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学び・キャリア 2020-03-25

ケアマネジャーの試験の今後と、効率の良い試験勉強方法とは?

介護支援専門員、通称ケアマネジャーになるには、ケアマネジャーの試験に合格することが必要になります。しかし、昨今のケアマネジャー試験における合格者の人数は、減少の一途をたどっており、はっきりとした理由はわかっていません。今回はそんなケアマネジャーの試験について、そして今後のケアマネジャーの試験の動きについてまとめてみました。

ケアマネジャーになるためには

ケアマネジャーになるには、介護支援専門員実務研修受講試験に受かることが必要。ケアマネジャーは、国家資格ではなくて公的資格のため、試験を管轄しているのは各都道府県です。ケアマネジャーの試験は、毎年1回のみで、例年は10月中の日曜日に開かれています。また、試験会場は都道府県ごとに決まっており、自宅から近い試験会場で受けることになります。

ケアマネジャーになるための試験には、様々な受験条件があるため、まずは自分に受験資格があるのかを確認する必要があります。内容が複雑でわかりづらいこともあるので、困った場合は、ケアマネジャー試験を担当している各都道府県に確認してみると良いでしょう。

ケアマネジャー試験を受けるための条件の一つとして、国家資格があるかどうかを問われることがあります。保健・福祉・医療のいずれかの分野で国家資格が必要で、5年以上の実務経験が必須。もし、国家資格がない場合には、老人施設や在宅介護施設などに従事して、施設長などの職務を5年~10年ほど経験していると受験資格を得ることが可能です。

ケアマネジャー試験の合格率について

ケアマネジャー試験における合格率は年々、減少の一途をたどっています。試験が始まった頃は、毎年40%台の受験者が合格をしてきましたが、その後減少を続けており、2013年にはついに、合格率が15.5%になりました。受験者数も、13万人から14万人をいったりきたりしているので、受験者数が極端に増えたり、減ったりしているわけでもありません。合格率が低くなった理由は明らかにされておらず、受験自体が難しくなったわけでもありません。しっかりと勉強をすれば合格できるとも言われています。

中には、合格者数を調整するために、落とす試験になったという声も出ています。他に挙げられる理由として、ケアマネジャー試験が出来始めた頃は、ケアマネジャーの人材が不足していたことも考えられます。人材確保のために、合格者数を多く出そうとしていたのかもしれません。

平成23年までのデータでは、ケアマネジャー試験に合格した人は、54万人はいるとされていますが、その内、実際の業務に従事している人は、約14万人にとどまっています。ペーパードライバーならぬ、ペーパーケアマネジャーがいるのも事実です。

ケアマネジャー試験の今後について

ケアマネジャー試験において、大きな出来事が平成25年に起きました。それは、「介護支援専門員(ケアマネジャー)の質の向上と、今後の在り方に関する検討会」という名目で、ケアマネジャー試験の現状を見直す会が開かれたことです。

この議論の中では、ケアマネジメントの質を上げるという観点から、介護支援専門員実務研修受講試験を見直すという案が出されています。試験の受験条件をさらに厳しくすると言った意見も出ているのです。医師をはじめとして、歯科医師や薬剤師、作業療法士、看護士、社会福祉士などの資格を有している人でないと受験資格を与えない方向で意見が交わされました。また、日本介護支援専門員協会の会長によって、ケアマネジャーを国家資格化するという話も出たほどです。

ケアマネジャーを受けようとしている人にとっては、厳しい受験戦争になりそうですが、それほど、ケアマネジャーという資格が注目を浴びているということであり、今後超高齢化社会を迎える日本では、重要な資格に位置づけられる可能性があるということです。

ケアマネジャーになるためには、介護支援専門員実務研修受講試験という試験を受ける必要がありますが、その試験の合格者数は減少の一途をたどっています。様々な理由が噂されていますが、はっきりしたことはわかっていません。今後、ケアマネジャーの試験は厳しくなることも想定はされていますが、その一方で、資格を有することによって、様々な場面で優位に立つかもしれません。

ケアマネジャー試験対策を効率的にする勉強法について

資格試験の勉強方法は、長期的なスケジュールでゆっくりじっくり取り組む方法から、短期集中型まで、さまざまです。勉強の仕方には個人差もあり、自分に合った方法を選択するのが最善ですから、何が良い、悪いというのは一概には言えません。ただ、大切なのは自身のライフスタイルにあった勉強方法を選ぶこと。そして、ちょっとしたコツをつかむことではないでしょうか。今回は、ケアマネジャー試験の勉強方法について、まとめてみました。

求められるタイムマネジメントのスキル

ケアマネジャー資格を受験するには、実務経験が必須となっているため、社会人として仕事をしながら試験勉強に取り組むケースが多いと思います。仕事をしながら合格を目指すには、効率よく勉強することが重要です。たとえ「介護支援専門員基本テキスト」を必死に読み込んで勉強しようとしても、とても時間がかかってしまいます。多忙を極めるケアマネジャーという仕事は、タイムマネジメントもそのスキルの一つとして求められるもの。「いかに効率よく仕事をこなすか」それは大切な能力の一つとなります。

ケアマネジャー試験の勉強法においても、それは同じ。
限られた時間を有効活用して、効率的に進めるコツを身につけることも、試験対策のひとつと言えるでしょう。朝に強い人は早朝に、ある程度時間を確保してまとめて勉強したいタイプの人は、休日を使って集中的に、通勤途中や昼休みなどのとにかく空いた時間を活用して…勉強の仕方は、人それぞれです。ただ、一つ言えることは、仕事をしながら合格するためには、すきま時間をいかに有効活用するかということが鍵となっているということです。

最近、注目のアプリを活用した勉強方法

通信講座、通学講座、独学とさまざまな勉強方法がありますが、近年注目を集めているのが、サイトやアプリを活用した勉強方法です。圧倒的な情報量を簡単に持ち歩くことができ、情報の更新も随時行われるため、つねに最新情報をチェックすることができるのが、魅力のひとつ。

アプリなら、外出先や移動中にも手軽に学べるし、隙間時間を活用して学習したい人には有効な手段と言えるでしょう。また、無料でダウンロードできる過去問などもあるので、上手に活用したいですね。費用を抑えながら、隙間時間を活用できる新しい形のケアマネジャー試験勉強法のひとつです。

最後に、Webを活用した勉強方法で注意したいのは、情報が古いものでないか確認することが重要であるということ。現在、介護業界の抱える諸問題に対して、国もその改善に力を入れているため、大きな変化があることも。Webのいいところは最新の情報も更新されるが、古い情報が残っている危険性もあるのです。そのあたりをきちんと精査して、情報収集に役立てましょう。

「この方法で」と決めつけず、よさそうな学習方法を取り入れる

ケアマネジャーに限らず、勉強をする時に言えることですが、勉強方法をひとつに絞らないこともコツのひとつと言えます。先ほど紹介したアプリを活用した学習方法も、それだけをすべてにする必要はありません。全体像をつかむには、コンパクトにケアマネジャーについてまとめた本を一冊読んでみることからスタートするのもいいでしょう。

本を読み進める中、分からなかった部分や、ややこしいと感じた用語や制度名をメモし、それを調べることから知識を深めていくと話が早いかもしれません。また、逆に「この分野は得意だから大丈夫」と感じた箇所も、ピックアップしておきましょう。自分の得手不得手がなんとなく掴めると、それ以降の勉強の効率が格段に変わってきます。

最後に、ケアマネジャー試験は介護支援専門員基本テキストから出題されます。試験直前には一度振り返り、基本問題はパーフェクトにしておきましょう。過去問を繰り返し、たくさん解くことも本番に備えて自身にもつながるので、時間が許す限り取り組んでみてください。

高齢社会に突入した日本において、社会全体がより良い方向へ向かうことを目指し、法制度の創設や改正が繰り返し行われているからです。国をあげてその充実と改良に取り組んでいる介護保険制度。介護保険法制度にのっとり、介護保険の根幹をなす「ケアマネジメント」を担うケアマネジャーは、社会においても重要なポジションとなっているのです。

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