学び・キャリア 2025.03.04

この人についていけば大丈夫。3サロン目で見つけた自分が輝ける場所「EXCIA北梅田店」三好奈々さん

就活体験談就職ノウハウ美容師

縮毛矯正の高い技術で人気を集める、「EXCIA」。2021年創業とまだ若いサロンながら、現在は大阪、東京を中心に30店舗を構えるなど、精力的に事業を拡大し続けています。

そんな「EXCIA」に2022年に中途採用で入社し、現在は「EXCIA北梅田店」の店長を務めるのが、三好奈々さんです。

前編では三好さんが美容師になろうと思ったきっかけや、１、２社目のサロンへ入った理由などについて伺いました。

後編では、愛媛で就職した三好さんが、再び大阪に戻り、「EXCIA」に転職した経緯について伺います。子どものころに感動した縮毛矯正の技術が好きだったという三好さんは、髪質改善や縮毛矯正に力を入れる「EXCIA」に惹かれたといいます。

また面接では社長の中川さんが思いに寄り添ってくれることに安心感を持ち、この人についていけば大丈夫だと感じたそうです。

今回、お話を伺ったのは…

「EXCIA北梅田店」／店長・スタイリスト
三好奈々さん

愛媛県出身。美容専門学校を卒業後、大阪のサロンで3年ほど経験を積む。その後愛媛の美容室を経て、2022年に「EXCIA」に転職。現在は「EXCIA北梅田店」の店長を務めながら、髪質改善を年間1,000人以上担当するなど、高い技術力と丁寧な接客で人気を集めている。

常に前向きなアドバイス。面接で感じた、この人についていきたいという思い

現在の三好さんが所属する「EXCIA」のホームページ。縮毛矯正の技術に力を入れていることが、三好さんが「EXCIA」に興味を持った理由だという

――その後、「EXCIA」に入社された理由は？

まず、愛媛で働くうちに、大阪の美容師に戻りたい気持ちが強くなったからです。愛媛でしばらく美容師を続けていましたが、最初に勤めたのが大阪の美容室だったこともあり、その差を感じることがありました。愛媛は大阪と比べると、やはり流行が入ってくるのが遅いと思うことがありましたし、私は流行をキャッチできるような美容師でいたいと思っていたため、大阪に戻ることを決めたんです。

その後大阪に再び戻り、求人サイトで見つけたのが「EXCIA」でした。私が元々、縮毛矯正の技術に感動をして美容師を目指したこともあり、縮毛矯正や髪質改善に特化した「EXCIA」の強みに惹かれました。また「EXCIA」は基本的にマンツーマン施術を行えることも魅力だと感じたんです。

――面接はいかがでしたか。

社長の中川と面接をさせてもらったのですが、とても安心感があり、この人についていけば大丈夫だとすぐに感じました。たとえば中川は私が以前働いていたサロンで、多くのお客様を掛け持ちするのに疲弊したという話しをしたときも、否定したりせずに、寄り添ってくれました。

ほかにもいろいろとお話しをしたのですが、どんなことを話しても否定的なことは言わずに、すべて前向きなアドバイスにかえて返事をしてくれたので、中川の下で働けば私もマイナスな考え方にならずに、前向きに進めると感じました。中川は私より一歳年上なだけなので、当時25歳くらいだったと思うのですが、その年で社長をしていることを尊敬しましたし、美容師としても素晴らしい人だと思いましたね。

2週間後くらいに採用の連絡をもらい、社内都合で少し入社するまでに時間はかかったのですが、2022年5月に入社をすることができました。

過度なプレッシャーがない環境で、自発的に成長ができるように

「EXCIA」はメンズの縮毛矯正に力を入れているため、三好さんはその技術を身につけられたことが自分のレベルアップにつながったと感じているそう

――実際に入社してみてどんなことを感じられましたか？

縮毛矯正に特化しているので、社内に技術や知識が蓄積されていて、それを先輩から共有してもらうことによって、レベルアップができたと感じました。とくに当時は珍しかったメンズの縮毛矯正の技術を打ち出しているサロンだったので、メンズの技術を習得できたことは、今でも私のなかで大きなプラスになっていると思います。

――「EXCIA」が3社目ということですが、今までのサロンとの差を感じたことはありましたか？

「EXCIA」は売上を過度に求める空気がないのが、私にはとても心地よく感じました。もちろん、売上を上げることは自分の価値にもなりますし、自分のお給料にも反映されるので、とても大切なものだと思っています。ただ、私は過度に求められるとプレッシャーになって、心が折れそうになることがあったんです。「EXCIA」ではあまり言われないからこそ、逆にどうしたら売上が上がるのかを自発的に考えられるようになったと思います。

また「EXCIA」ではプレッシャーをかけるより、売上が上がる仕組みをきちんと作ってくれているんです。入社当初の個人にお客様がついていないときは会社できちんと集客をしてくれて、WEBから入ってくるお客様がたくさんいらっしゃいます。そのお客様をリピートにつなげていくことで、自分のお客様になっていく形です。そして「EXCIA」は縮毛矯正のお客様がほとんどなので、平均単価もかなりあがりました。

――最初に入ったサロンを辞める際に、自分には美容師は向いていないのではないかと思ったとおっしゃっていましたが、今、その気持ちに変化はありますか。

今は毎日の仕事がとても楽しいですし、このまま美容師を続けていけると感じています。今までのサロンでやってきたことも決して無駄ではなく、「EXCIA」での結果に結びついてきたと思います。お給料面も待遇面でも満足していますし、働く環境選びはとても大事だと思っています。

転職の経験は、なりたい美容師像を明確にしてくれる

――転職の経験は、三好さんにとってどんな学びになりましたか？

2回の転職の機会を通して、改めて自分がどんな美容師になりたいかがはっきり見えたので、転職を経験してよかったと思っています。同じ場所でずっと美容師を続けていると、見失ってしまうこともあるので、いい機会になったのではないかと。

私は元々、縮毛矯正の施術に可能性を感じて美容師を目指したので、今回「EXCIA」に入る際に、本来の私が目指していた縮毛矯正の技術に立ち返ってサロン選びをしたことが、成功につながったのかもしれません。自分を見失いそうになったときは原点に立ち返って、どんな美容師になりたいかを明確にすると、迷わずに進むことができるのだと思います。

――どういう美容師になりたいかを明確にすることが大切なのですね。

それが一番重要だと思います。美容師の仕事は楽しいことばかりではないし、私のように美容師に向いていないのかなと考えることもあるかもしれません。

だからこそくじけそうになったときは、最初に美容師になったときのすごくワクワクする気持ち、楽しみな気持ちを持ちながら、どんな美容師になりたかったか原点に立ち返ると、またフレッシュな気持ちで仕事に臨めるのではないかと思います。