておけば、そういったリスクを回避することにもつながるのです。未経験で入社したとしても、グループホームでの仕事は、実務経験を継続的に積んでいけば、将来的に介護福祉士の受験資格を得られるメリットもあります。長期的に介護業界で働いていきたい場合は、介護職員初任者研修の受講は必須だといえるでしょう。

ここまでグループホームで実施される研修内容についてお伝えしましたが、いかがでしたか。未経験であったとしても、前向きな姿勢で研修を受ければ、問題なく働けるとご理解いただけたのではないでしょうか。グループホームに限らず、介護の仕事は日々の学習が必要となります。あなたがもし長く介護業界で働いていきたいと考えている場合は、会社から実施される研修だけでなく、自主的にも研修を受け、スキルアップすることを検討してみてはいかがでしょうか。

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