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ヘルスケア 2024-03-17

お客様の要望の真意を捉え、結果を導く「柔軟美®︎トレーナー」として活動の場を広げていきたい【もっと知りたいヘルスケアのお仕事 Vol.134 柔軟美®︎トレーナー 村山巧さん】#2

ヘルスケア業界のさまざまな職業にフォーカスして、その道で働くプロにお仕事の魅力や経験談を語っていただく連載『もっと知りたい「ヘルスケア」のお仕事』。

自身の趣味で始めたアイススケートがきっかけとなり、柔軟美®︎トレーナーとして活動を始めた村山巧さん。現在、村山さんはスタジオを持たずに自ら出張や現場に赴き、年齢問わず広く指導をしています。

前編では、村山さんがトレーナーとして軌道に乗るまでの道のりについて伺いました。後編ではスタジオを持たない理由、指導にあたって気をつけていること、今後の目標についてお聞きします。

お話を伺ったのは…
柔軟美®︎トレーナー 村山巧さん

会社員として営業職を約10年経験したのち、独自で経験したことを活かしてトレーナーデビューを果たす。現在は、子ども向けのレッスンが大人気で、本も多数出版。メディアにも積極的に出演し、子どものみならず、父母からも注目を集める「柔軟美®︎トレーナー」として活躍中。

多くの人から支持を集める理由は「必ず結果を出す」ところ

出張に出るのが楽しみでもあると語る村山さん。なんと昨年は、年間で230件もの出張をしたのだとか!

――現在行っているレッスンの形態について教えてください。

私がスタジオを借りて、SNSなどでレッスンの告知をしているオープンクラスと、日本全国から依頼を受けて伺う出張タイプのクラスがあります。ほかにも、地域のカルチャーセンターやスポーツクラブなどでのレッスンや企業のレクリエーションイベントなど。呼んでいただければ、どこへでも伺うようにしています。

――行動にも柔軟性が…! スタジオを持たない理由は?

私のレッスンを受けていただく方たちは、チームや団体などが多いので、拠点を持つと全国から来る遠征費などがかかってしまい、お客様の負担が増えます。私一人の出張であれば、費用も大勢に比べて微々たるもの。私自身いろいろな場所に移動すること自体、苦ではないですし、さまざまな地方に行けるのは楽しいんです。

多方面から「スタジオを持たないのか」とよく問われるのですが、コンビニに行くくらいのフットワークの軽さが自分のウリ。これからも今の形でトレーナーを続けていくつもりです。

――指導をするうえで心がけていることは何ですか?

とにかく結果を出すことを重視しているので、お客様ごとの一つ一つの可能性を信じ、指導することを心がけています

そのためには、お客様の少しの変化も逃さないことが必要です。例えば、前よりも前屈が数センチ深まったとか、腕が数センチ高く上がるようになったとか、わずかな変化に気づくこと。お客様ご自身でも気づきにくいところを素早くキャッチして、上達まで徹底的にサポートすることを意識しています。

みんながみんな、最初から体が柔らかいわけではありません。以前の私のように体が固くて痛い思いをしながら取り組む方もいらっしゃいます。私が経験した方法を元にサポートさせていただくことにより、一人でも多くの方の目標が果たせたら良いなという思いで指導を行っています

――では、トレーナーとして必要な条件は何だと思いますか?

お客様が何を求めているのかしっかり理解し、お客様の真意を捉えてサポートすることだと思います。

例えばお客様から「腰が痛いから腰を柔らかくしたい」と言われたとき、大体の方が腰に原因があると思っている方が多いのですが、必ずしも腰に問題があるとは限らないのです。ほかにも、ブリッジができないのは便秘が原因だと分かり、ストレッチよりも先にお腹へのアプローチ方法を指導することもあります。実際は、原因だと思っているところ以外に問題があることが多いのです。どうしたらお悩みやご要望に応えられるのか、よく考えてからレッスンに臨んでいます

トレーナーは自分にとって天職。一期一会を大事にお客様と接していきたい

村山さんのInstagramには、必ずI字バランスの姿が。「自分の本を置いていただいているという感謝の気持ちを、I字バランスで表現しています」と村山さん。自分の宣伝方法をよく分かっているとお見受けしました。ぜひ、「#本屋さんでI字」と検索してみて!

――トレーナーの魅力とはずばり?

お客様が喜んでいるところが見られるのはとても嬉しいですし、やりがいを感じますね。お客様からも「今までできなかったことができるのは嬉しい」と、実際に良い報告をお手紙でいただくことも少なくありません。

以前は「もの」や「仕組み」を売ったり提案したりすることが仕事でしたが、今のトレーナーという仕事は、「自分自身」が商品になるので結果は全て「自分」に返ってくることを学びました。一期一会を大事にし、常に全力投球で取り組む姿勢がついたことで、頑張った結果が感謝の言葉として表れるようになり、毎日、これが「やりがいなんだ」と実感しています

今は、「仕事」というよりも「趣味」のような感覚に近いですね。自分が実践してきた方法でたくさんの方々に喜んでもらえるトレーナーの仕事は、私にとって天職と言える仕事になりました!

――今後のトレーナーとしての働き方をお聞かせください。

日本国内はもちろん、海外へ進出して活動することも考えています。実は、直近で海外への出張が決まりました。依頼していただいたのは日本人の方で、現在はお子様とフィリピンにお住まいの方。なんでも帰省していたタイミングで、たまたま私がレッスンを行っていたところ、お声がけいただいたようでした。今後も、そういった些細なきっかけに気づき、世界でもストレッチと言えば…!と名を知られるまでになれたら嬉しいです。

――活動の幅を広げていくには、限界値を設定しないことやフットワークの軽さが必要だと感じました。

そうですね。加えて、コロナ禍により、運動能力が低下している子どもたちがたくさんいます。そういった問題にも何かできることをしていきたいと思い、子ども向けのストレッチ本の出版に力を入れているところ。たくさんのお子様に保護者の方に見ていただきたいので、目下1000万部を目指しています。集客したときのように自分で書店や出版社に出向き、宣伝を欠かさずに取り組んでいます。

体が柔らかくなれば、日常生活や運動に必ず役に立ちます。人によっては、柔らかくなることによって叶えられる夢もあります。体の健康や自己実現のためにも、ストレッチの大切さをもっともっと広めていきます!

全く違う業種に転身しても成功できた3つのポイントとは?

1.自分が没頭できることに追求して取り組んでみる

2.自信を持って提供できるサービスを構築し、信念をもとに活動を続ける

3.お客様の要望に寄り添い、時にはフットワークの軽さを武器に対応する


取材・文/東 菜々
撮影/喜多二三雄

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