アイキャッチ

櫛野久美子 interview #2:香水にも、化粧品にも、薬にも、掃除の洗剤にもなりうる!それがアロマの魅力に1つです!

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

――プランタン銀座のカルチャー教室が閉鎖になったときは、ショックだったのではないですか?

「約5年間、ひとつのカルチャー教室でいろんなクラスをもっていたので、これからどうしようというのはすごく考えました。でも、それが個人で展開する転機でしたね。『よし、やろう』と思ったときに、もう一度、ゼロから勉強し直して、日本アロマ環境協会という日本で一番大きい協会のインストラクターの資格を取りました」

――実際に個人で教室を開こうと思ったとき、どういうところに苦労しましたか?

櫛野久美子さん

「開催場所をどうするのか。どうやって人を集めたらいいのか。テキストをどうするのか。全部自分でやらなくてはいけないというのが大変でした。テキストを作るという作業は、マンネリにならないように、今でも内容を更新しています。場所については、自宅から近く、駅からもすぐというところにポイントを置きました。今のこの場所は生徒さんも雨に濡れず来られるのがいいねって言ってくれます。でも、だからといってすぐに集客できるのかといったら別問題で、口コミがとても重要な気がします。最初にここでレッスンをしたときの生徒さんはもともと知り合いでした。その方たちが次回、友達を連れてきてくれて、同時に、プランタン銀座のときの生徒さんが戻ってきてくれたのも大きかったです。今、HPをリニューアルしたこともあって、このところ新しい生徒さんが増えています」

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

――櫛野さんのように個人でやっている方ってたくさんいるとは思うのですが、他との違いを出すために何か工夫はしていますか?

お菓子

「自分の中で何が強みなのかなって考えると、ハンドメイドコスメやクラフトだったり、ハーブティーのブレンドだったり。日常にアロマを取り入れるノウハウを、私の体験をもとに教えるというところですかね。失敗談も話します。クラフトは、やる人たちの間で流行があるんですよ。キャンドルが流行るとか、今年はワックスバーなんていうのが出てきたりとか。作り方を教える場合は、前もって何度も試作します。そうしないと、ロウの量が少なかったり、固まらなかったり、アロマの香りが出なかった、なんてことが起こりえますから。しかも、生徒さんが失敗したときの対処法も、いろんなことを想定してやっておかないと。生徒さんは思いもよらない失敗をしますから(笑)。でも、そういうハプニングがあるとレッスンは盛り上がりますよね。そこで慌てず、もう1回やり直すのも楽しいものです。あとは、ちょっとしたビジュアルにも工夫しています。例えばハーブディーは袋で買えるもので、それをそのままレッスンするテーブルにポンと置くこともできるんです。でも、瓶に入れて並べておくだけで、生徒さんがいらしたときに『今日は何をやるんですか?』って興味を持ってくれたりします。アロマでよく使われる遮光瓶などは、シンプルすぎてつまらないものが多いですけど、生徒さんたちとオリジナルの化粧水や美容液を作ったときなどは、それを入れる瓶を香水のボトルみたいなかわいいものにすると、喜んでくれますね。ラベルもそうです。そのつど、いろいろ考えます」

――手作り感満載ですね。

「こういうことを考えてカタチにするのが好きなんです。生徒さん一人一人とのコミュニケーションも大好きですね。」

――改めてアロマの一番の魅力を教えてください。

アロマ

「アロマの精油は、これ1本でほぼ自分の身の回りのことができてしまいます。香水にもなりうる、化粧品にもなりうる、薬にもなりうる、掃除の洗剤にもなりうる。掃除に関しては汚れを落とすだけでなく、抗菌、殺菌、消臭効果もあるんですよ! アロマの精油って、原料が植物じゃないですか。植物は動くことができないので、害虫から身を守ったり、逆に益虫を引き寄せたりするのに香りが重要な役割を果たしています。しかも植物同士も戦っていて、生育をジャマする植物を香りで枯らしてしまったりするんですよ。そんな香りの成分を凝縮させて取り出したのが精油。だから、うまく使えばフェロモンにもなるし、消臭にもなるし、リラックスにもなるし、免疫力を高めることにもなるし、万能で奥が深いんです。専門的なことを言い出したら、おそらく男性のほうがアロマにハマるかもしれませんね。ワインにも負けず劣らずのうんちくが語れると思います(笑)」

――最後に、アロマ関係で仕事をしたいと思っている人たちにメッセージをお願いします。

櫛野久美子さん

「サロンを開いて生計を立てるという目標があるなら、セラピストという道もあります。私のように講座で教えたいという人なら、座学だけに頼らず、生徒さんを飽きさせない努力が必要なのかなと思います。あとは自分が楽しむこと。そうじゃないと生徒さんも楽しくないですからね」

Profile

櫛野久美子さん
櫛野久美子(くしのくみこ)さん

アロマ美容研究家

出身地:埼玉県
日本アロマ環境協会認定 アロマテラピーインストラクター
日本メディカルハーブ協会認定 メディカルハーブコーディネーター
プリュ アロマ “ミオレ”主宰

座右の銘:継続は力なり

埼玉県出身。血液型O型。青山大学女子短期大学卒業後、伊藤忠商事に入社。退職後、アロマテラピーインストラクターの資格を取得。平成19年にプリュ アロマ “ミオレ”を開校。同年10月に読売文化センター川崎にて「アロマ香水」1dayレッスン。平成20年1月~平成24年11月までプランタン銀座にて、アロマとハーブの各種レッスンを開校。平成27年9月に六本木ヒルズ アーテリジェントスクール1dayレッスン。その他、日本橋三越本店にてアロマ雑貨企画販売、及びワークショップ開催、小中学校PTA向けアロマ講座開催。現在は自宅教室にて「季節のアロマレシピ」「ハンドメイドアロマソープ」「ハンドメイドアロマコスメ」など各種レッスンを開催中。

Company

サロン

プリュ アロマ “ミオレ”

櫛野さんが主宰するアロマテラピースクール、プリュ アロマ “ミオレ”は、主にアロマレシピレッスンとハンドメイドソープレッスンの2つのレッスンを行っています。アロマレシピレッスンでは、ココロとカラダをよろこばせる香りライフの実践を。ハンドメイドソープレッスンでは、100%天然植物オイルとお水つくる、肌にやさしい石けんづくりをしています。完全予約の少人数制なので、ひとりひとりにやさしく丁寧に教えてくれます。道具はすべてそろっているので、手ぶらで受講できるのがうれしい限り!

予約はHPから
http://plusaroma.net/

ブログ
http://plusaroma.net/blog/

facebook
https://www.facebook.com/kumiko.kushino

1回のレッスンはティータイムまで入れて2時間。だけど、毎回3時間ぐらいはかけています。普通のカルチャー教室と違って時間をきちんと区切っているわけではないので、終わるまでやるというイメージ。これも個人教室ならではの魅力です。料金は5000円。初回のみ5500円。材料費込みの料金となります。プリュ アロマ “ミオレ”はとことんオーガニックにこだわっており、精油はフランスの『フロリハナ』というメーカーのものを使用。常時80~90種類を用意し、クラフトをするときはひとりあたり50滴ぐらい入れるので、それだけでも相当お得。作ったものはその日のうちに完成するので、即持ち帰ることができます。最近はハーブのスイーツや旬のものを使ったお菓子を焼いて、生徒さんに出しているとこのと。これからアロマを楽しみたい人、今よりもっとアロマにのめり込みたい人、ぜひレッスンを受けてみてください!

櫛野久美子interview #1:生徒を飽きさせないコツはオンリーワンの手作り感を出すこと! >>

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

この記事をシェアする
アイキャッチ

編集部のおすすめ

関連記事