マニキュアが固まった時にはマニキュア薄め液がおすすめ! 使い方と選び方を解説
以前購入したマニキュアで久しぶりにネイルをしようとしたら、マニキュアが固まっていて困ったことはありませんか。
今回は、マニキュアが固まった時におすすめのマニキュア薄め液について紹介します。具体的な使い方や選び方を解説していくので、お困りの方は参考にしてみてください。
マニキュア薄め液とは?
マニキュア薄め液は、固くなってしまったネイルカラーを薄める液で「ソルベント」とも呼ばれています。ソルベントは、工業分野ではインクの薄め液として使用されることがありますが、ネイル用とは主な成分が異なるのです。
ネイル用のソルベントの主な成分は、酢酸ブチル・酢酸エチルなどのシンナーで、人の身体に少量使用することに関しては問題がないといわれています。
マニキュア薄め液は、ポリッシュソルベント、ネイルシンナー、ポリッシュシンナーといった別名で呼ばれることもあるようです。メーカーによってさまざまな種類が販売されています。
使っているマニキュアと同じメーカーのものでなければ、効果を発揮しない場合があるので注意しましょう。
マニキュアはなぜ固まるの?
マニキュアはしばらく使っていないと固くなってしまうことがあります。固くなる理由は、乾きやすい成分が使われていることによって蒸発し、乾燥するからです。
固まってしまったマニキュアは薄め液を使って溶かすことで、ツヤや伸びを回復させることができます。
マニキュア薄め液を正しく使うポイントを解説!
ここからは、マニキュア薄め液の正しい使い方について紹介します。正しい使い方を覚えると、固くなったマニキュアを復活させることができるでしょう。
手順を確認してからやってみることで、スムーズに進めることができます。注意するポイントもあるのでチェックしてみましょう。
1. 1滴ずつ加える|1回分は2~3滴
マニキュア薄め液を固くなったマニキュアに加える時は、1滴ずつ慎重に入れていきましょう。1回に2〜3滴で十分なので、1回入れるごとに中の様子を確認して入れすぎないように注意します。
マニキュア薄め液を入れ過ぎると艶がなくなってしまうので、中に残っているマニキュアの量を確認しつつ調整していきましょう。
2. 混ぜる時は転がして
マニキュア薄め液を加えたあとは、よく混ぜなければと考えるかもしれません。しかし、ボトルを持ってシャカシャカと縦や横に激しく振るのはやめておきましょう。激しく混ぜると気泡が入ってしまい、塗りムラができやすくなったり、マニキュアの品質が劣化してしまったりすることがあります。
マニキュア薄め液とマニキュアを混ぜる時は、ゆっくりと転がすようにします。こうすることでマニキュアに気泡が入るのを防ぎつつ、混ぜ合わせることができるでしょう。
3. 薄め液を入れるのは半分以上使ってから
薄め液を加えるのはマニキュアを半分以上使用してからがおすすめです。なぜなら、ボトルにマニキュアがまだたくさん入った状態でマニキュア薄め液を入れると、満杯になってしまいます。
マニキュア薄め液の成分に含まれている、「揮発溶剤」を満杯まで入れることでボトルが破損する危険性が生じるので、このようなやり方はやめておきましょう。
マニキュア薄め液を選ぶ4つのポイント
マニキュア薄め液を使うときはどのようなポイントを抑えて選べばよいでしょうか。自分が持っているマニキュアの量と照らし合わせて、使いやすいものを選びたいところです。
ここからは、選ぶ際のポイントについて4つ紹介します。量や塗りやすさ・成分など、細かくチェックするとよい部分があるので、確認していきましょう。
1. マニキュアと同じブランドのものを使う
固まったマニキュアと同じブランドで薄め液がある場合は、同じブランドのものを選ぶとよいでしょう。ブランドを揃えることで、成分が馴染みやすいというメリットがあります。
違うブランドのものを使用すると、時に成分の相性が悪く、馴染みにくいと感じてしまうことも。成分の相性がよいものを選ぶことは、マニキュア薄め液を選ぶ際に重要なポイントです。
2. 容量をチェックする
マニキュア薄め液には、少量のものと大容量のものがあります。個人で使うのなら少量のものがおすすめです。
なぜなら、揮発成分が含まれているため、保存場所や取り扱いに注意をしなければならないからです。また、長時間おいておくと劣化していくので、長い期間保存することにならないようにするために、少量タイプをおすすめします。
3. 注ぎ口のタイプをチェックする
注ぎ口タイプのマニキュア薄め液は、比較的かんたんに液を注ぐことができるでしょう。初心者は特に、マニキュア薄め液をポリッシュボトルに直接注げるタイプのものがおすすめです。
このタイプは細いノズルが付いており、ポリッシュボトルに直接注入することができます。1滴ずつ出しやすく、漏れる心配もないので安心です。
1滴ずつ垂らせるタイプのものは、量の調整がしやすいというのもよい点でしょう。少しずつ垂らして様子を見ながら使用することができます。量の調整に不安がある人・細かな作業が苦手な人におすすめです。
4. 爪に優しい成分をチェック
マニキュア薄め液の成分についても確認してみましょう。特に爪や肌の弱い方は優しい成分のものがないか探して選ぶことをおすすめします。また、爪が割れやすいなどの悩みがある場合は、保湿成分が含まれているものもよいです。
マニキュア薄め液には、いろいろな種類の商品があるので、自分の爪の状態に合わせて商品を選ぶと快適に使うことができるでしょう。
おすすめのマニキュア薄め液5選を紹介!
ここからは、実際におすすめのマニキュア薄め液の商品について紹介します。マニキュア薄め液はそれぞれのメーカーが成分や使いやすさなどこだわりの特徴を持って販売しているので、自分に合うものはどれなのかを探してみることが大切です。
資生堂|エナメルうすめ液NA
こちらの商品は、濃くなったり、固まったりして使いにくくなったマニキュアに対して使えるものです。資生堂から出ている商品なので、大手メーカーの安心感もあります。
値段も手頃でデザインも可愛く、シンプルで使いやすい商品です。資生堂のマニキュアを普段愛用している方は、同じメーカーで揃えられるメリットもあるので特におすすめします。
タカラベルモント|セシェ・リストア
こちらの商品の特徴は、マニキュア薄め液で多く使われているアセトンという成分を使用していないところです。このことから、カラーが分離しにくくなり、扱いやすい商品となっています。
マニキュア薄め液を使うと必要以上にサラサラになって、塗りにくいと感じることがあるかもしれませんが、この商品は適度な粘度を保つことができるので、それもよいポイントでしょう。
O・P・I(オーピーアイ)|ネイルラッカーシンナー
こちらは、注ぎ口がスポイドタイプになっているので、とても注ぎやすいのが特徴です。ネイル薄め液をあまり使ったことがない人におすすめできる商品だといえるでしょう。また、刷毛の洗浄にも使えるので、一石二鳥のメリットがあります。
OPIのインフィニットシャインの商品にも対応しているマニキュア薄め液です。しかし、ジェルネイルには使えないので注意しましょう。
ルーティア|ネルパラ ポリッシュソルベント
容量が比較的多めなのにもかかわらず、コスパがとてもよいのが特徴です。マニキュアをたくさん持っている人には、残量を気にせずに使いやすいので、特におすすめします。
注ぎ口はノズルの形になっており、ボトルを押すことで1適注ぐことができるでしょう。初心者でも扱いやすく、使いやすさも申し分ないのがメリットです。
コージー本舗|エナメルソルベントⅡ
こちらの商品は、スポイトがついており、注ぎやすいように工夫されています。また、以下の6種類の保湿成分が含まれています。
・キイチゴエキス
・スクワラン
・アボカドオイル
・ローズエキス(センチフォリアバラ花エキス)
・ローズヒップオイル(カニナバラ果実油)
・パンテノール
爪の保湿ができるような優しい成分がたくさん含まれていて、爪に優しい成分が気になる方におすすめの商品です。
マニキュアを固まらないようにする2つのポイントとは?
そもそもマニキュアが固まらないようにする方法がないのかを知って予防しておきたいところです。マニキュア薄め液をうまく利用しつつ、マニキュアが固まらないようにするポイントを押さえておきましょう。
1. ボトルの口をきれいに保つ
マニキュアは空気に触れることで揮発し、固まっていきます。ボトルの口にマニキュアがついたままだと、蓋がきれいに閉まりにくく空気に触れやすくなるため、余計に揮発を促すことに繋がってしまうのです。
そのため、マニキュアのボトルの口は使い終わったあと、綺麗にふき取り、その状態を保つように心がけましょう。少しでも揮発する機会を減らして、固まらないようにしていくことが大切です。
2. 直射日光・高温多湿を避けて保存する
マニキュアが固まらないように、保管場所にも注意を払う必要があります。保存場所が悪いと、クラック現象(溶剤亀裂)などが起こることも。
マニキュアを保管するときは直射日光が当たらないようにし、高温や極度の低温は避けるようにしましょう。
保管場所は冷暗所がベストです。例としては、冷蔵庫やクローゼットの中などがよいでしょう。
薄め液を正しく使ってネイルを楽しもう!
今回は、マニキュア薄め液についてやその 使い方・選び方を解説しました。マニキュア薄め液をうまく活用することで、固まったマニキュアを復活させてまた使えるようになります。
マニキュア薄め液は、マニキュアとの成分的な相性もあるので、今使っているマニキュアと同じブランドのものを選ぶなどの工夫が必要です。保存場所などにも注意して、マニキュアを楽しんでいきましょう。
以下の記事でもマニキュアについて解説しているので、気になる方は参考にしてみてください。
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