専門学校の授業で技術に感銘を受け、即DM。行動力でつかんだチャンス「Skill 渋谷」後藤愛夏さん
東京・渋谷に2023年2月にオープンした、岩本桂弥さんが代表を務めるメンズサロン「Skill渋谷」。トレンドを押さえた似合わせデザインを強みに、技術力の高さや丁寧なカウンセリングで人気を集めています。
今回お話を伺うのは、岩本さんの専属アシスタントを経て、2023年4月に「Skill渋谷」に入社した、スタイリストの後藤愛夏さん。
専門学校の授業で岩本さんに出会い、そのスタイリング技術に感銘を受けた後藤さんは、迷うことなくDMで連絡を取り、「技術を教えてください」と伝えたそうです。
その一歩が、高い倍率を勝ち抜き、岩本さんの専属アシスタントとしてのキャリアを切り拓くきっかけとなりました。
お話を伺ったのは…
後藤愛夏さん
「Skill 渋谷」スタイリスト

2001年、東京都生まれ。小学校3年生から高校3年生まで、EXILEのバックダンサーとして活動する。原宿ベルエポック美容専門学校を経て美容師免許を取得。美容専門学校在学中に、当時フリーランス美容師として活動していた岩本桂弥さんと出会い、その後、専属アシスタントとして採用される。
2023年4月に「Skill 渋谷」に入社。現在はトップスタイリストとして活躍し、サロンの中心メンバーのひとりとして存在感を発揮している。
小3でプロのダンサーに。ヘアメイクに親しんだ環境から美容師の道へ

――美容師になろうと思ったきっかけから教えてください。
私は小3から高3までの約10年間、EXILEのバックダンサーとして活動していました。ダンサーとして活動をする際には、メイクやヘアセットも自分ですることが多くて。だんだんと美容そのものに興味を持つようになったんです。
――ダンサーと美容師、最終的には美容師を選んだのですね。
はい。美容専門学校に進んだあと、コロナ禍でダンスの現場が減ったこともあって、これからの道を真剣に考えるようになりました。
親から「『二兎を追う者は一兎をも得ず』だよ。どちらかひとつにフォーカスした方がいい」とアドバイスをされて、最終的には美容師を選んだんです。
ダンスではやりたい結果を残せたという達成感もありましたし、次は美容の世界でもうひとりの新しい自分を見つけたいと思って。どんな自分になれるのか、どこまで成長できるのか、挑戦したいと思いました。
――専門学校時代はどんな体験を?
通常の授業だけではなく、志願して追加費用を払い、専門的な科目をVRで学べる授業も受けていました。中村トメ吉さんのメンズセット、寺村優太さんの縮毛矯正、京極琉さんのバレイヤージュの3科目です。
美容専門学校の授業は、国家資格取得に必要な技術が中心になることが多いと思います。だからこそこの授業で学べた内容は、美容師として現場に出たときに本当に役立ちました。
――専門学校時代に力を入れていたことはありますか?
コンテンストにも力を入れていました。印象的だったのは、通っていたベルポック美容専門学校全校のなかから代表生徒が選ばれて競うコンテストで、グランプリを獲れたことです。
カットの技術だけではなく、モデルさんの雰囲気に合わせてメイクや衣装までトータルでプロデュースする必要がありました。大変でしたが、絶対に結果を残したい気持ちが強かったので、貴重な経験になったと思います。
小中高とダンサーとして大人のなかで生活をしていたので、同級生と過ごす学校生活そのものが新鮮でした。最初は個性的な同級生に圧倒されたこともありましたが、青春を取り戻したような感覚で楽しかったですね。
時間を惜しまない姿勢に感動。芽生えた「この人の元で働きたい」という思い

――「Skill 渋谷」との出合いは?
当時は「Skill 渋谷」がまだなく、代表を務める岩本とは美容専門学校時代に知り合いました。先ほどお話したVRを使った授業で、座談会の講師として岩本が登壇していたんです。
当時、岩本はフリーランス美容師として活動していて、SNSでも結果を出していました。なによりメンズのスタイリングが本当に上手で。働き方も技術も含めて、「こういう人がいるんだ」と強く印象に残りました。
そこから個人的にインスタグラムのDMで「メンズのスタイリングを教えてほしいです」と連絡をしたんです。
――すごい行動力ですね。岩本さんは一美容学生からのDMでも、対応してくれたんですか?
はい。快くOKしてくれました。当日は私の目の前でウィッグをカットして、アイロンの使い方など初歩から教えてくれたんです。美容学生である私にここまで丁寧に対応してくれる岩本の人柄に感動してしまって。
そしてそのときに、メンズセットの楽しさも教えてもらいました。
――そこから、岩本さんの下で働きたいと思うようになった?
はい。その後、岩本から「アシスタントを募集する予定なのですが、応募してみませんか?」と声をかけてもらって。
実はその時点で、別のサロンから内定をいただいていたのですが、それでも岩本の下で働きたいという気持ちが強くて。正直な思いを伝えて、そちらは辞退させてもらいました。
――強い意志をお持ちだったのですね。岩本さんのアシスタントになるためには一般的な採用選考があったのですか?
そうです。書類選考と面接がありました。応募者はたくさんいましたが、選ばれたポイントは、誰よりも「この人の下で働きたい」という強い思いを持っていたことだと思います。なぜ岩本の下でなければだめなのか。その気持ちを、誰よりも伝えられた自信があります。
もともと負けず嫌いな性格なので、その熱量も伝わったのかもしれません。
1対1の緊張感を、責任感に変えて

――新人時代は、マンツーマンで岩本さんの下で働かれたということですね。どのように仕事を覚えていきましたか?
まず入社前にシャンプーやスタイリングを教わり、入社当日からシャンプーとスタイリングは任せてもらっていました。日々のアシスタント業務に加えて、カリキュラムもスタートし、パーマ、カラーを1年ほどでマスターすることができました。
スタイリストである岩本と、アシスタントである私が1人ずつしかいない環境で、最初は緊張していましたが「自分がやらなきゃ」という責任感は強かったですね。
また中間の先輩がいないので、岩本のすべてを見て学ばなければいけない環境でしたが、岩本がとにかく私に対して時間を使って丁寧に教えてくれていたので、安心して施術に入ることができたと思います。
――その後、「Skill 渋谷」に移られたのですね。話を聞いたときは、どのようなことを感じましたか?
最初は少し怖かったです。一般的なサロンのような大人数の組織で働いた経験がなかったので、人が増えることに対して抵抗があって。
というのも私はダンサー時代も個人として仕事を受けることが多く、高校時代はダンス中心の生活だったので通信制高校に通っていました。だから大人数のなかで深い人間関係を築くことに対して不安があったんです。
でも入ってみると、みんな優しい人ばかりで。不安はすぐに消えていきました。
後編では、「Skill 渋谷」に異動してからの後藤さんについて伺います。異動前まで岩本さんの元で働き、アシスタント業務もカリキュラムもかなり順調だったという後藤さん。
しかし異動後は、カットと複数スタイリストへの対応という壁に直面したといいます。
岩本さんからの指摘を受け、悔し泣きすることが多かったという後藤さんですが、どんなに気持ちが落ち込んでもその日のうちに切り替えて、練習は一日も欠かさないことを自分に課していたそうです。
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Skill 渋谷
住所:東京都渋谷区神南1-15-8 ひきだしのような家に2F
TEL:03-6844-3851
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