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介護・看護・リハビリ 2020-06-24

【介護◯×クイズvol.3】もしものときの対処法を今一度復習! 介護福祉士の基本問題

超高齢社会の現在、介護業界において、さらなる注目を集めている「介護福祉士」のお仕事。介護福祉士は介護資格のなかで唯一の国家資格になるため、資格を取得するには、国家試験に合格する必要があります。

そこでこの企画では、介護福祉士に必要な知識を問うクイズを出題。すでに現場で介護福祉士として活躍されている方はもちろん、これから介護福祉士を目指す方にも役立つ問題をピックアップしました。

介護福祉士向け◯×クイズ5問

まずは「脳性麻痺」の症状について

【第1問】「脳性麻痺」のある人は、手足の感覚が鈍く、脊髄損傷と同じような状態になる。

 

正解は・・・

 

 

 

【解答】×

【解説】脳性麻痺は、筋緊張の異常により生じる運動機能障害。脊髄損傷は、脊髄が何らかの原因で破壊されるものなので、さまざまな機能障害を生じる。

 

感染症についての問題!

【第2問】「B型肝炎ウイルス」は、血液を介して感染する。

 

正解は・・・

 

 

 

【解答】

【解説】肝炎の原因の多くはウイルスによるものである。なかでもB型肝炎とC型肝炎は、血液による感染経路を持ち、肝臓ガンへ進行するといわれている。 B型肝炎はインターフェロン(ウイルスに対抗できるように体内で作り出される物質)を用いる療法がある。

次は「認知症」の事故防止対策について!

【第3問】認知症により徘徊が出現しはじめたときは、事故を防止するために、部屋もしくは玄関を施錠しなければならない。

 

正解は・・・

 

 

 

【解答】×

【解説】認知症の症状がある入居者をむやみに閉じ込めることは不適切。過度に抑制・禁止せず、安全を確保しながら希望を叶えることも必要である。

 

難問! 「高次脳機能障害」の問題にチャレンジ!

【第4問】高次脳機能障害は、注意集中や意欲発動性の低下がほとんどみられないので、社会的行動面は安定している。

 

正解は・・・

 

 

 

【解答】×

【解説】高次機能障害とは、交通事故による外傷性脳損傷、脳卒中による脳血管障害等の後遺症で発症する障害のこと。それにより、自発性低下、注意障害(ぼんやりミスをする、2つのことが同時にできず混乱する)、記憶障害、半側空間無視、半側身体失認、失行(運動機能は損なわれていないが、目的に沿った適切な行動が取れない)、失語、遂行機能障害(計画を立てて物事を実行できない)、社会的行動障害(依存・退行・対人関係がうまくいかない、ちょっとしたことで感情を爆発させる)といった症状が現れる。

 

最後はやけどの対処法!

【第5問】やけどの程度が1度(表面のみの損傷)のときは、すぐに消毒液や軟膏を塗る。

 

正解は・・・

 

 

 

【解答】×

【解説】やけどは、局所をできるだけ早く流水で冷やすことが第一。勝手な判断で油や軟膏を塗ってはならず、水泡ができた場合も破ってはいけない。

文:小沼奈央(レ・キャトル)

参考:
介護福祉士国家試験受験対策研究会『介護福祉士国家対策 速習 一問一答2020』中央法規2020年
介護福祉士国家試験受験対策研究会『10点アップ!介護福祉士国家試験よく出る問題 総まとめ2020』中央法規2020年

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