薬剤師が面接でよく聞かれる8つの質問と回答例を紹介!

薬剤師の転職や就職活動において、避けて通れない面接。合否に大きく影響するため、事前の面接対策はとくに重要です。

面接では専門知識だけでなく、人柄や考え方、職場との相性などが総合的に見られます。そのため、よく聞かれる質問を事前に把握し、自分なりの答えを準備しておくことが欠かせません。

そこでこの記事では、薬剤師の面接でよく聞かれる質問とその回答例を紹介します。これから面接を控えている方は、ぜひ対策の参考にしてください。

薬剤師が面接でよく聞かれる8つの質問とは?

薬剤師の面接では、応募者の人柄や考え方、仕事への姿勢を確認するため、定番ともいえるよくある質問があります。自己紹介や志望動機、キャリアプランなどはとくに重視されやすく、回答内容によって評価が大きく左右されることも少なくありません。

事前によく聞かれる質問を知っておくことで、落ち着いて自分の考えを伝えやすくなるため、きちんと把握しておくことが大切です。

ここでは、薬剤師の面接でよく聞かれる代表的な8つの質問を取り上げ、それぞれの質問意図と回答のポイント、回答例を紹介します。

1. 自己紹介をしてください

自己紹介は、面接の最初に聞かれることが多く、第一印象を左右する重要な質問です。名前やこれまでの経歴を簡潔に伝えたうえで、志望理由や仕事への姿勢に軽く触れると、面接官によい印象を与えられます。

ただし、あくまでも自己紹介をする場面なので1分程度を目安にまとめ、長く話しすぎないようにすることを意識するようにしましょう。

回答例

〇〇と申します。大学卒業後、調剤薬局にて〇年間、薬剤師として勤務してきました。おもに服薬指導や在宅業務を担当し、患者様一人ひとりに寄り添った対応を心がけてきました。貴社の理念に共感し、これまでの経験を活かしながらさらに成長したいと考え、応募いたしました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

2. あなたの長所と短所を教えてください

この質問では、自己分析ができているかや、自身の強みが自社とマッチしているか、またどのように短所を捉え、改善しようとしているかが見られています。

長所を述べる際は、仕事にどう活かせるかを意識して伝えることが大切です。短所についてはそのまま伝えるだけでなく、克服のために努力していることなども説明しましょう。

回答例

私の長所は、相手の話を丁寧に聞き、状況に応じた対応ができる点です。服薬指導では患者様の不安をくみ取り、分かりやすい説明を心がけてきました。一方で、慎重になりすぎる点が短所だと感じていますが、優先順位を意識して行動することで、業務効率の改善に努めています。

3. 薬剤師になりたい理由・なった理由を教えてください

この質問では、薬剤師という職業への理解や動機の一貫性が重視されます。あわせて、薬剤師という仕事に対する思いや人柄もチェックしている質問です。転職者の場合は、なぜ薬剤師を続けたいのかと聞かれるケースもあります。

新卒・転職者問わず、自身のこれまでのエピソードを具体的に述べると説得力が増します。

回答例(新卒)

人の健康を支える仕事に携わりたいと考えたことが、薬剤師を志した理由です。大学で薬学を学ぶなかで、薬が患者様の生活に与える影響の大きさを知り、正しい情報提供の重要性を実感しました。患者様に寄り添い、安心して治療を受けられるサポートができる薬剤師になりたいと考えています。


回答例(転職:薬剤師を継続したい理由)

調剤薬局での勤務を通じて、薬剤師が患者様の生活に深く関われる仕事であると実感しました。服薬指導を重ねるなかで健康や生活に自身が役立っているという実感が得られたことにやりがいを感じており、これからも薬剤師として働き続けたいと考える理由です。

4. 当社を志望した理由はなんですか 

志望動機では、なぜ薬剤師としてこの企業を選んだのかを具体的に伝えることが重要です。企業理念や医療に対する姿勢、提供しているサービスの特徴などに触れ、自分の価値観やこれまでの経験とどのように重なっているのかを説明しましょう。

事前に公式サイトや採用ページ、取り組み事例などを確認し、ほかの企業でも通用する理由ではなく、その企業だからこそ志望した理由を言語化することがポイントです。

回答例

貴社が地域密着型の医療を重視し、患者様一人ひとりとの継続的な関係構築に力を入れている点に強い魅力を感じました。前職では、服薬指導を通じて患者様の生活背景まで把握することを大切にしており、その経験を活かせる環境だと感じています。理念と自身の薬剤師観が一致している点が、志望した理由です。

5. 当社で取り組みたいことはありますか

この質問では、入社後の具体的なイメージを持っているか、また企業研究が十分にできているかが見られます。企業の特徴や注力している分野を踏まえたうえで、どのような業務に関わり、どのような形で貢献したいのかを明確に伝えましょう。

自身の経験や強みを絡めて話すことで、入社後の活躍イメージが伝わりやすくなります。

回答例

貴社で取り組みたいことは、服薬指導の質の向上です。前職では、患者様の年齢や生活リズムを考慮した説明を意識してきました。その経験を活かし、貴社でも生活背景まで踏み込んだ服薬指導を行うことで、患者様が安心して治療を継続できる環境づくりに貢献したいと考えています。

6. キャリアプランを教えてください

キャリアプランでは、長期的に働きたいという熱意と、向上心や成長意欲が重視されます。将来的な目標を伝える際は、企業の方向性や教育体制と大きくズレない内容にすることがポイントです。

また、最初は現場で基礎を固め、その後どのようにステップアップしたいのかという段階的な視点を持つことで、現実的で前向きな印象を与えられます。

回答例

まずは現場業務を通じて知識と経験を積み、幅広い症例に対応できる薬剤師になることを目標としています。その後は、後輩薬剤師の指導や業務改善にも関わり、職場全体のレベル向上に貢献したいと考えています。長期的に成長し続けながら、貴社にとって欠かせない存在を目指したいです。

7. 【転職】転職した理由はなんですか

転職理由を聞くのは、採用側が「同じ理由ですぐやめてしまうのではないか」という不安を払しょくするためです。そのため、伝え方次第で印象が大きく変わります。

たとえ、ネガティブな理由で転職を希望している場合でも、そのまま伝えるのではなく、次の環境で何を実現したいのかという前向きな理由に言い換えることが重要です。これまでの経験をどう活かし、どのように成長したいのかを軸に説明しましょう。

回答例

前職では調剤業務を中心に経験を積んできましたが、より幅広い業務に携わり、薬剤師としての対応力を高めたいと考えるようになりました。一人ひとりの患者様の健康や生活にさらに寄与するためにも、これまでの経験を活かしつつ、新しい環境でさらに成長したいという思いから、転職を決意しました。

8. 【転職】薬剤師としてのスキルと経験を教えてください

この質問では、これまでどのような職場で、どんな業務を経験してきたのかを通じて、即戦力として活躍できるかどうかが見られています。

勤務先の業態や担当してきた業務内容を具体的に伝えつつ、そのなかで意識してきた姿勢や工夫した点を述べると、実務能力が伝わりやすくなります。また、単なる業務の羅列ではなく、その経験を入社後にどう活かせるのかまで言及できると評価につながります。

回答例

これまで調剤薬局にて、外来調剤業務を中心に、服薬指導や薬歴管理を行ってきました。患者様一人ひとりの理解度や生活背景を意識した説明を心がけ、継続的な服薬につながる対応を大切にしてきた点が強みです。また、医師への疑義照会やスタッフ間の情報共有にも積極的に取り組み、円滑な業務運営に貢献してきました。これらの経験を活かし、貴社でも質の高い医療提供に貢献したいと考えています。

逆質問されたらどうすればいい?

逆質問は、応募者の意欲や企業への関心度を確認するために行われます。単に疑問を解消する目的があるだけではなく、入社後に働くイメージを持っているか、主体的に情報収集ができているかも見られていると考えましょう。

そのため、質問がない場合でも「とくにありません」と即答するのではなく、事前にいくつか準備しておくことが重要です。業務内容や職場の体制、入社後に期待される役割など、前向きな姿勢が伝わる質問を用意することで、好印象につながります。

「とくにありません」でもOK?

面接で逆質問を求められた際に、「とくにありません」と答えること自体が必ずしも不合格につながるわけではありませんが、企業側には志望度が低い、入社後のイメージを持てていないと受け取られてしまう可能性があります。

逆質問は、企業理解を深めると同時に、働く意欲や関心の高さを伝えられる貴重な機会です。そのため、事前に質問を準備せずに面接に臨むことは避けたほうが無難でしょう。業務内容や職場の雰囲気など、働きたいという意欲が伝わる質問を用意しておくことが大切です。

逆質問にはどんなものを準備しておくべき?

逆質問では、入社後の働き方を具体的にイメージしていることが伝わる内容を準備しておくことが大切です。たとえば、「1日の業務の流れを教えてください」「入社後、最初に任される業務はどのようなものですか」といった質問は、実際に働くことを前提に考えている姿勢が伝わります。

また、「どのような薬剤師が活躍していますか」「評価制度や育成方針について教えてください」など、成長意欲を示す質問も好印象です。

一方で、公式サイトや募集要項を見れば分かる情報をそのまま聞いたり、給与や休暇など待遇面に関する質問ばかりを並べたりするのは避けたほうがよいでしょう。

事前に企業研究を行い、その企業ならではの特徴に触れた質問を用意することで、意欲と理解度の高さを効果的にアピールできます。

面接マナーもしっかり守ろう

面接では、質問への回答内容だけでなく、社会人としての基本的なマナーも重要な評価ポイントです。清潔感のある身だしなみを心がけることはもちろん、入室時や退室時のあいさつ、正しい姿勢、相手の目を見て話す態度なども細かく見られています。

また、質問に対してハキハキと聞き取りやすい声で答えることや、相手の話を最後まで聞く姿勢も大切です。オンライン面接の場合でも、通信環境の確認やカメラ映り、背景への配慮など、事前準備は欠かせません。

基本的な面接マナーをおさらいし、落ち着いて臨むことで、自身の強みや意欲をより正確に伝えられるでしょう。

事前にしっかり練習してスムーズに答えられるようにしておこう

薬剤師の面接では、よく聞かれる質問に対して事前に準備ができているかどうかで、受け答えの印象が大きく変わります。自己紹介や志望動機、キャリアプランなどは、あらかじめ回答を整理し、声に出して練習しておくことで、本番でも落ち着いて伝えやすくなります。

また、逆質問まで含めて準備しておくと、入社意欲や前向きな姿勢をより効果的にアピールできるでしょう。さらに、自分のスキルや経験をどのような職場で活かしたいのかを明確にしておくことも重要です。

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面接対策から求人紹介まで一貫したサポートを受けることで、より納得感のある転職を目指せるでしょう。


監修者

この記事の監修者

森正弘
薬剤師専任キャリアアドバイザー
社内MVP受賞

【経歴・実績】
・北海道大学大学院(修士)修了 / 元大手インフラ企業 研究職
・社内受注金額MVP / 成約率41%の実績

【プロフィール】
理系院卒の深い理解と論理的交渉で、週休3日や高年収など他社が敬遠する難条件も実現。
深層心理まで掘り下げ、客観的な利点と欠点を提示します。意見を押し付けず、最終的にはご本人の意思決定を最優先に尊重します。

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