レクリエーションはなぜ必要? カンタンにできる新聞紙レクリエーション4選を紹介
高齢者施設などの福祉施設でおこなわれることが多いレクリエーション。本記事ではレクリエーションの必要性や新聞紙を使った、おすすめのレクリエーションをご紹介します。
なぜ? 高齢者施設でレクリエーションを取り入れるべき理由
レクリエーションは高齢者施設でよく取り入れられていますが、なぜレクリエーションは積極的におこなわれているのでしょうか。
レクリエーションをすることで、利用者様によい影響を与えられると考えられています。
ここでは、レクリエーションがもたらすメリットをご紹介します。
1. 楽しみながら運動不足を解消できる|身体機能の活性化など
レクリエーションをおこなうメリットは、運動不足の解消です。レクリエーションにカンタンな運動を取り入れることで、日頃の運動不足を解消し、身体機能の活性化やストレスの発散などの効果が期待できます。
高齢者は、ふだんの生活に運動を取り入れることがむずかしい場合も多くあります。そんな高齢の利用者にとって、レクリエーションは楽しみながら運動をできるよい機会となるのです。
2. コミュニケーション促進で孤独感を減らせる
高齢になると、心身の不具合から外出や友人との交流が減ってしまいます。そんな環境のなかで、孤独感を感じてしまう高齢者も少なくありません。
高齢者施設でのレクリエーションは、利用者同士がコミュニケーションを取るよい機会です。他人と触れ合うことで、孤独感を減少させる目的もあります。また、コミュニケーションを促進することで、脳の活性化にもつながるでしょう。
3. 気分転換で生活に変化・メリハリをつけられる
レクリエーションはふだんの生活とは少し違う、カンタンなイベントのような時間です。そのなかでマンネリしている生活に変化を付けて、気分転換ができます。
とくに、通所施設などに通う高齢者は施設に通うだけでも億劫に感じてしまうことも。レクリエーションを気分転換や楽しみの時間と感じてもらうことで、施設に通うのが楽しいと感じてもらえるようになるでしょう。
手軽にできる! 新聞紙レクリエーションおすすめ4選を紹介
ここでは、高齢者施設などで気軽にできる新聞紙を使ったレクリエーションを4つご紹介します。どれもカンタンにできるレクリエーションなので、ふだんのレクリエーションのバリエーションにぜひ加えてみてくださいね。
ペアで楽しむ! 新聞紙キャッチボール
新聞紙キャッチボールは、投げたり、渡したりといった動作ができる人とおこないましょう。新聞紙キャッチボールでは手指・腕の運動や思考力の向上、参加者同士の交流が期待できます。
人数は2人1組でおこない、実施場所の広さに合わせて同時に実施する人数を考慮します。必要な道具は新聞紙とテープ、参加者が使用する椅子などです。
遊び方
まず、事前準備として新聞紙を丸めてテープで止め、新聞紙でボールを作っておきましょう。その後、ペアの相手と向かい合い、相手に向かって新聞紙のボールを投げる際に、相手にカンタンな質問をします。例としては、「好きな食べ物はなんですか?」など。
次に受け手はボールを受け取り、相手に投げ返す際に質問に答え、さらに相手にもカンタンな質問を投げかけます。
これを繰り返しおこない、5分ほど経過したら終了です。
チームで楽しく! 新聞紙ホッケー
新聞紙ホッケーでは、バランス力の向上や気分転換、参加者同士の交流などの効果が期待できます。用意するものは、棒状に丸めた新聞紙と柔らかいボールです。新聞紙は手に握りやすい太さにしてください。
新聞紙ホッケーは大人数でワイワイ楽しめるゲームです。できるだけ広い場所で安全におこなうように留意しましょう。
遊び方
まず参加者を2つのチームに分け、それぞれ縦に一列ずつ並んでもらいます。その後、前の人から順番に丸めた新聞紙を使ってボールを転がし、先にゴール地点までボールを運べたチームの勝ちです。
誰が一番早い? 新聞玉早戻しゲーム
新聞玉早戻しゲームは、丸めた新聞紙を足の指や裏を使って広げ、参加者同士で広げる速さを競うゲームです。足の指のこまかい動きが必要で、太ももや腹筋を鍛える効果も期待できます。
用意するものは丸めた新聞紙だけ。カンタンに省スペースでおこなえるので、あまり広い空間が取れないときのレクリエーションにもピッタリです。
遊び方
まず、軽く丸めた新聞紙を用意。そして足の指だけを使って、この新聞紙を広げます。手順はたったこれだけです。
参加者同士で速さを競ったり、タイムを計ったりしても楽しめるでしょう。また、新聞玉早戻しゲームの応用として、新聞紙を足の指だけで自分の元までたぐりよせる、新聞紙たぐりよせゲームもおすすめです。
破れないように運ぼう! 新聞紙リレー
新聞紙の上にボールなどを置き、新聞紙だけを使って次にボールを回していくというゲームです。新聞紙リレーでは、バランス力の向上や参加者同士の交流などの効果が期待できます。
用意するものは人数分の新聞紙とリレーに使うボールだけ。ボールがなければ、軽い人形などでも代用可能です。
遊び方
まず参加者に、円や縦一列などに並べた椅子に座ってもらいます。その後、それぞれの参加者に新聞紙を広げて持ってもらい、新聞紙の上でボールを転がすように次に繋いでいきます。むずかしい場合は、新聞紙の大きさを小さめにして挑戦してみましょう。
ボールが最後の人までたどり着いたら終了です。全員でひとつのボールを回してもよいですし、2つのチームに分けて競争しても盛り上がります。
レクリエーションで高齢者の皆さんに楽しい時間を!
レクリエーションは高齢者などの身体機能の活性化や孤独感の減少、気分転換などに役立ちます。介護施設などでも、充実したレクリエーションを取り入れることで、利用者の方に楽しい場所だと認識してもらえるでしょう。
ご紹介したレクリエーションも参考にして、高齢の利用者の方も一緒に楽しめるレクリエーションを考えてみてくださいね。