面接前に店舗を6軒まわって職場の雰囲気を事前チェック DHC ショップアテンダント重田あいこさん#1
DHC入社4年目のショップアテンダント重田あいこさん。大学時代、カフェのアルバイトで接客の楽しさを知った重田さんは、いちばん興味のあった美容業界に絞って就活しました。
第一志望のDHCは、面接前になんと6店舗に足を運んで職場の雰囲気をチェックしたという用意周到ぶり。履歴書は面接官に深堀りされることを想定して書く、DHCの商品を愛用していたことで面接がスムーズに運んだことなど、就活生に参考になるお話が満載です。
お話を伺ったのは…
DHC 横浜ジョイナス直営店
重田あいこさん
大学時代にカフェと書店でアルバイトを経験。接客の楽しさに気づき、いちばん興味のあった美容業界を中心に就活。DHCの明るく優しい社風とイキイキと働く美容部員の姿が決め手となり2019年4月DHC入社。平塚店を経て、横浜ジョイナス直営店勤務。美容業界歴4年目の26才。※4/1付で「天神地下街直営店」配属予定
店舗に足を運んで職場の雰囲気を事前にチェック
――まずは美容部員を目指した理由を教えてください。
学生時代、カフェや書店のアルバイトで接客の楽しさに気づき、人と関わる仕事をしたいと思うようになりました。就活では、接客業をキーワードにいろんな会社の説明会に参加。その中でいちばん興味を覚え、ワクワクした気持ちになれたのが美容業界でした。それを自覚してからは、化粧品メーカーやエステサロンを中心に就活を進めていきました。
――学生時代から化粧品やメイクは好きだったのですか?
はい。美容系You Tuberのチャンネルを参考に、毎日メイクを楽しんでいました。
――就活で譲れない条件はどんなことでしたか?
まずは、自分の興味がある仕事内容であるか、自分が好きな商品がある企業かを最優先しました。その次に重視したのは、職場の雰囲気や働いている方たちの人柄です。
――職場の雰囲気や人柄は説明会などでチェックしたのですか?
はい。説明会はもちろんですが、プライベートでも実店舗に足を運びました。DHCが第一志望だったので、大学から自宅までの通学定期区間にあるDHCの店舗を6軒まわりました。
――え~? 6つの会社ではなくてDHCだけで6店舗ですか?(広報担当者含めその場にいたスタッフ全員驚き!)
はい。面接官の方にも驚かれました(笑)。
――それは驚かれますよね。6店舗まわってDHCはどんな印象でしたか?
どの店舗のスタッフもとても親身に接客してくれたのが印象的でした。お客様がたくさんいる時間帯に行ってしまったのですが、常連のお客様と楽しそうにお話している美容部員の姿をたくさん見ることができました。他のお客様の対応をしながらも、わたしのことを何度も気にかけてくれて、その親身な接客がとても好印象だったので、わたしもこんな風に働きたいなと思うようになりました。そして、「やっぱりDHCに入社したい」という気持ちがますます強くなってエントリーを決めました。
履歴書は面接官に深堀りされることを想定して書く
――履歴書で気をつけたことはありますか?
当たり前のことですが、読み手が読みやすいように丁寧な文字で書きました。それから、面接官の方が深掘りしやすいような内容を心がけました。例えば、「チームワークを大切にしています」と書き、面接官に深堀りされたときには必ずそれに関するエピソードを伝えられるように準備していました。
――深堀りされることを意識する! とても参考になりますね。実際の面接はいかがでしたか?
志望動機と自己アピールがメインでした。志望動機については、大学時代のカフェのアルバイトで接客の楽しさを知り、中でも興味の強かった美容業界、そして愛用していたDHCの販売職がやりたくて志望したことを伝えました。
自己アピールでは、履歴書に書いた「チームワークを大切にしていること」についてより詳細を伝えることを心がけました。大学時代に入っていた女子フットサルサークルでチームワークや協調性を身に着けたこと。それを活かし、一緒に働くスタッフのために何ができるかを常に考えて行動できることをアピールしました。
商品を愛用していたことで面接がスムーズに
――面接のために準備したことはありますか?
面接のための準備とは少し違うかもしれませんが、もともとDHCの商品を愛用していたことで面接がスムーズに進んだと思います。
友だちと旅行に行くときに、コンビニでおとまりセットを購入したことがDHCとの出会い。もともと肌が敏感ですぐにピリピリしてしまうのすが、はじめてオリーブバージオイルを使ったとき、肌の調子がとてもよくて。これはいいと思って、旅行から帰った翌日、さっそくオリーブバージンオイルを買いに行きました。それ以降、このシリーズを愛用しています。
――DHC以外の就活は?
面接の練習にもなるかなと思って、DHCと同時進行でエステの会社2社にエントリーし、2社とも合格をいただきました。
――DHCは大手企業ですが、大手は希望条件の上位にありましたか?
いいえ。会社の規模は、それほど気にしていませんでした。他に受けた企業もそうですが、自分が愛用している商品がある会社や、身近に感じる企業を受けたので、結果的に知名度のある会社を受けることにはなりました。
重田さんが就活で重視した3つのポイントは
1.実店舗に足を運んで職場の雰囲気を事前チェック
2.面接官に深堀りされることを想定して履歴書を書いた
3.愛用している商品のある企業を選んだ
後編では、実際にDHCに入社してみて感じたこと、いま就活を振り返ってどんな体験だったのかお伺いします。
撮影/大崎聡
取材・文/永瀬紀子