履歴書は「手紙」を送る気持ちで作成を【アトリエはるか 人材マネジメント部 採用担当 八谷亜優子さん】#2
美容業界を目指す学生、新天地を目指す人たちにとって、避けては通れない就職活動。採用を勝ち取るためには、どんな準備が必要? 心がまえは? そんな疑問を、実際のサロン採用担当者にインタビュー!
前回に引き続き、ヘア&ネイル専門店として全国に65店舗を展開をしている「アトリエはるか」採用担当の八谷亜優子さんにお話を伺います。今回は、一次選考に必要な履歴書や提出書類について。書類選考がないアトリエはるかでは、エントリー後に行われる一次選考の際に、履歴書などの提出物を確認。採用担当者に好印象を与える履歴書や見ているポイントとは?
お話を伺ったのは…
アトリエはるか 人材マネジメント部 採用担当 八谷亜優子さん
ヘアメイクアーティストとして14年活動したのち、人材マネジメント部に配属。現在は、採用に関する業務に従事。
会社説明会後エントリーが可能に。丁寧な履歴書作りが好印象につながる

――エントリーまでの経緯について教えてください。
会社説明会に参加してから、エントリーが可能になります。
エントリー方法は簡単で、公式HPにあるリクルートサイトのリンクからエントリーシートを埋めるだけ。入力する項目は、氏名や学校などの基本情報、さらに「希望職種」や「入社希望日」、「試験を受ける希望エリア」などの情報を入力いただく形になっています。
エントリーが完了したら、こちらからお送りするURLより、参加できる日時と会場を選んでから、一次選考の日程調整を行います。
――当日の一次選考時は、履歴書を持参するとのこと。
フォーマットなどの指定はありますか?
特に決まっていなくて、書式は自由です。
――履歴書を見る際に注目している項目は?
もともとの字のきれいさではなく、気持ちが込められているのかを重要視しています。
履歴書は、志望者の方から初めて受け取る「手紙」だと思っています。人に見られる意識を持って作成できる人は、仕事でも実力を発揮してもらえると捉えられ、良い印象を持ちやすいです。
成績証明書の欠席と遅刻日数はチェック項目
――履歴書の他に、必要な提出物はありますか?
履歴書の他には、成績証明書と出席情報証明書の持参をお願いしていて、欠席、遅刻の日数を選考時の参考にさせていただいています。
私たちの仕事はお客様の予約時間、つまり決められた時間にいることが必須です。やむを得ない体調不良や事情がない限り、理由もなく簡単に休める仕事ではないのです。あまりにも理由のない欠席や遅刻が多い方は不安を抱いてしまうことがあります。
学生だから良い、社会人だからダメということはなく、「今」するべきことに対してしっかりと向き合えているのかを見ています。責任感を持つための心構えができる人が理想ですね。
サロンの雰囲気は事前に見ることをおすすめ

――サロン見学についてお聞かせください。
公式サイトから応募フォームに申し込んだら予約完了です。フォーム内容は、見学したい希望職種、応募枠(新卒か中途なのか)、エリアと日時を記入する項目があります。
一組3名様までご案内できて、一人では勇気が出ない方でもご友人の方と気軽にお越しいただくことができます。
――どのような流れで行われるのでしょうか?
1回につき15〜30分の時間の中で、参加するエリアごとの店長が会社やそれぞれのサロンについて細かく説明します。もちろん、実際に現場で働くスタッフにも質問することができます。
――サロン見学に来る方の傾向は?
すでにうちを志望していて、雰囲気を確かめにいらっしゃる方が多いですね。採用に関してのアドバイスを…というよりも、ご自身の中の「アトリエはるか」と実際の「アトリエはるか」を照らし合わせるために見学に来ているようです。
――やはり、サロン見学は必要?
ぜひサロンを見ていただきたいです。どのような人が働いているのか、サロンの雰囲気までを自分の目でしっかり見てから受けてほしいと思っています。入社後に「こんなはずじゃなかった」などとギャップを感じないためにも、自分が志望するサロンや会社を見ておくのは必要だと思います。
合格に近づくための提出物のポイント
1.人に見られることを考えた、丁寧な履歴書作りを心がける
2.入社に向けて社会人としての心構えがある
3.自分のためにも、志望するサロンについて知るために見学する
取材・文/東 菜々(レ・キャトル)





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