実技とともに“心”も育てる、温かみのある教育が特徴!お茶の水はりきゅう専門学校 #1
近年、芸能人やモデルたちから人気を集める美容鍼灸。見た目だけではなく、身体の中から健康になってほしい、すべての人に、健康と美を高めてもらいたい――
そんな使命感に燃える学生たちが通う『お茶の水はりきゅう専門学校』を、全6回に分けてリポートします!
第1回 お茶の水はりきゅう専門学校 実技とともに“心”も育てる、温かみのある教育が特徴
薬に頼らず、人間が持つ自然治癒力をサポートする鍼灸治療。中でも美容鍼灸は近年注目を集め、若い女性を中心に人気が高まっています。そんな中、美容鍼灸の教育で「日本一」を謳うのが、お茶の水はりきゅう専門学校です。どのようなカリキュラムが行われているのか、「日本一」のヒミツを、少しだけ覗いてみましょう。
万全のサポート体制で、学生の底力をUP
開校以来、全国屈指の国家試験合格率を誇るお茶の水はりきゅう専門学校。過去、一度も全国平均を下回ることなく、ハイレベルな学生を送り出している理由は、少人数制のクラス体制と、実技の際に教員2名で授業を受け持ち、学生の「学びたい」気持ちを徹底的に後押しする仕組みにあるといいます。
松本「本校は、30~40代の学生が多く、中には60代という学生もいらっしゃいます。進学先に悩んでなんとなく本校に来た、という学生が少なく、みなさんきちんとした目的意識をもち、その目的のために学校に通っています。ですから、どの学生もみな真剣そのもの。なので我々教員も、その思いに真剣に応えるように努力しています。少人数制クラスをとっているのも、すべての学生が、質問しやすい環境を作るため。とくに実技の授業では教員2名体制を敷き、教員から直接指導を受けられる時間をなるべく多く作るようにしています。鍼灸は細かな手の使い方や力加減が必要になるので、できるだけ教員の近くで学び、感じ取ってほしいんです」
昼間部は13時30分~16時40分、夜間部は18時〜21時10分。1日に3時間という短い授業時間の中で、学生たちは鍼灸への知識を深めていきます。
松本「一年次では生理学、解剖学などの西洋医学の基礎を学び、同時に東洋医学の知識を広げる指導も行います。二年次では、一年次で学んだことの応用を学びます。美容鍼灸について本格的に学び始めるのも二年次からです。伝統鍼灸や、鍼を刺してから電気を流すパルスなど、鍼灸のさまざまな技術と知識を深めてもらいます。1~2年生のときに、国家資格試験に必要な勉強をすべて終えるのも、本校の特徴なんですよ。そうして迎える三年次には、国家試験対策はもちろん、学校付属の臨床実習室で技能面での習熟レベルを上げてもらいます。少しでも就職や開業に有利になるよう、個々のスキルアップを図ってもらえたら……そして、そうした学生を少しでもサポートできたら、うれしいですね」
きゅう師合格率は驚異の100%!! その秘密は……?
平成26年度実績で、きゅう師の合格率は100%(全国平均77.1%)、はり師の合格率は93.3%(全国平均76.5%)と、全国平均をはるかに上回ったというお茶の水はりきゅう専門学校。国家試験の合格率を高めるため、専門学校としてはかなり厳しい「試験」制度を取り入れているといいます。
松本「学生の習熟度を測るため、新学期が始まるごとに実力試験を行っています。ここで習熟度が不十分だった場合は、時間の許す限り専任講師による補習授業を行い、バックアップを行います。働きながら通学されている方が多く、みんながみんな、勉強だけに費やす時間を持てるわけではないので、こうした補習制度は学生たちからもよろこばれています」
また、こうした授業の合間に、講師たちが教えるのは、鍼灸の勉強だけではありません。施術の最中に事故が起こることもあるため、そうした危険性を徹底して教えるとともに、鍼灸師としての心得も教えるといいます。
松本「鍼灸師は、“治療家”であることから、知識や実技が求められますが、やはり大切なのは人間性なんです。治療を求める人たちが何を求めているのか、その求めに対してどのように治療を行うことが最善の策なのか、その際にどんな説明を行うべきなのか、そうした内面的な部分についてもできる限り教えるようにしています。
また、講義の中で、英語や栄養学といった、一般教養科目も行っています。世界中で鍼灸の研究が進んでいて、英語で書かれた論文などが多く見受けられるようになってきているので、いまや英語力は鍼灸業界においても欠かせないもの。覚えておいてムダなことなどひとつもないんです」
―—第2回では引き続き松本先生に、お茶の水はりきゅう専門学校で取得できる資格についてお尋ねします。
『授業』+『附帯教育』で【10】の資格を取得可能!! お茶の水はりきゅう専門学校 #2 >>