美容部員から転職するにはどんな仕事がいい?転職活動を成功させるポイントとあわせて紹介

美容部員は、お客様の肌やメイクの悩みを解消する手助けができる仕事です。一見華やかに見える職業ですが、転職する人も多いのが現実です。

この記事では、美容部員が転職を考える理由や経験が活かせる仕事、転職活動を成功させるポイントなどを紹介します。

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転職を考える主な理由4つ

まずは、美容部員が転職を考える主な理由を4つ紹介します。

収入|仕事量と給与が釣り合わないと感じる

美容部員は、化粧品販売以外の業務も多くハードな仕事です。厚生労働省の職業情報提供サイトのデータによると、美容部員の平均月収は22万円程度でした。仕事量に対して給与が釣り合わないと感じ、転職を考える人が少なくありません。

次項で詳しく紹介しますが、美容部員の勤務時間は不規則です。さらに、休日に研修がおこなわれたり勤務後に自主練習をしたりと、拘束時間が長いため、給与が少ないと感じてしまう人もいます。

引用
厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag:化粧品販売/美容部員

体力|立ちっぱなしや不規則な勤務時間

美容部員は、立ちっぱなしで仕事をすることがほとんどです。そのあいだ、ヒールを履いた状態で姿勢に気をつけなくてはなりません。また、土日や祝日はお客様が多く、休みが取りづらい環境でもあります。

ほとんどがシフト制のため勤務時間が不規則であることが多く、開店準備や閉店準備の雑務や、納品された製品をさばくなどの肉体労働といった、ハードな部分も。当然体力を消耗し、身体的な辛さを感じて転職を考える人もいます。

売り上げ目標に対するプレッシャー

ブランドによっては、お店だけでなく美容部員個人に売り上げ目標が課されていることがあります。接客する人数のノルマが課されているケースもあり、未達成時のペナルティはないものの、その両方にプレッシャーを感じる人も少なくありません。

人間関係|少人数制で女性が多い

女性が多い職場環境かつ、少人数のお店が多いため、人間関係に悩んで転職を考えるという人もいます。家庭とバランスを取りながら働きたいという人と、キャリアアップを目指す人とでトラブルになってしまうこともあるようです。

美容部員の経験が活かせる仕事

転職先を考えるにあたって、美容部員の経験が活かせる仕事を4つ紹介します。

接客業|アパレルやネイリスト、エステティシャンなど

美容部員で培った、コミュニケーション能力や美容に関する知識は、そのまま接客業に活かすことができます。

とくに、アパレルの仕事のスタイルは、美容部員とほぼ同じです。トレンドにも詳しい必要があるため、美容部員のセンスやスキルが役立つでしょう。

ほかにも、ネイリストやエステティシャンなどは、お客様をキレイにするお手伝いができるという点で美容部員と共通しています。ただし、施術をおこなうために資格を取得したり、専門知識の勉強が必要です。

美容関連|ECサイトの運営やスクールのインストラクターなど

美容に対して深い知識を持っているため、美容関連の仕事に活かすこともできます。

たとえば、美容関連の商品をあつかうECサイトの運営は、商品の販売やお客様からの問い合わせへの対応、売り上げや在庫の管理をおこなう仕事です。美容の知識や接客スキルが役立つだけでなく、バックヤードの経験も活かされるでしょう。

ほかにも、美容部員育成スクールのインストラクターは、知識や技術をそのまま提供できます。教育機関が増加傾向にあり、需要も高まっているのでおすすめです。

キャリアコンサルタント

お客様の悩みを聞いて適切な提案をするスキルを活かせるのが、キャリアコンサルタントです。キャリアコンサルタントは、求職者の希望や悩みを聞いて、その人に合った仕事を提案します。

美容部員として身についた、話を聞くスキルと提案するスキルの両方が役立つ仕事です。

営業職

美容部員は、いい印象を与える営業力やコミュニケーション能力が自然と身についていることも多いでしょう。その上でニーズにあった提案ができるそのスキルは、営業職でもそのまま活かすことができます。

営業職は募集が多いため、転職のハードルもそれほど高くありません。

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同じ美容部員としてキャリアアップを目指す道も

美容部員を続けてキャリアアップを目指す道もあります。辞めたことを後悔しないよう、今後のキャリアについて考えてみることも大切です。

たとえば、管理職が目指せるブランドへの転職や、今よりも条件のいい企業を探すことでキャリアアップの可能性が広がりますよね。

美容部員のキャリアアップを目指すときにできることを紹介します。

資格を取得する

キャリアアップのためには、美容に関する資格を取得し、業務範囲を広げたり売り上げをアップさせたりする方法があります。おすすめの資格は次の5つです。

・美容師免許
理容師美容師試験研修センター

・日本化粧品検定
日本化粧品検定協会:日本化粧品検定

・日本メイクアップ技術検定
JMA:日本メイクアップ技術検定

・メイクセラピー検定
メイクセラピストジャパン:メイクセラピー検定

・IBF国際メイクアップアーティスト認定試験
IBF国際美容連盟:IBF国際メイクアップアーティスト認定試験

資格によっては養成校に通う必要があったり、取得までに時間がかかったりすることがあるため、試験要項をよく確認してくださいね。

キャリアアップには時間がかかることを理解しておく

管理職を目指す場合、すくなくとも5年以上はかかります。企業や店舗によって異なりますが、美容部員の一般的な役職とその役職に就くまでの勤務年数は、次の表のとおりです。

まずは、個人の売り上げで成績を残すことが必要です。その後お店の売り上げ目標を達成するために、新人の指導や教育をおこなうことで、キャリアアップする仕組みです。

転職を考えるときにおこなうこと

転職を決意したら、次の仕事を考えなくてはなりません。そのときにやるべきことを紹介します。

転職する理由を明確にする

転職活動の際、必ず転職理由を聞かれますが、前向きさと説得力がなければうまくいきません。今の仕事に対する不満を解消できるような、転職の目的を考えることが大切です。

まずは、ほかの職種に転職したいのか、職場環境を変えたいのかを明確にしましょう。

ほかの職種を希望する場合は、美容部員の知識や経験をどのように活かしたいかを考えてみるのがおすすめです。

美容部員を続けたいけれど職場環境を変えたいという場合は、長期的なキャリアプランを考えてみるとよいでしょう。

新しい仕事に求める条件を決める

職種や仕事内容以外に、給与や待遇、残業の有無など希望する条件を決めましょう。優先順位まで考えておくと、次の仕事を探すときに絞り込みやすくなります。

転職情報サイトや転職エージェントを活用する

転職に特化している情報サイトや、転職エージェントを利用することで、次の仕事を探しやすくなります。

求人情報の多いサイトであれば、希望に合った仕事を見つけやすいでしょう。求人・転職情報サイト「リジョブ」の美容関係の求人数は、東京都内だけで4,000件以上もあります。

美容・治療・リラクゼーションの求人・転職情報 リジョブ

転職エージェントでは、転職のプロによる求人情報の紹介が受けられるほか、書類選考や面接の対策などのサポートも充実しています。

転職活動成功のポイント

つぎに、転職活動を成功させるためのポイントを5つ紹介します。

自身のアピールポイントを整理しておく

自分がその企業にどう貢献できるか、企業はどんな人材を求めているかという観点から、美容部員で培ったスキルやアピールポイントを整理しましょう。

お客様の話を引き出すスキルや、販売につながる話術や提案力など、仕事で身についたことを書き出してみるのがおすすめです。

美容に関する知識を活かす

美容業界には、さまざまな仕事があります。メイクアップアーティストやエステティシャン、美容関連会社の営業や広報など、美容の知識や美容部員の経験が活かせる仕事なら成功する確率も高くなるでしょう。

培ったコミュニケーション能力をアピールする

美容部員は、お客様への気配りを欠かさず接客をしますよね。そこで培った高いコミュニケーション能力は、大きな強みともなります。

社会人にとって、コミュニケーション能力は欠かせないものです。質の高い接客をおこなってきた美容部員のコミュニケーション能力は、高い評価を得られるでしょう。

転職求人サイトや転職エージェントを活用する

すでに紹介しましたが、転職活動を成功させるためには転職求人サイトや転職エージェントを活用しましょう。

求人・転職情報サイト「リジョブ」は、希望の役職や来店する客層まで絞り込むことができ、希望に合った仕事を探しやすいのが特徴です。

美容・治療・リラクゼーションの求人・転職情報 リジョブ

転職エージェントの力を借りて、求人情報を紹介してもらったり、選考の対策をしたりしながら転職の準備を進めるのもよいでしょう。

20~30代のうちに転職を考える

転職は若いうちに考えるのが賢明です。とくに新しい業界に挑戦する場合、年齢が若いほど幅広い分野に求人があり、未経験の採用も多いため、成功率も高まります。

30代であっても経験が役立つ仕事はたくさんあるので、20~30代のうちに考えましょう。

経験や知識を活かすことが転職活動を成功させるカギ!転職サイトやエージェントをうまく活用しよう

美容部員としての経験や知識が活かせる仕事はたくさんあります。転職を考えるとき、美容部員を続けるのか、ほかの仕事に変えるのかだけでなく、自分のスキルを活かせる方法や、キャリアプランを考えることが大切です。

転職の理由や目的を前向きなものにし、転職求人サイトや転職エージェントをうまく活用しながら、自分の希望に合った仕事を探しましょう。

引用
厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag:化粧品販売/美容部員
理容師美容師試験研修センター
日本化粧品検定協会:日本化粧品検定
JMA:日本メイクアップ技術検定
メイクセラピストジャパン:メイクセラピー検定
IBF国際美容連盟:IBF国際メイクアップアーティスト認定試験

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