一度は諦めかけた美容師の道。自分らしく働けるサロンを求めて「EXCIA北梅田店」三好奈々さん

縮毛矯正の高い技術で人気を集める、「EXCIA」。2021年創業とまだ若いサロンながら、現在は大阪、東京を中心に30店舗を構えるなど、精力的に事業を拡大し続けています。

そんな「EXCIA」に2022年に中途採用で入社し、現在は「EXCIA北梅田店」の店長を務めるのが、三好奈々さんです。

前編では三好さんが美容師になろうと思ったきっかけや、1、2社目のサロンへ入った理由などについて伺いました。

1社目のサロンへの就職はかなりスムーズだったという三好さん。しかし、スタイリストデビュー直後から、3、4人のお客様を掛け持ちする接客スタイルが合わず、退職をすることになります。

「こんなことでつまずく自分は、美容師には向いていないかもしれない」と思い、一度は美容師を辞めることも頭によぎったといいますが、自分がどんな仕事をやりたいか冷静に考えた結果、再びその道を志すようになったそうです。

今回、お話を伺ったのは…

「EXCIA北梅田店」/店長・スタイリスト
三好奈々さん

愛媛県出身。美容専門学校を卒業後、大阪のサロンで3年ほど経験を積む。その後愛媛の美容室を経て、2022年に「EXCIA」に転職。現在は「EXCIA北梅田店」の店長を務めながら、髪質改善を年間1,000人以上担当するなど、高い技術力と丁寧な接客で人気を集めている。

インスタグラム

縮毛矯正の技術に感動。美容師に憧れて

三好さんが得意とする縮毛矯正。三好さんが美容師を目指したのは、縮毛矯正の技術に感動したからだという

――美容師になろうと思った理由を教えてください。

ふたつのきっかけがあります。ひとつめは、子どものころにピアノを習っていまして、発表会のときに何度か髪の毛のセットをしてもらったことでした。髪の毛をセットしてもらうと、まるで自分が別人になったように変わるのを見て、そこから美容師の仕事を意識するようになったんです

もうひとつのきっかけは、私がくせ毛で、中学生のときから縮毛矯正をしてもらっていたことです。縮毛矯正を一度かけると本当に髪の毛がきれいになりますし、汗や湿気もほとんど気にならなくなります。それまでの自分の悩みが解消されることに、感動をしてしまって。私も誰かの髪をきれいにしたいという思いが強くなったんです。中学生のころには、美容師を目指すようになりました。

――そこから美容専門学校に入られたわけですね。就職を意識し始めたのはいつごろからでしたか?

1年生の終わりごろから、学校で就活の話しが少しずつ出るようになってきました。私の通っていた専門学校は就活にとても力を入れており、インターンとしてさまざまな美容室で仕事を体験することができたんです。

私は最初にインターンに行ったサロンがとても気に入ったので、すぐにそこに応募することを決めました。ほかのサロンを探したりすることもなかったため、サロン選びに苦労することはありませんでしたね。

――どんな点に惹かれたのですか?

そのサロンが、モデルさんへのヘアセットに力を入れていたからです。当時の私は芸能人のヘアセットをすることに憧れていたので、方向性が合っていると感じたんです。あとはサロンのスタッフ同士の仲がいいことも、魅力的だと感じたポイントでした。

面接では自分の気持ちをまっすぐに伝えることが大切

1社目のサロンはインターンを通してスムーズに就職が決まったという三好さん

――インターン中に、サロンに対してアピールしたことはありましたか。

「就職先としてここしか考えていない」ということは、スタッフの方たちに伝えていました。サロンでお世話になった先輩たちともわりと仲良くなっていたので、「上の人にいい子だと伝えておくから」と言ってもらったこともありました。就活ではサロン側に認知をしてもらうことも重要だと思うので、その点はスムーズだったと思います。

――採用試験の流れは?

先に書類を送って、そのあとに面接という流れでした。面接の細かな内容は忘れてしまったのですが、社長とマネージャーとエリアマネージャーの3人との面接だったため、かなり緊張をしたことはよく覚えています。

意気込んでいろいろと準備をしていたのですが、緊張で内容が飛んでしまった部分もありました。ただ、ほかのサロンは考えていないことなど熱意を伝えたら、みなさんもよく聞いてくださっていたので、面接は答える内容をあらかじめ準備するというより、自分の気持ちを伝えることが大事だなと感じました

自分には向いていないかもしれない。一度は諦めかけた美容師の夢

1社目のサロンではお客様を掛け持ちして施術するスタイルだったため、精神的に辛くなったという三好さん

――最初に入ったサロンは3年ほど勤められたということですが、転職されたきっかけは?

お世話になっていた店長が辞めることになったのが、大きな理由でした。その店長のことはとても尊敬していましたし、かわいがってもらっていて、ほぼ毎日一緒にいるような間柄でしたので、目標として付いていく人がいなくなってしまったと感じました。

もうひとつの理由が、当時働いていたサロンでは、3人、4人のお客様を掛け持ちで施術する接客スタイルだったことです。それぐらいの掛け持ちが特別多いというわけではないですが、私は入社2年目でメンズデビュー、3年目でレディースデビューを経験しており、メンズのときはマンツーマン施術だったので、それに慣れてしまっていたんですね。たくさんのお客様を一度に施術することになかなか対応することができず、精神的な負担を感じました。

そのふたつの要素が重なって、辞めることになってしまったんです。

――その後、転職活動をされたのですか?

すぐに転職活動はしませんでした。というのも私のなかに「美容師は向いていないかもしれない」という思いが芽生えてきていたので、辞めてしばらく経ってから、地元の愛媛に戻ることにしたんです。

――なぜ、美容師は向いていないかもしれないと思ったのですか。

お客様を3人、4人と掛け持ちしながら何年も活躍している先輩もたくさん見てきたので、こんなことで心が折れている自分が今後美容師を続けていくのは無理かもしれないと感じたんです

ただ地元に帰って、これからの自分の仕事を考えたときに、やっぱり行きついたのは美容師の仕事でした。

――そのように考えるようになったのには、何かきっかけがあったのですか?

明確なきっかけはありませんでしたが、冷静に自分がやりたいことを考えていくと美容師が残ったという感じでした。私は美容師の仕事のやりがいを、お客様に感謝されることだと捉えていました。お客様に目の前で感謝される仕事というのはほかにはあまりありません。

また自分のやりたい髪型や服装、ネイルなどを考えると一般的な仕事に就くのは難しいとも思ったんです。最後に残った仕事はやはり美容師だったので、地元の愛媛で美容師として、再度働くことになりました。


三好さんがこれまでの就職活動で意識してきた3つのこと

1.折に触れて、サロンに入りたいという思いをアピールする

2.面接では、準備をすることよりも、思いを素直に表現

3.不安に感じることがあっても、「やってみたい」気持ちを大切にする

後編では、愛媛で就職した三好さんが、再び大阪に戻り、「EXCIA」に入った経緯について伺います。子どものころに感動した縮毛矯正の技術が好きだったという三好さんは、髪質改善や縮毛矯正に力を入れる「EXCIA」に惹かれたといいます。

また面接では社長の中川さんが思いに寄り添ってくれることに安心感を持ち、この人についていけば大丈夫だと感じたそうです。後編もお楽しみに!

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EXCIA北梅田店
住所:大阪府大阪市北区豊崎3-17-10 MAKビル3F
電話:070-8928-7841

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