美容ディーラーの仕事内容を紹介! 美容師からの転職におすすめな3つの理由とは

元美容師が美容ディーラーに転職する人は、意外と多いといわれています。美容業界の内情をよく知り、また美容師として培った知識や経験を活かせることもあり、美容ディーラーはとても人気がある職業です。

この記事では、美容ディーラーの仕事内容や仕事で必要となるスキル、美容ディーラーに向いている人の特徴などを解説します。

履歴書なしで応募可能!

「収入20~30万円」の求人を探す

美容ディーラーの仕事内容を紹介!

美容ディーラーとは、美容室に訪問してハサミやシャンプーなどの美容商品の卸売りをする人のことです。

単に商品を販売するだけでなく、新商品の提案や美容師への研修、美容室の売上アップのためのサポート業務、販促活動などその仕事内容は多岐にわたります。ここでは、美容ディーラーのおもな仕事内容を確認しておきましょう。

1. 美容室への営業|定期的な訪問

美容ディーラーの基本的な仕事のひとつが、美容室への営業です。大抵は毎週同じ曜日に訪問してヒアリングをおこない、希望する商品を聞いたり、商品を提案したりします。

どうすればその美容室の売り上げが上がるのかを考えるのも、美容ディーラーの仕事です。そのため、美容室の売上アップという点も踏まえた商品の提案が求められます。

2. 商品の買い付け

美容ディーラーはいわば代理店です。美容室へ美容商品を提供するためには、メーカーから美容商品を買い付ける必要があります。

買い付ける商品は、ハサミ、シャンプー、カラー剤といった施術に必要なものから、椅子やシャンプー台などの設備品まで、美容室の運営に関わるすべての商品です。

メーカーとの仕事の違いは、メーカーは美容品の製造をしますが、美容ディーラーは製造された美容品の販売ということになります。

3. 商品の販売

商品をメーカーから買い付けたら、美容室に販売します。美容室から希望された商品を卸すだけでなく、商品の特徴や使い方もあわせて説明しなければなりません。また、新たにおすすめしたい商品があれば、その商品の提案やメリットの説明などもおこないます。

個々の美容室に適した商品を提案するには、商品に関するくわしい知識が必要であり、事前の勉強が必須です。

4. 売上管理

美容室へ販売した商品の売り上げ管理をおこないます。エクセルや会計ソフトを使ったデータ入力、伝票出力などいわば事務作業です。基本的にパソコンでの作業になるため、パソコンや会計ソフトを操作するスキルが必要となります。

売上のデータを見ながら、今後どのような営業戦略を取るべきなのかといったことを考えるのも仕事です。

5. 商品研究|講習会への参加など

美容室へ商品を提案する際は、正しい知識で商品を説明する必要があります。美容室から商品についての質問を受けたのに、明快に答えられないようだと美容ディーラーとして失格です。

美容室に商品の正しい説明と適切な提案ができるように、メーカーの講習会に参加するなどして商品の勉強(研究)をおこなうことも美容ディーラーの大切な仕事となります。

6. 講習会の開催|商品説明など

美容室に商品の提案や販売をする際に、一緒に商品の特徴や使い方の説明をおこないますが、商品によってはよりくわしい説明が必要になることがあります。

また、美容師の数が多いサロンなどでは、一度にまとめて説明したほうがよいケースもあるからです。このような場合、美容室で働くスタッフを対象とした講習会や勉強会を開催します。

7. チラシや名刺の作成|販促の提案

美容室の売上アップのために、販売促進を提案するのも美容ディーラーの仕事です。具体的には、美容室のチラシや名刺の作成、SNSなどネットを使った宣伝・広告、美容室独自のキャンペーンの実施など。

美容室の特徴や経営状況を踏まえて、どうすれば売上が上がるかを分析し、またオーナーとも話し合って、販売促進の提案をおこないます。

8. 商品の梱包・発送や配送

美容ディーラーは営業だけでなく、商品の配送・発送も担当します。近場で定期的に訪問している美容室であれば、自分で車を運転して商品を届ける必要があるため、運転免許の取得は必須です。

遠方の美容室から注文があった場合は、郵送で商品を送ります。その際の商品の梱包や発送手続きも、美容ディーラーの仕事です。

9. 求人のサポート

美容室が人手不足になった場合は、求人サポート業務を担わなければなりません。近年、美容業界は人手不足の状態が続いており、なかなか人材が集まらずに困っている美容室が多いからです。

求人活動におけるアドバイスやサポートも、美容ディーラーの役割のひとつとなります。

美容ディーラーの給料はどれくらい?

美容ディーラーの初任給は21~24万円程度が相場となっています。他業種の営業職の給料と、ほぼ同じとみてよいでしょう。

大手企業の美容ディーラーの求人募集を見てみると、月給23~30万円程度が多く、企業よっては月給40万円になることもあります。

給料は大手と中小企業、都心と地方などである程度差がありますが、多くの場合は年収380~500万程度です。

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

美容師からの転職におすすめな3つの理由

美容ディーラーへの転職のルートはさまざまです。まったくの未経験から転職するケースもあれば、美容メーカー勤務を経て転職するケースもあります。しかし、美容ディーラーへの転職ルートで最も割合が多いのが、美容師から転職です。

なぜ、美容師から美容ディーラーへ転職する人が多いのでしょうか。ここでは、美容師が美容ディーラーに転職することがおすすめな理由を解説します。

1. 美容師の仕事が理解できる

美容師が美容ディーラーになることが有利なのは、美容師の仕事の中身を理解できているからです。美容師の仕事はどういった点が大変なのか、美容室の運営ではどのような問題が起こりやすいかといったことを経験としてわかっています。

この経験を活かして、営業先の美容室に対して必要な商品の提案、適切なアドバイスとサポートをおこなえるからです。

2. 商品や技術に対する知識がある

美容師は、美容商品や美容室の運営に必要となる設備に関する知識が豊富です。また、施術に必要なヘアカットやメイクなどのスキルも習得しています。

美容師に関する多くの知識と技術を持っているからこそ、営業で商品の説明やアドバイスをスムーズにおこなえるからです。美容師目線で「この美容室には、この商品が最適」といった提案力を持てるのが強みでしょう。

3. 美容師時代のつながりを利用できる

まったくゼロの状態から、営業先を開拓するのはなかなか難しいものです。しかし、美容師から美容ディーラーに転職した場合、美容師として働いていた頃の人脈を活かせます。

たとえば、美容師の友人が経営するサロンを取引先にできるかどうか相談するなど、美容師時代にSNSで作った人脈やつながりを利用することが可能です。

美容ディーラーに役立つスキルとは? 向いているのはどんな人?

元美容師なら、誰でも美容ディーラーとして成功できるわけではありません。美容ディーラーは営業職なので、美容師とはまったく異なる能力が必要となります。とくに相手を説得する能力、提案力などが重要です。

美容ディーラーに必要なスキルとは何か、どのような人が美容ディーラーに向いているのかを解説します。

持っていると役立つスキルとは?

美容ディーラーとして働くには、自動車免許はほぼ必須です。外回り営業だけでなく、買い付けた商品の配送業務も美容ディーラーの仕事なので、電車ではなく車での移動が基本となります。場合によっては、1日に数十件の美容室を回ることもあるからです。

また、パソコン上でのデータ管理や資料作成も美容ディーラーの仕事なので、パソコンスキルもあったほうがよいでしょう。

美容ディーラーに向いているのはどんな人?

美容ディーラーの仕事の基本は、営業です。そのため、営業職が得意な人、営業経験がある人ほど向いています。

また、多くの人とコミュニケーションを取ることになるので、人と話すことが好きな人、コミュニケーション能力が高い人も美容ディーラーに適しているでしょう。

ほかにも、商品を提案する際のプレゼンテーション能力、流行を敏感に察知する能力、マーケティング能力などが秀でている人も美容ディーラーに向いています。

美容ディーラーは美容業界を支えるやりがいのある仕事!

美容ディーラーは、美容室に必要となる商品を提案・販売することで、美容室を支える存在です。美容ディーラーとして提案したことが、その美容室の人気や売上アップにつながり、感謝されれば、きっと大きな喜びとやりがいを感じられるでしょう。

美容師として働いていた人が、美容ディーラーに転職したというケースは多いです。とくにコミュニケーション能力が高い人、人と接することが好きな人ほど、美容ディーラーに向いているでしょう。

美容師から美容ディーラーへの転職は多くの利点があるので、興味がある方はぜひ求人をチェックしてみてください。

引用元
厚生労働省:令和3年賃金構造基本統計調査

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事

近くの美容師求人をリジョブで探す

株式会社リジョブでは、美容・リラクゼーション・治療業界に特化した「リジョブ」も運営しております。
転職をご検討中の場合は、以下の地域からぜひ求人をお探しください。

関東
関西
東海
北海道
東北
甲信越・北陸
中国・四国
九州・沖縄