人手不足だった1社目時代。多忙はありがたいという考え方に【美容師 TATSUYAさん】♯1

ゲーム実況を中心に世界的な人気を誇る、加藤純一さんがプロデュースするヘアサロン「CUT純」。「格好悪いやつを、格好よく」をコンセプトに、東京・青山と渋谷に2店舗を展開する人気のサロンです。今回は、入社1年目でスタイリストを務めているTATSUYAさんにお話しを伺いました。

美容学生時代は作品作りの機会の多かったというTATSUYAさん。ほかの同級生とは異なるユニークな仕上がりにこだわるなかで、学校から「ユニークの前に王道を極めるべき」という指摘をされて基本の大切さに気づいたといいます。

美容学校を卒業後、地元である埼玉・大宮エリアのサロンに就職したTATSUYAさんは人手不足によるハードワークで大変な思いをしました。しかし、仕事量に伴って経験も多く積めることに感謝を見出したことで、挫折することなく働き続けられたそうです。

今回、お話を伺ったのは…

「CUT純」スタイリスト

TATSUYAさん

日本美容専門学校を卒業後、埼玉・大宮エリアの美容室に就職。13年間在籍した後、「CUT純」へ転職。現在入社1年目でスタイリストを務める。

インスタグラム

TATSUYA’S PROFILE

お名前

TATSUYA

出身地

埼玉県出身

出身校

日本美容専門学校

プライベートの過ごし方

自宅で動画や映画を鑑賞しながらゆっくりと過ごすことが多いです。

音楽を聴くことも好きなので、たまにライブやフェスに行くこともあります。

趣味・ハマっていること

コレクションが好きで、過去にはスニーカーや漫画、フィギュアを集めていました。

最近はバイクに興味を持っていて、購入を検討しています。

仕事道具へのこだわり

メーカーのこだわりはありませんが、カットするスタイルやお客様の髪の状態などによって何本か使い分けています。いまは自然なスタイルを作りやすい笹刃のシザーを使うことが多いです。

「ユニークの前に王道を極めるべき」。基本の大切さを学んだ指摘

専門学生時代は作品作りの機会が多かったと話すTATSUYAさん

――美容師を目指そうと思ったきっかけから教えてください。

手に職をつけられる仕事だったことがきっかけでした。図書館司書やファッションデザイナーなどほかにも興味のある仕事はたくさんあったんです。でも、髪は生え続けるものなのでどの地域にもお客様は必ずいますし、美容師免許を取得すれば職探しに困ることはない。そういった将来性と仕事の楽しさなどを考えた結果、美容師の道に進むことを決めました。

また、当時は「chokichoki」などの美容雑誌が流行していた時代で、美容師の人気も高かったので単純にモテそうという思いもありました(笑)。

――美容学生時代は、どのように過ごしていましたか?

同級生とのコミュニケーションを大切にしていました。授業内での会話はもちろん、放課後や休日に同級生と一緒に出かけたりすることも多かったです。

また学校では作品を作る機会が多く、コンテストはもちろん、定期テストに作品作りの課目もありました。クリエイティブな技術を学ぶ授業も多かったんですが、当時は国家試験に対する不安がありましたね。

――作品を作る際、TATSUYAさんなりにこだわっていたことはありましたか。

はじめは同級生とは異なるユニークな作品に仕上げることにこだわっていました。ただ、ある時に学校から「ユニークであることは素敵だけれども、ユニークに進む前に王道を極めるべき」と指摘されて。そこで基本の技術を磨く大切さに気づきました。

もちろん、ほかの人と異なることを追い求める意識も大切だと思います。就職後はお客様の悩みやライフスタイルを聞いたうえで提案することが求められます。学校で基礎をしっかり身につけて、さらに発想力を鍛えておくと、幅広い提案力を持った状態でサロンワークに臨めるかと。

高い技術力の獲得を目指した就職活動

就活当時のTATSUYAさんは、他人とのコミュニケーションに苦手意識があったそう

――TATSUYAさんの就職活動はいかがでしたか。

実家のある埼玉県・大宮周辺に絞ってサロンを探していました。

――その先でたどり着いたサロンに入社を?

はい。老若男女の幅広い年齢層から支持を得ている地域密着型のサロンでした。入社を決めた理由としては、都内の有名店で働いていた方がオーナーを務めていたので、美容師に必要な技術を高いレベルで学べると思ったからです。

――なるほど。

あと、お店自体がオープンしたばかりだったことも選んだ理由のひとつです。今はほとんど解消されているのですが、当時の僕はコミュニケーションに若干の苦手意識がありました。オープンから時間が経ち、人間関係が確立されたサロンでは、環境になじめないかもしれないと思っていたんです。

考え方が変化した、大宮のサロン時代

スタイリストデビューをして、責任感が大きくなったというTATSUYAさん

――1社目のサロンへ入社されたときは、どのようなことを感じましたか。

人手不足の問題があって大変でした。鏡面6席に対してスタッフが4名、うちアシスタントは僕を含めて2名だったのですが、もうひとりが体調を崩しやすい方だったためほとんどひとりでアシスタント業務をこなしていました。お客様のシャンプーを次から次へと休む暇もなく取り組んでいた時期があったことも覚えています。

オープンから日が浅い時期で、オーナー的にはどんどん集客して経営に勢いをつけたいという思いがあったのだと思います。

――入社早々、大変だったのですね。

はい。でも、人数の少なさに苦労を感じる一方で、仕事量に伴って経験値も多く積める点に喜びを感じることもありました。ある日、友人から「都内の大型サロンでは仕事や挑戦のチャンスをなかなかもらえない」と聞いて。自分のいる環境が恵まれていると認識してからは、仕事が忙しいことはありがたいことだと考え方が変わったんです。

教育の面ではマンツーマン指導が多く、技術に疑問があったら聞きやすい環境だったので、カリキュラムも着実に進めることができたんです。

――デビューはいつごろだったのでしょうか?

入社4年目のころでした。ただ当時の僕は技術にまだ不安があったので、オーナーと相談のもと、初めは1日の施術枠を少なくして徐々に枠数を増やしデビューしていくという形式にしていただきました。

――スタイリストに就任してみて、どのような変化がありましたか。

責任感が大きくなりました。お客様は、仕上げた髪型で1ヶ月以上を過ごすことになりますし、地元密着型サロンはとくにリピート率が大切なので行動1つひとつが慎重になりました。


後編では「CUT純」に転職してからのTATSUYAさんのキャリアについて伺います。昔は美容室が苦手で、理想のヘアスタイルをうまく伝えられたなかったというTATSUYAさん。その経験から、お客様の理想を的確にとらえるために丁寧なカウンセリングやスタイリングでの再現を心掛けているそうです。後編もお楽しみに!


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CUT純
住所:東京都港区南青山2-11-13 青山サクセスビル2F
TEL:03-6447-1761

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