地元で愛されるために、自分の「本気」を全力でぶつける!【JNOËL(ジェノール)オーナー NAHOさん】#1

兵庫県姫路市で絶大な信頼を寄せられている、肌・まつげ・眉毛のトータルビューティサロン「JNOËL(ジェノール)」。オーナーは、かつて大手化粧品会社の美容部員として働いていたNAHOさん。美容部員としての知識を活かし、自身の愛する地元・姫路市でサロンを開業。地元で開業を決意した理由とは?

前編では、その経緯、集客のために取り組んだことを伺います。

お話を伺ったのは…
「JNOËL(ジェノール)」オーナー NAHOさん

大手化粧品会社にて美容部員を務めていたとき、サロン開業を決意。通信制の美容学校で学ぶ傍ら、まつげスクールにも通学。美容師免許取得後、地元・兵庫県姫路市でトータルビューティーサロン「JNOËL(ジェノール)」をオープンし、アイリスト・エステティシャンとして活躍。一児のママとしてプライベートを充実させるとともに、美容を主としたサロン経営に注力している。

instagram:@jnoel.naho(個人)

instagram:@jnoel_2018(サロン)

生まれ育った地元で自分のこだわりが詰まったエステサロンをオープン

左がフェイシャルメニュー、右がまつげメニュー施術の様子。どちらも真剣な眼差しが印象的

――サロンを開業するに至った経緯をお聞かせください。

社会人になって以降、大手化粧品会社の美容部員として働いていました。ところが会社員である以上、決められたサービスしか提供できないことを窮屈に思っていたんです。一つのブランドを推すのではなく、広い視野を持って自分が良いと思うアイテムを使ったアプローチ手段をお客様に提案したく、サロン開業に踏みきろうかと…。

――開業となると大変なことですよね。大きな目標に向けてどんなことから始められたのですか。

当時は漠然とエステを軸にした「女性のトータルビューティを叶えられるサロン」を作るのが目標でした。沢山ある資格の中でも美容で一番といえば「美容師免許の取得」これさえあればサロンが提供できるサービスが増えると思い、美容師免許の取得をする事を心に決めました。

生活もあるので、美容部員として働きながら美容師免許を取得できる学校を探し、大阪にある通信制の学校に入学。また、その美容学校はまつげスクールとも連携していて、「まつげ」をサロンの強みにしたいとの想いがあった私にはピッタリだと感じました。

3年間みっちり学び、美容師免許を取得。まつげの技術も習得し、地元の兵庫県姫路市にサロンをオープンさせることができました。

――なぜ、地元・姫路市で開業を?

私は生まれも育ちも姫路市で、地元が好きだったんです。都心ほど華やかではないけれど、住みやすくて、本当に人柄が温かい街です。

お客様と二人三脚で歩めるサロンにすることが第一と考えると、人同士の距離や温度感がちょうどよいと感じていた地元がベストだったんです。

――地元でのサロン展開について自信はいかがでしたか?

やはり最初は不安しかなく…ただ自分なりに「まつげ」の技術に着目し、3年間技術習得に注力したことで、技術にはかなり自信がつきました。加えて当時は、今に比べてまつげに特化したサロンが少なかったので、高評価をいただきやすかったのかなと思います(笑)。

まつげのメニューを足がかりに。検定で培った技術力で「信頼」を獲得

あたたかみが感じられる室内

――開業してみて、「自信」が「確信」に変わったことは?

最初は地元の友人、知人、家族、そして大手クーポンサイトに頼るばかりでしたが、オープンした時期が12月で運が良かったのか、3月までの新生活に向けた繁忙期のタイミングと合致したようで、予約が埋まっていき…。その後は時期も関係なく、1年くらい経った頃には予約をお断りするほどになっていきました。

――1年も経たないうちに大成功したのですね。その秘訣は何だったのでしょう?

一回ご来店いただいたら、「絶対にまた来ていただくぞ!」という意気込みでした(笑)。でも、意気込みだけではどうしようもありません。

価格設定は平均的ではありましたが、当時の周りのサロンよりは少し高価な設定。それでもご来店いただけるように、お客様の満足度を第一に意識しました。技術面では、「マツエクの持ち」、「仕上がりの美しさ」そして「お客様に歩み寄った小さな気配り」ができる接客にとにかく気持ちを込めました。

そこからご紹介や口コミが増えてご新規様やリピーター様で沢山のご予約を頂けるようになったんです。

――技術に自信が持てたのはどんな経験からなのでしょう?

まつげスクールにも通ったことです。

アイリスト検定自体は、国家資格の美容師免許とは違って民間認定なので必須ではなかったのですが、私のスクールでは必須科目だったこともあり真剣に練習しました。スクール側もモデルの手配など、サロンと提携しながらのサポートも手厚かったですし、大都市・大阪ならではの環境も良かったと感じています。

――大都市での経験から得たまつげの技術力が地元サロンでのリピートに繋がったのですね。

結果的にはまつげの技術がオープン時点での集客につながりましたが、エステでの集客って難しいんだなと実感させられました。

――まつげのメニューだけでは満足できなかったのですか?

あくまで目標はトータルビューティです。もともとはエステを軸にした開業を目指していたので、エステメニューも定番にさせたい気持ちがありました。

――どのように克服を?

とにかく自分のお肌を磨きました。

「私自身も綺麗な人から物を買いたい・施術して欲しい」といった気持ちが強くあり、「自分が綺麗にならないとモノも施術も売れない」と考えていて。SNSの発信などでビフォーアフターや使用アイテムをのせたり、お客様に少しでも興味を持っていただけるように工夫。実際に自分の肌が本当に変わり、信頼を少しずつ得られるようになったことで、本当に少しずつではありますが、エステに対する固定概念を変えることができ、エステを利用してくださるお客様が増えたんだと思います。

――お客様から信頼を得ることで固定概念を覆すことに成功したのですね。

私がお客様と接するうえで一番大切にしていることが「信頼関係」。だからこそ何事も妥協したくありません。

勧めたメニューや商品に対して満足して頂くために、とにかく自分の肌・まつ毛を実験台にし沢山商材を買いました(笑)。気になるメニューがあればすぐに受けに行ったり…。

長くサロンを愛してもらうためには、今がよければ良いというわけではなく、将来も見据えた関係性を構築することが必要ですし、お客様が心地良いと感じる空間づくりも大切。そのために、お客様のちょっとした変化にもすぐに気づけるように常に頭をフル回転して仕事に取り組んでいます。それに気づける事が私の1番の強みです(笑)。


お客様に長く通ってもらうために必要なのは「信頼関係」。後編では、信頼を築くためにしている取り組みやスタッフの働き方についてお聞きします。

取材・文/東菜々(レ・キャトル)

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Salon Data

JNOËL(ジェノール)
住所:兵庫県姫路市飾磨区玉地1-29-タマチノビル1F
電話:080-4238-0029
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