憧れられる存在の「真似」がスタートラインに。「自分らしさ」を追求することが大切【「cinq PROJECT」アシスタント　谷田川 七海さん】#2

SNSでの発信が当たり前になった美容業界。採用に向けてSNSアカウントを聞くサロンも増え、その活用方法が就職活動に与える影響も大きくなってきました。そこで本企画では、就活に効果的なSNSの活用法について、熟練者へのインタビューを通して学んでいきます。

前回に引き続き、「cinq PROJECT」アシスタントの谷田川 七海さんにインタビュー。「cinq」の魅力を伝えるために、美容学生をターゲットにしてSNSを活用している谷田川さん。経験をもとに、学生がSNSを始めるときのポイントやアドバイスについて伺います。

お話を伺ったのは…

「cinq PROJECT」アシスタント　谷田川 七海さん

地元・福島県にて国際ビューティー＆フード大学校を卒業後、「cinq PROJECT」に入社し、今年でアシスタント2年目。ナチュラルで挑戦しやすいブリーチカラーの他、デザインカラーも得意。

インスタグラム：＠nana_cinq

「憧れの人」を見つけて「真似」をするところからスタート

ーーSNSを始めるとき、一番最初に何をするべきですか？

私が先輩からアドバイスいただいたのは、憧れの人を見つけて「真似」をすることです。既に人気のスタイリストや違う職業の方、誰かに憧れられるような要素がある人であれば、誰でも良いと思います。

スタイリストは「おしゃれだから」「かわいいから」「かっこいいから」など、一定数の人が憧れるような姿であればあるほど指名したいと思ってもらえるので、まずは参考にしたいと思う人を見つけてファッションやメイクのヒントを得ることが先決です。

誰を参考にしたら良いのかわからない人は、身近な人に聞いてみると良いかもしれません。実は、今私が参考にしている方は先輩から教えていただいたのです。悩んでしまう人は、「憧れ」に限定するよりも好きなファッションジャンルが似ていたり、自分と雰囲気が似ているといった目線も含めると見つけやすいと思います。

ーーどういったところを参考にしていますか？

ファッションやメイクの他に、投稿写真や動画から、その画角だったり投稿テーマを真似しています。真似をし始めるとだんだん自分のモノになり、徐々に「自分らしさ」が反映された投稿ができるようになるはず。

「学生」であることを存分に投稿に活かして

ーー学生がすると良い投稿を教えてください。

正直、投稿内容は「学生」であるだけで、何でもアリだと思っています。実際に私自身も、学生時代の投稿が意味もなく伸びた経験があります。その感覚を味わったからこそ、「学生」の立場を活かしていろいろな投稿をすることをおすすめします。

ただ、統一感だけは意識しておくことが大切です。クール系のファッションやメイクで打ち出しているのにガーリー系統を載せたら、何を軸にしているのかわからず、フォロワーを逃してしまいます。

ーーたとえばどのような投稿がおすすめ？

私が今学生だとしたら、美容学生の一日をテーマに投稿すると思います。美容学生はどのような時間軸で動いているのか、一生懸命に取り組んでいるものとか、好きなものやことは人それぞれ違うので、自然と差別化が図れるテーマになります。

そしてこれは私自身の課題でもあるのですが、なるべく毎日投稿を意識すること。ファン化にもつながり、よりアカウントの注目度も上がると思います。

まずは今できることからコツコツと

ーーご自身も毎日投稿が目標？

入社と同時に始めたSNSですが、日に日に毎日投稿の重要性を感じています。やっぱりたくさんの人に見てもらうとなると投稿数は多い方が良いですし、「毎日」欠かさず取り組んでいる姿勢がのちに、集客につながったり、フォロワー数が増えたり…さまざまな評価や結果に結びつくと思います。

とはいえ、私のように毎日の投稿が難しいと感じる方もいると思うので、100%が難しくても、70%はがんばるくらいの気持ちを持って取り組んでみると良いと思います。

学生からSNSを始めるときのポイントまとめ

1.憧れの対象を真似することで「自分らしさ」を見つけるヒントにする

2.「学生」という立場を活かして興味があるものは積極的に取り入れる

3.統一感を守り、できるだけ継続して投稿する意識を持つ

取材・文／東 菜々（レ・キャトル）