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コラム・特集 2019-09-02

カッピングとは? どんな効果があるの? カッピングはどこで学べる?【専門学校・スクール・通信】

鍼や灸のように、体の外側から施術をおこない、血流や筋肉などに働きかけることで体の不調を改善する身体治療法の一種であるカッピング。「吸い玉」や「バンキー」などの名称で呼ばれることもあるこの治療法の発祥は、紀元前600年ごろにまでさかのぼるともいわれており、日本国内でもその施術を受けることができます。

カッピングの施術は一部を除いて免許がなくてもおこなえますが、民間資格を取得していればお客様の信頼も得られるため、仕事として継続しやすくなります。今回は、カッピングの効果や解消できる症状、民間資格の取得を目指す方におすすめしたいスクール・講座をご紹介します。

カッピング(吸い玉)とは?

カッピングとは、複数のガラス製のカップを患者の体(主に背中)に置き、血液の循環を改善させることによって体の不調を解消する身体治療法です。

カッピングはカップの内部を熱してから体に密着させるので、皮膚がカップの内部に向かって吸い寄せられます。また、皮膚に針をさし、出血させてからカップを置く方法や、皮膚にオイルを塗って、そのうえにカップを置く方法もカッピングの一種です。

カッピングにはおもに血行の改善や筋肉のコリをほぐす効果などが期待でき、体にメスを入れなくてもよいので、スポーツ選手からも人気が高いようです。また、最近ではカッピングをおこなうエステも増えており、女性の間にも浸透しつつあります。

どうしてカップのあとがのこるの?

カッピングをおこなうと、カップを置いた箇所に跡がのこります。この跡のことを溢血斑(いっけつはん)と呼び、その色などから体の状態を知ることができます。たとえばカップを置いた箇所が内出血を起こしたように濃い紫色になると、その箇所の血行は悪くなっていることがわかり、それをもとに血行をよくするための治療メニューを決めることもできるのです。

カッピングをおこなった箇所にはカップを吸着させたあとがのこってしまいますが、ほとんどの場合あとは2、3日で消えます。また、色の濃いあとがのこってしまっても1週間程度で消えるため、過度に心配する必要はありません。

カッピングはどんな状態におすすめ? どんな効果があるの?

カッピングはおもに血液の循環や筋肉へ働きかけるため、血管や筋肉に関連する不調を改善する効果が期待できます。しかし、症状の種類や体の状態によってはカッピングの効果が得られないばかりか逆効果となってしまうケースもあるため、注意しなければなりません。

続いては、カッピングの施術をおこなうことで改善が期待できる体の不調と効果、また施術を行ってはいけないケースについて解説します。

こんな時はカッピングがおすすめ!

カッピングの施術に適した症状としては、肩こりをはじめとする筋肉のこりが挙げられます。筋肉のこりは血行の滞りが関係していることが多いので、カッピングによって血行を改善できれば、筋肉のこりも改善することが可能です。

血行を促進することによって改善できる冷え性や、血行促進による代謝改善によって効果が現れるダイエットにもカッピングがおすすめです。このほか、カッピングには自律神経を整える効果も期待できるので、ストレス解消を目的として施術を受けるのもよいでしょう。

こんな時には注意

カップを熱して皮膚に密着させるオーソドックスなカッピングは、患部に腫れや傷があると、その部分の症状を悪化させてしまうため、施術を控えた方がよいでしょう。また、重い心臓疾患を持っている方、重度の全身性貧血を患っている方も施術を受けるべきではありません。

一方、意外に見逃しがちで施術後に皮膚に異常が出やすいのが、敏感肌の方が施術を受けるケースです。とくに肌がかぶれやすい方は施術を受けると皮膚が大きく変色し、血行の状態を判断できなくなってしまうこともあるので、そもそも施術による効果が得られないこともあります。

カッピングの効果とは?

カッピングのおもな効果は、血行を改善することによる筋肉のこりや腰痛、冷え性などの改善、ダイエットが挙げられます。また、皮膚の状態を改善し、若さを保つ効果もあるといわれており、これらはエステでカッピングがおこなわれるようになった大きな理由といえるでしょう。

カッピングには自律神経を整えることによる不眠症の解消効果、内臓の働きを活性化することによる便秘の解消効果、ツボを刺激することによる各器官の不調の改善効果などもあり、間接的なものも含めると、さまざまな効果が期待できるといえます。

カッピングを学べるスクール・講座を紹介!

カッピングの技術を習得し、民間資格を取得するためにはスクールに通うのがおすすめです。鍼灸や東洋医療に関する学科のあるスクールでは、カッピングのコースや講座を設けていることも多いので、それぞれのスクールのカリキュラムを比較してみるとよいでしょう。続いては、カッピングを学べるおすすめのスクール・講座をご紹介します。

日本医学柔整鍼灸専門学校|鍼灸科

柔道整復と鍼灸について学べる専門学校です。カッピングは鍼灸科の3年次に学ぶことができ、将来はカッピングもできる鍼灸師として働きたいという方におすすめします。

この学科には昼間部と夜間部があり、夜間部には柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・理学療法士などの資格を持つ方を対象とした一部科目の履修免除コースも設けられています。履修免除コースは学費も一部免除されるので、すでにこれらの資格を活かして働いているが、スキルアップとしてカッピングや鍼灸の技術も身につけたいという方にもおすすめできます。

神奈川衛生学園専門学校|東洋医療総合学科

鍼灸マッサージ師と看護師の育成に特化した神奈川県横須賀市にある専門学校です。3年制の東洋医療総合学科では、鍼灸をはじめとする東洋医療にまつわる幅広い施術技術を学ぶことができ、そのひとつとしてカッピングも含まれています。

この学校は国家試験合格率が非常に高いという魅力もあり、とくにあん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の合格率は90%以上を誇ります。就職を見据え、国家資格の取得に加え、+αの技術としてカッピングも学びたいという方におすすめです。

お茶の水はりきゅう専門学校|はり師きゅう師学科

厚生労働大臣認定養成施設でもある学校法人都築学園グループ運営の専門学校。鍼灸の専門学校で、鍼灸に関連した幅広い施術技術を身につけることができ、そのひとつとしてカッピングについても学べます。

この学校の実技授業は教員2名による少人数制で行われており、その場で疑問を解決しやすいという魅力があります。また、卒業生の就職先が多岐にわたるほか、2018年度の就職率は100%と高いので、卒業後すぐに現場で活躍したいと考えている方にもおすすめです。

オリエントセラピースクール|吸玉・筋膜スライドカッピング1日完結講座

大阪・難波にある東洋医学に特化した技術を学べるスクール。短期間の講習で基礎から応用まで学べる点が魅力です。カッピングに特化した講座としては「吸玉・筋膜スライドカッピング1日完結講座」と「美顔・筋膜スライドカッピング1日完結講座」の2種類があります。これらの講座は1講座当たり50,000円の受講料ですぐに参加できるので、入学試験を受けたり、高額な入学費を支払わずにカッピング技術を習得できる点は大きなメリットといえるでしょう。

リフレッシュ・リラクゼーションスクール|カッピングセラピスト通信コース

カッピングセラピストの養成を目的とした通信講座。受講費用は84,000円、学習キットにはテキストやプリント、DVDをはじめ、実際の施術で使用する吸引器具もついているので、実戦的な技術を身につけられます。

課題プリントを提出すると、日本ボディトレーナー協会認定の「カッピングセラピスト」の認定証が発行されるので、カッピングの民間資格を取得したうえで就職活動に臨みたいという方にもおすすめです。

カッピングは古くからある民間療法のひとつ

カッピングは血液や筋肉に作用することで、さまざまな体の不調の解消が期待できる施術です。また、一部を除いて無資格でも施術をおこなえるので、資格取得のための対策に時間やお金をかけずに仕事へ活かせます。しかし、仕事としてカッピングを行うのであれば基本的な施術技術を身につけなければならないので、ご紹介したようなスクール・講座を利用し、自分にあった方法で知識・技術を習得しましょう。

出典元:
日本吸い玉協会
日本医学柔整鍼灸専門学校
神奈川衛生学園専門学校
お茶の水はりきゅう専門学校
オリエントセラピースクール
リフレッシュ・リラクゼーションスクール

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