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介護・看護・リハビリ 2021-01-15

【介護レクリエーションvol.18】「ペットボトル」を使って遊ぶ! ゲームレクリエーション

現場で役立つレクリエーションのアイディアをご紹介する「介護レクリエーション」の企画。今回は「ペットボトル」を使ったレクリエーションをピックアップ!

かっとばさない

【対象者】ペットボトルの口を握ることが出来る方
【レクの目的】協調・体幹運動、集中力・認知力の向上
【人数】2人以上
【実施に好ましい場所】ホール
【必要な道具】1.5〜2ℓのキャップ付きペットボトル2本、紙玉20個、ダンボール箱2箱、記録用のホワイトボードなど
【制限時間】5分〜
【レクリエーションの内容】スタッフが投げた紙玉をペットボトルで打つゲームです。

レクを始める前の準備

・紙玉を各チーム10個ずつ(計20個)作っておきましょう。1/2のサイズに切った新聞紙をこぶし大に丸め、のりをつけた花紙か折り紙で包みます。花紙(折り紙)の色は、チームごとに変えておきましょう。

遊び方

1. 同じ人数になるように参加者を2チームに分けます。チーム内で順番を決め、始めの人は椅子に座ってペットボトルを持ちます。スタッフは参加者の足元にダンボール箱を置き、参加者から1.5m離れた位置に待機しましょう。
2. スタッフの「よーいドン」の合図が聞こえたら、スタッフは参加者の足元にあるダンボール箱に向かって紙玉を投げます。参加者は投げられた紙玉をペットボトルで打ちます。10回行い、箱に入った紙玉の数が少ない人の勝ちとなります。スタッフは勝敗をホワイトボードなどに記録しておきましょう。 
3. 2番目以降の人も2を繰り返し行い、最終的に勝利数の多かったチームの勝ちとなります。

進め方のコツ

・打つのが上手な参加者には、少し離れたところから投げたり、紙玉の方向に変化をつけてあげたりしてもOKです。
・空振りが多い参加者には、近くから投げたり、「投げますよ」と声をかけてタイミングを合わせてあげましょう。

シャカシャカ

【対象者】ペットボトルを持つことが出来る方
【レクの目的】手指・腕の運動、集中力・思考力の向上
【人数】2人以上
【実施に好ましい場所】ホール
【必要な道具】1.5〜2ℓのペットボトル2本、割った状態の割りばし30〜50本、ダンボール箱2つ、記録用のホワイトボードなど
【制限時間】5分〜
【レクリエーションの内容】ペットボトルの中に入った割りばしをふって、ダンボール箱の中に出すゲームです。

レクを始める前の準備

・スタッフは、割った割りばしをペットボトルの中に入れておきましょう。
・参加者が座る椅子と、椅子のそばにダンボール箱を設置しておきましょう。

遊び方

1. 同じ人数になるように参加者を2チームに分けます。チーム内で順番を決め、始めの人は椅子に座って割りばしの入ったペットボトルを持ちます。
2. スタッフの「よーいドン」の合図が聞こえたら、足元のダンボール箱に向かってペットボトルをふり、割りばしを出します。(割りばしがダンボール箱の外に出てしまってもペナルティにはなりません)。より早く割りばしを出し切った人の勝ちとし、スタッフは勝敗をホワイトボードなどに記録しておきましょう。
3. 2番目以降の人も2を繰り返し行い、最終的に勝利数の多かったチームの勝ちとなります。

進め方のコツ

・割りばしを割らずに入れると難易度が上がり、より腕の運動になります。参加者のレベルに合わせて、中に入れる割りばしの本数を減らしたり、長さを半分にしたりしましょう。
・ゲームの決着が早く着きすぎてしまう場合は、出した割りばしを戻し入れるところまでを1ゲームにしてもOKです。

ペットボトルで、さまざまなレクリエーションが実践できるんですね! 実際の現場でも是非行ってみてください。

イラスト:SMILES FACTORY
文:小沼奈央(レ・キャトル)

教えてくれたのは…

大野 孝徳さん

合同会社A-assist代表、介護福祉士、介護予防指導士、レクリエーション・インストラクター。学生時代は子ども会集団指導者講師として岐阜県内でレクリエーション指導に従事。そこでの経験が評価され、介護業界に入職。介護職・相談員・管理職、在宅・施設両面での介護業務と、介護現場において幅広く活躍。2016年に独立し、A-assistを設立。訪問型介護予防体操教室やレクリエーションサポート活動を展開。現在も現場に入り介護福祉士として従事する傍ら、「え~(良い)アシスト」を提供するべく全国を対象に事業を展開している。

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