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介護・看護・リハビリ 2020-03-17

介護福祉士の勤務時間や休日の実態について

介護福祉士は、高齢者や身体にハンディキャップを持った人の日常生活を支えることを仕事とします。人の生活をサポートする仕事のため、昼夜は関係なく、24時間の勤務体系が特徴です。また、休日は土日などの曜日に関係なく出勤することも少なくないでしょう。今回は、介護福祉士の勤務時間や休日についてまとめていきます。

施設での介護福祉士の勤務体系

施設で働く介護福祉士は、高齢者や身体にハンディキャップがある人の生活をサポートすることになります。彼らは介護を24時間必要としており、かつ症状が重度である場合が多いので、その施設の介護職員は24時間体制で働きます。

ほとんどの場合シフト制で働くことになり、日勤と夜勤の2勤体制である事業所がほとんどです。しかし、施設によっては早番や遅番といった勤務体系を採用しているところもあります。また、介護士が不足している施設に勤務することになった場合には、ハードな労働環境下で働くことになる可能性もあるでしょう。

日勤の場合は、普通のサラリーマンと同じような勤務体系で、朝の8時から9時の間に始業、17時から18時に終業となります。また、日勤の人の場合は、その日の仕事は前日の夜勤者からの申し送り事項を確認することから始まります。一方で夜勤は、夕方ごろから仕事を始めることになります。そして、日勤者からの申し送り事項を確認することが仕事の始まりです。このように、日勤者と夜勤者でシフトを回して仕事を進めていきます。

在宅での介護福祉士の勤務時間

在宅で働くことになる介護福祉士の仕事として、ホームヘルプと呼ばれる訪問介護やデイサービスなどがあります。デイサービスで働く場合には、利用者は通所して利用するため、利用者が宿泊をすることはなく、夜勤というものはありません。

デイサービスで働く場合は、利用者の家に直接伺い、デイサービス施設と自宅の間の送迎を行うこともあります。中には、パートタイマーとして朝の送迎の時間や、日中の忙しい時間だけの勤務になることもあるそうです。

一方で、訪問介護事業所で働く場合、サービス提供責任者と呼ばれる主任ヘルパーは、基本朝から夕方までの勤務ですが、常に携帯電話の電源をオンにしておいて、緊急時にいつでも備えることができるようにする必要があります。

また、事業所によっては24時間の勤務体系を採用している所もあるため、勤務時間は事業所への確認が必要となります。また、非常勤の訪問介護というものもあり、この場合には自分の都合の良い時間帯で働くことも可能です。

介護福祉士の休日

介護福祉士となると、一般的には土日が休みになることはありません。高齢者などの利用者のほとんどが、365日介護を必要としているため、介護福祉士が決まって土日に休みを取得するということは難しいのが現状です。

そのため、基本的には施設で働いているスタッフが交代で休日を取得することになります。勤務先によっては、休日の曜日を固定にしているところもあれば、不定期で週に2日休みになる、ということがあります。

また、シフト制ではありますが、施設によっては、自分が休みたい希望日を出すことができる施設もあるため、自分が休みたい日に休むことは不可能ではないでしょう。休日はどこに行っても混雑していることが多いという理由から、希望制であってもあまり混雑していない平日に休みを取得する人もいるようです。他のスタッフと調整をしておけば、大型連休を取得することも難しくありません。しかし、人手不足が慢性的に起きている職場の場合は、なかなか取得するのは難しいでしょう。

介護福祉士が働く施設は、24時間の勤務体系の施設と、日勤しかない施設があります。施設によって、勤務体系は異なるため、事前に施設に確認する必要があります。また、介護福祉士の休日については、施設の利用者が24時間介護を必要としていることから、土日などの一般的な休日に休暇を取ることは難しいでしょう。しかし、施設での他のスタッフとの調整によっては連休を取得することも可能です。

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