美容師はうつ病になりやすい?病気の原因や予防・対策方法を紹介

美容師というと、華やかでおしゃれなイメージの強い職業です。しかし、一見明るい世界に見えがちな業界ながら、うつ病を発症する人も多く存在します。

では、なぜ美容師はうつ病になるのでしょうか。うつ病になりやすい人・なりにくい人には、それぞれ特徴があります。特徴やうつ病を引き起こす原因を知り、うつ病にならないための対策方法も頭に入れましょう。

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うつ病になりやすい美容師には特徴がある

華やかなイメージを持たれがちな美容師という職業ですが、うつ病になる人も多いといわれます。うつ病になりやすい人となりにくい人の違いは、ずばり「思考」。では、うつ病になりやすい美容師は、具体的にはどんな思考を持っているのでしょうか。

自己肯定感が低い

うつ病になりやすい美容師は、何かあったときに自分を責めてしまったり、自分はダメなんだと考えたりする傾向があります。また、仕事ができる同僚とくらべて自分の欠点ばかりに意識がいくという人も要注意。深く悩んでしまい、ストレスを溜めこんだ結果、うつ病になりやすいです。

凹まず切り替えることが大事

前項に対し、うつ病になりにくい美容師は割り切って考えることができ、思い通りにいかないことやトラブルがあっても、悩みすぎず気持ちを前向きに切り替えられるのが特徴です。

自分を責めず、「しかたないや」と気持ちをすっぱり転換します。うまくいかなかったときの原因を振り返り、どう改善するかを考える傾向も。また、どうしても自分に合わないサロンなら転職も視野に入れるでしょう。

美容師のうつ病を引き起こす原因・場面

では、具体的にどんなシーンで美容師がうつ病になりやすいのかを見ていきましょう。

労働時間が長い・休みが少ない

美容師の労働時間は長いとされており、開店前の準備~閉店後の片付けなどに加え、営業後に技術練習などをおこなう場合もあります。そして、長時間労働なうえに休みは週1回程度しかなく、貴重な休みは練習や研修などでつぶれてしまうことも。

その結果、激務で肉体的にも精神的にも疲れ、ストレスに弱くなってうつ病に至ることがあります。

仕事がうまくいかない・評価してもらえない

ヘアスタイリングの技術がなかなか上達しなかったり、お客様に満足してもらえなかったりする場合や、アシスタントからなかなかランクが上がらない、仕事に関して上司から怒られたり責められたりするなどの場合もあります。

また、周りの同僚と比較して、自分はダメだと落ち込むパターンも。自分なりに努力して頑張っているつもりなのに、仕事でよい結果を出せず、精神的にダメージを負う・悩みが深刻化するなどしてうつ病になってしまいます。

環境が整っていない

上記の内容は、美容師本人が原因とは限りません。たとえば、技術を上達させようにも、練習をさせてもらえなかったり仕事を教えてもらえなかったりすると難しいです。美容師として成長できる環境が整っていないと、当然仕事はうまくいきません。

そのため、職場の環境は非常に重要です。

人間関係がよくない

美容師の仕事において、人間関係も重要なポイント。周りの人たちと良好な関係を築けずにうつ病になる人もいます。他人を気遣う気持ちが強い・まじめで感受性が強い人ほど、人間関係を原因とするうつ病になりやすいといえるでしょう。

お客様との関係

人間関係のひとつが、お客様との関係です。美容師の仕事は、サービス業であるとともに接客業。お客様としっかりコミュニケーションを取って、信頼関係を作り上げていくことが大切です。

しかし、美容師によっては、お客様との会話が弾まない・お客様からクレームが入ることにより、悩みを抱えてしまい、うつ病を引き起こす可能性があります。

職場の人との関係

もうひとつは、職場内の人間関係です。上司からパワハラを受けている・同僚から意地悪をされる・スタッフたちからの風当たりが強い・自分ばかり雑務を押し付けられるなどが原因で、悩みが深刻化してうつ病になる人もいます。

神経をすり減らしてまで無理に仕事を続けることは、精神衛生上よくありません。

給料が安い

美容師は、他の職種に比べて給料が低いといわれる職業。人によっては、自分の頑張りに見合った給料をもらえないと感じて落ち込み、ストレスや悩みが深まっていきます。低賃金のせいで生活が苦しくなると、余計に追い詰められやすいでしょう。

「自分は何のためにこんなに一生懸命働いているんだろう」という虚無感に襲われ、うつ病につながる恐れがあります。

仕事のやりがいがない・楽しくない

ここまでの内容とも関連しますが、職場環境や収入面などから仕事への意欲がわかず、やりがいや楽しみを感じられないことも。

せっかくあこがれの美容師の職に就くことができても、楽しくなくて仕事に行くこと自体がイヤになったり、美容師として働くことに対し、むなしい・つらいという気持ちが大きくなったりして、うつ病を引き起こしてしまいます。

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美容師のうつ病を予防・対策するには

美容師のうつ病の原因がわかったところで、つづいては、うつ病にならないためにはどうすればいいのか、対策について解説していきましょう。

1. 日光浴やスポーツ

まず、ホルモンの分泌に関連して、日光浴やスポーツをすることがおすすめです。

睡眠をうながすホルモンである「メラトニン」は、日中に多く生成されると、眠気だけでなくだるさを感じたり、やる気が出なくなったりします。当然うつ病にもよくありません。

そこで、日光を浴びるとメラトニンが抑えられ、反対に、「幸せホルモン」とも呼ばれる「セロトニン」(抗ストレス・やる気アップ)が分泌されやすくなります。シャキッと活動的になり、睡眠のリズムも整いやすくなるでしょう。

また、運動をすることでもセロトニンが増加し、心身ともに元気になりやすいです。運動が苦手な人の場合は、いきなり激しい運動をするのではなく、ストレッチやウォーキングなどから始めてみましょう。

2. 生活習慣の見直し

規則正しい生活習慣(食事・睡眠など)も、心身のバランスを整えるのに重要です。前項のセロトニンを活発に生成するためには、肉や魚などのたんぱく質を意識的に摂取しましょう。

また、よく眠ることも大事です。寝つきが悪い人は、前項のような日光浴や運動をする、寝る前のスマートフォンの使用を避けるなどの対策をすると、睡眠の質が上がりやすいでしょう。

3. ストレス発散

打ち込める趣味や気分転換できることなどで、うつ病を引き起こしやすい「ストレス」を上手に発散することも大切です。今までやりたくてもやれていなかったこと、新しい習い事など、自分なりに没頭できることを見つけて、ポジティブに楽しんでみましょう。

うつ病を吹き飛ばして美容師の仕事を楽しもう

うつ病になりやすい・なりにくい人の傾向や、美容師がうつ病になる原因、うつ病の対策法を伝えました。もしかしたら自分も…と思い当たる節がある人は、悪化する前にしっかり対策を取って、こころの健康を保ちましょう。

ただし、うつ病の治療は専門の病院でおこなう必要があります。気になるときは早めに受診してください。

職場の環境が悪い場合は、転職も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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