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介護福祉士
学び・キャリア 2019-07-26

介護福祉士になるにはどうすればいいの? 介護福祉士の仕事内容を紹介します

介護福祉士になるには資格取得が必須になります。資格取得のルートはさまざまですが、「どういったルートで資格取得を目指したらいいのかわからない」という方も少なくないでしょう。また、実際の介護福祉士の仕事内容や勤務形態がどういうものなのか気になる方もいると思います。

そこで今回の記事では、介護福祉士になるためのルート別の資格取得方法、国家試験の概要、また介護福祉士の仕事内容についてご紹介します。

介護福祉士になるにはどうすればいいの? 資格取得のルートは4つ

介護福祉士勉強
介護福祉士の資格を取得するためのルートは「養成機関ルート」「新カリキュラムルート」「特例高校ルート」「旧カリキュラムルート」の4つがあります。しかし、2016年度の法改正で、「養成機関ルート」で資格を得るには国家試験の受験が必要になるなど、大きな変更点もあります。ここでは、各ルートの詳細をご紹介します。

①養成機関ルート|専門学科・コースで学ぶ

養成施設ルートは、指定の介護福祉士養成施設(1~2年以上)を卒業したのち、介護福祉士試験(国家試験)を受験して合格を目指すルートになります。2016年度までは、指定の介護福祉士養成施設を卒業すれば介護福祉士の資格を取得できましたが、法改正により2022年度以降の卒業生は国家試験の受験が義務化されました。

介護福祉士養成施設を2017~2021年度内で卒業する人の場合、例外措置として卒業後5年間は国家試験を受験(合格)しなくても介護福祉士の資格を保持することができます。この5年間のあいだに国家試験に合格するか、卒業後5年間継続して介護等の実務に従事すれば、その後も介護福祉士の資格を保持することができます。

2022年以降の卒業生は国家試験が必須に!

これまでは、指定された介護福祉士養成施設を卒業すれば、国家試験を受けなくても自動的に介護福祉士の資格を取得することが可能でした。しかし、2022年以降の卒業生には国家試験が義務化され、試験に合格しなければ介護福祉士の資格を取得することはできなくなったのです。

通信制の学校はある? 通信講座だけで取得できる?

養成機関ルートでは実技の習得も必要であるため、通信教育だけでは資格を取得することはできず、通学が必要です。ただし、実務経験ルートの方で通信教育講座を修了すれば、国家試験の受験資格を得ることができます。

②実務経験ルート|実務者研修などが必要

実務経験ルートは、介護現場で実務経験を3年以上積み、かつ約半年間の実務者研修を受けたのち国家試験の合格を目指すルートです。また、3年以上の実務経験がなくても「介護職員基礎研修」と「喀痰(かくたん)吸引等研修」を修了している人は、実務者研修を受けなくても受験資格を得られます。

③福祉系高校ルート

福祉系高校ルートは、福祉系高校および福祉系特例高等学校を卒業したのち、国家試験を受験して合格を目指すルートです。このルートの場合、卒業する学校によって、さらにルートが下記の3つにわかれます。

新カリキュラム|平成21年度以降入学者

1つ目は新カリキュラムルートです。平成21年度以降の福祉系高校では新カリキュラムが導入されています。新カリキュラム導入後の学校で学ぶと、卒業後にすぐ介護福祉士の国家試験を受験することができます。

特例高校など|平成21年度以降入学者

2つ目は特例高校ルートです。平成21年度以降の特例高校(介護福祉士養成の基準を満たす高校および中高一貫校)で学んだ人は、卒業後に9か月以上の実務経験を積むことで国家試験の受験資格を得られます。受験申込時には介護技術講習を受けるかどうかを選択でき、受講した場合は実技試験が免除されるのです。

旧カリキュラム|平成20年度以降入学者

3つ目の旧カリキュラムコースで、平成20年度以前に福祉系高校に入学・卒業している方が対象です。旧カリキュラムで学んだ方は、新カリキュラムで学んだ場合と同じく、卒業後すぐに国家試験の受験が可能になります。受験申込時に介護技術講習を受けるかどうかを選択でき、受講した場合は実技試験が免除されます。

④経済連携協定(EPA)ルート

このルートは、EPAにより外国人が日本で介護福祉士資格の取得を目指すルートです。指定の受入機関において3年以上の実務経験を積むことで、外国人でも国家試験の受験資格を得ることができます。実技試験を免除するには、介護技術講習または実務者研修が必要です。

自分に必要な受験資格が分からない…

近年の法改正などで、介護福祉士の資格取得条件は大きく変わりました。そのため、「自分がどの条件に当てはまるのか分からない」という方も少なくないでしょう。以下に細分化されたルートをが記載したサイトをご紹介しますので、チェックしてみてください。

公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

http://www.sssc.or.jp/kaigo/shikaku/route.html

介護福祉士の国家試験とは?

介護福祉士資格取得
介護福祉士の国家試験の受験資格を得たなら、いよいよ受験となります。試験開催地や受験科目をしっかりチェックし、勉強や当日の移動なども含めて事前にしっかりと対策を行いましょう。ここからは試験の難易度や合格率についても合わせてご紹介します。

試験の概要

まずは介護福祉士の国家試験の実施日、開催場所、試験科目など、試験の概要について説明します。

試験の形態|年1回

介護福祉士の国家試験は年に1回行われます。1次試験(筆記試験)と2次試験(実技試験)があり、例年、筆記試験は1月下旬、実技試験は3月上旬に実施されます。

次回の第32回試験は、筆記試験が2020年(令和2年)1月26日(日曜日)、実技試験は2020年(令和2年)3月1日(日曜日)に行われます。

試験科目|13科目

  • 1.人間の尊厳と自立
    2.介護の基本
    3.人間関係とコミュニケーション
    4.コミュニケーション技術
    5.社会の理解
    6.生活支援技術
    7.介護過程
    8.発達と老化の理解
    9.認知症の理解
    10.障害の理解
    11.こころとからだのしくみ
    12.医療的ケア
    13.総合問題

 

試験地|筆記34カ所・実技2カ所

  • 筆記試験:
    北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、岐阜県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
  • 実技試験:
    東京都、大阪府

 

難易度と合格率を知りたい!

過去5年の介護福祉士の合格率を見ていきましょう。

平成26年度(2015年):61.0%
平成27年度(2016年):57.9%
平成28年度(2017年):72.1%
平成29年度(2018年):70.8%
平成30年度(2019年):73.7%

上記のようになっています。3年連続で合格率が70%を超えているので、介護福祉士は他の資格と比較すると取得しやすい資格といえます。合格率が上がってきているということは、それだけ出題の難易度が下がってきているとみていいでしょう。

介護福祉士の国家試験は、医学、法律、社会、心理学とさまざまな分野の知識が必要とされますが、回答はすべて「選択式」なので、論述形式の試験に比べると易しい印象があります。必要な知識と現場での実務、その両方における試験対策を万全にすれば、かなり高い確率で合格可能の資格といっていいでしょう。

介護福祉士の仕事内容を紹介します!

介護福祉士
介護福祉士の資格は、福祉系の仕事で唯一の国家資格です。その仕事内容も多岐にわたるので、幅広い知識だけでなく豊富な実務経験(実技能力)が求められます。

介護福祉士としてのキャリアが長くなると、チームマネジメントを担うような重要ポストに就くこともあり、介護現場のスタッフ全体をまとめるリーダー役として欠かせない存在となります。この点で見ると、キャリアアップを目指したいという人にとっては、介護福祉士の資格は非常に有利になるといっていいでしょう。

出典元
・公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
http://www.sssc.or.jp/kaigo/q_a.shtml
・公益財団法人 社会福祉振興・試験センター(介護福祉士国家試験 試験科目)
http://www.sssc.or.jp/kaigo/kijun/attachment.html
・厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000198330_00001.html
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参照元
・介護の資格最短net(介護福祉士の1日のスケジュール)
https://www.acpa-main.org/kaigofukushishi/shigoto.html

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