「大丈夫。できるよ」。先輩の言葉に励まされ、未経験の不安を乗り越えてきた「アテニア」髙橋彩美さん

1989年に創業し、2024年の今年35周年を迎える、「アテニア」。エイジングケア化粧品に強く、ファンも多いブランドです。

その「アテニア」に2019年に入社したのが、髙橋彩美さん。前編では美容部員になろうと思ったきっかけや、採用試験で心がけたことについて伺いました。

後編では、髙橋さんが入社してから感じたことを伺います。未経験だったこともあって、最初は不安も大きかったという髙橋さん。ですが「アテニア」では入社してから半年の間、新人社員に対して先輩がひとりつく「シスター制度」が導入されていたため、段々と安心感を得られるようになったといいます。

今回、お話を伺ったのは…

「アテニア 東武池袋店」副店長
髙橋彩美さん

事務職、接客業などを経て28歳だった2019年に、人の役に立つ仕事がしたいと「アテニア」に入社。2024年4月には東武池袋店に副店長として配属され、期待を集める社員のひとり。

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先輩が面倒を見てくれるシスター制度を導入。安心して仕事ができた

新人時代はシスターだった先輩社員に支えられて安心して仕事ができたと話す髙橋さん

――入社後は、どのような流れで仕事が始まったのですか?

本社で1週間研修があって、そこで接客の流れや美容知識、タッチアップの方法などについて学びました。配属先は研修のあとに決まったのですが、面接のときに希望地は聞いてもらっていたんです。自宅からも近い大宮のお店が希望だと伝えていて、実際に希望のお店に配属してもらうことができました。

――実際に入社されたあとは、どんなことを感じましたか?

未経験でのスタートだったので、最初はやはり勝手が分からず不安でした。タッチアップの研修も受けてはいましたが、実際にお客様にメイクを施すというのはとても緊張するので、先輩の様子を見ながら自分にできるかなと心配していました。

――タッチアップはその後も、練習をしながら習得していったのですか?

そうですね。「アテニア」では集合研修も定期的にありますが、お店でも練習ができますし、そこで段々と技術を身につけていきました。先輩たちも「フォローするから大丈夫だよ」と言ってくれて、未経験の私でも技術を身につけることができたと思います。

――不安な気持ちはどのように解消していきましたか?

「アテニア」では入社してからの半年間、新人にかならず先輩がひとりついてくれるシスター制度というものがあって、1対1で面倒を見てくれるのがとても大きかったです。私のシスターは2年先に入った先輩で、年齢は私より4つくらい年下だったのですが、とにかくガッツがあって、熱い方で。私はふざけて松岡修造さんみたいだとよく言っているのですが(笑)。私が不安そうにしていると常に「大丈夫、大丈夫。できるよ」と声をかけてくれたんです。

その先輩がとにかく私と性格が合っていて、本当に引っ張ってもらいましたね。今でも何か困ったことがあったらその方に連絡をして、一緒にご飯に行くような仲です。

困ったことがあってもみんなで解決できるから、壁にならない

困りごとがあっても、スタッフみんなで解決していくことができると髙橋さん

――入社してから感じた壁はありましたか?

壁・・・。なかったと思います。私の性格もあると思うのですが(笑)、難しいと感じることがあっても、さっきお話ししたシスターの先輩や、会社の人と相談して一緒に乗り越えていく社風があるんですね。壁にまでなる前に、みんなで解決できているような気がします。

――素晴らしいですね!実際、みなさんに相談して解決したことはありますか?

私に後輩ができたときに、指示がうまく出せなかったり、伝わっていないと感じたりして悩んでいたことがありました。先輩に相談したところ、「根気強く伝え続けて、本人のモチベーションをあげていくしかないよ」とアドバイスをもらったんです。私もそうやって根気強く向き合ってもらっていましたし、やっぱりそれしかないんだなと思い、そこからはひたすらその後輩と向き合いました。

人にはやはり向き不向きがあるので、無理強いはできませんし、うちの会社の社風としても怒るとか、きつく伝えるということは基本ないんです。社員を信じて向き合うスタイルなので、私にも段々そういった力がついてきたと感じます。

美容部員は人と関わり、自分の人生も楽しめるようになる仕事

美容部員の仕事に大きなやりがいを感じているという髙橋さん

――美容部員を選んだ理由が、お客様の喜んだ姿を見たい、人の役に立ちたいということだったと思いますが、そこは達成されたと思いますか?

はい。この仕事をしていると、1日にひとりはかならず喜んでもらえます。あとは実際に仕事を始めてみて気付いたことなのですが、人生の節目に立ち会える仕事なんですね。

以前、就職活動中の方から「就職セミナーに行ったら、メイクが薄いと怒られたけれど、自分ではどうしていいか分からない」と相談をいただいたことがありました。実際にメイクを教えて差し上げたところ、本当に喜んでくださって。「就職セミナーで怒られてばかりで気持ちがふさいでいたけれど、あなたのおかげでとても前向きになれました。次の面接はがんばれそうです」と言っていただけで、本当にこの仕事をしていてよかったと思った瞬間でした。

――就職の体験は髙橋さんにとって、どんな学びになりましたか?

何回も就職活動をするうちに、度胸がついたというか、あまり緊張しなくなったかもしれません。面接も最初のころは試されている、自分が見られているという気持ちが強かったのですが、何度か経験するうちに、面接はその会社を知る良い機会だし、面接官の方はある程度のポジションがある方なので、そういう上の方たちと話せて楽しいと思えるようになって

前編でもお話ししましたが、結局はマッチングだと思うので、自分を表現して、合う会社を見つけるのが一番なのかなと思います。

――最後に、これから美容部員を目指す方にアドバイスをお願いします。

会社さんによって違うとは思うのですが、「アテニア」では美容部員の経験がなくても、人と接することやお話しするのが好きな方にはとても楽しい仕事だと思います。もちろん化粧品を販売するというのはとても大切な要素ではあるのですが、この仕事はそれだけではない、人と関わる魅力がある仕事だと思っています。

私はこの仕事を始めてから、人に興味をすごく持てるようになりました。人と関わることで世界が広がっていくし、自分の人生がもっと楽しくなることを知ったんです。そういう意味で、美容部員の仕事はとても可能性のある仕事だと思っています。興味のある方は、ぜひ挑戦していただきたいです。


髙橋さんが美容部員の仕事を楽しんでいる3つのポイント

1.先輩たちの手厚いフォローによって、未経験の不安を乗り越えた

2.困ったことがあったらみんなで乗り越える社風で、壁を感じることがなかった

3.化粧品を販売するだけでなく、人と関わることで世界が広がる仕事だと捉えている

「美容部員の仕事は、化粧品を販売するだけでなく、人と関わることで自分の人生を楽しめる仕事」という言葉が印象的だった髙橋さん。あふれるような笑顔から、髙橋さんがこの仕事を心から楽しんでいることが感じられました。美容部員に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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